ソフトバンクに完敗の阪神 四球を奪えない敗戦は黄信号のサイン?
近本は打率.366と気を吐いているものの、チームの打線は全体的に低調だ(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
昨シーズンに38年ぶりの日本一に輝いた阪神がオープン戦で苦戦している。ここまで15試合を終えて2勝12敗1分。勝率.143とまったく結果が出ていない。オープン戦はあくまで調整の場ではあるが、来週にシーズン開幕を迎えることを鑑みると、そろそろチーム状態を上げてほしいと願っている虎党は少なくないだろう。
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そんなファンの願いとは裏腹に、20日のソフトバンク戦では4-0の完封負けを喫した。試合内容は芳しくなく、とりわけ打撃陣が精彩を欠いた。三塁さえ踏むことができず、さらには27個のアウトのうち11個が三振。1イニングに1人以上は三振している計算になる。三振の多さはもちろん、ソフトバンクのマウンドに上がった4投手に計118球しか投げさせられなかったのも気になるところ。とりわけ無四球での完封負けだったことは特筆すべきだろう。
阪神は昨シーズン、チーム全体の四球数が494と12球団最多を記録。四球をもぎ取りながら、チャンスを拡大して得点につなげる戦い方で勝ち星を積み上げていた。オープン戦の個人成績に目を向けると、前川右京が両リーグトップの8四球、昨シーズンリーグトップの104四球の大山悠輔は両リーグ5位の5四球と一部の選手は数字を残している。
それでも、四球を1つも奪えなかった20日の試合結果を鑑みると、昨年のような戦い方ができてるとは言えないだろう。実際、オープン戦の平均得点が2.93点であり、得点に結びつく四球を奪えているとは言い難い。
オープン戦のチーム防御率は両リーグワースト11位の3.61。さらには両リーグワーストの15失策と、昨シーズン得意にしていた守り勝つ野球も影を潜めている。何とか残り試合で攻守ともに状態を上げ、昨シーズンのような相手を苦しめる野球を見せたいところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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