第二世代FIA-F4マシン『MCS4-24』の販売受付がスタート。初期ロット販売予定数は40台
3月24日、2024年シーズンよりFIA-F4選手権で採用される東レ・カーボンマジック製の第2世代車両『MCS4-24』の販売受付が開始された。販売価格はベース車両、装着義務パーツ類、組立費用を含めて1台1199万円(税込)となり、エンジンに関しては別途トムスとのリース契約が必要となる。
FIA-F4はF1を頂点とするフォーミュラレースの入門カテゴリーとしてFIA世界自動車連盟により制定され、2014年にイタリアを皮切りに各国でシリーズがスタート。日本ではGTアソシエイションがプロモーターとなり、2015年よりスーパーGTのサポートレースとして開催されている。
トップドライバーを目指す若手の登竜門として、または、ハイアマチュアの活躍の場として多くのエントラントを擁する国内屈指のシリーズに成長。現在F1に参戦する角田裕毅(アルファタウリ)や、スーパーGT GT500クラスに参戦するドライバーを複数輩出するなど、多くの実績を残してきた。
日本のFIA-F4では、2015年の開催初年度より童夢製シャシー『童夢F110』、そしてトムス製1987cc直列4気筒自然吸気エンジン『TZR42』が使用されてきたが、この第一世代車両はFIAの規則上2023年までとなる。
そのため、2024年以降の開催を見据え、2021年9月にシャシー、エンジン、エンジンオイル、タイヤのサプライヤー公募が行われ、シャシーは東レ・カーボンマジックが開発した『MCS4-24』、エンジンはトムスが開発した『TMA43』に。タイヤはダンロップ(住友ゴム工業)、エンジンオイルはペトロナス(ペトロプラン)、ホイールはTWS製となることが決定した。
2024年からの新車両によるシリーズに向け、3月24日より『MCS4-24』の販売受付が開始された。申込み1次受付期間は3月24日から5月31日までとなり、この期間は2022年のシーズン年間登録エントラント限定での先行受付となる。6月1日以降は幅広く申し込みを受け付けるとのことだが、今回の販売予定台数の40台に達し次第、受付終了となる。
『MCS4-24』ローリングシャシーの販売価格は1199万円(税込)。なお、この価格にはホイール1セット、組立費に加え、装着義務のシートギャップフィラーとキャタライザーを含む。また、この価格は滋賀県の東レ・カーボンマジック工場渡しの価格となり輸送費は含まれない。そして、1199万円(税込)は今回販売する40台の価格となる。エンジンについては別途トムスとのリース契約(1年間/151万8000円税込 ※2回のOH費用含)が必要だ。
車両引渡しは11月からスタート予定。なお、購入された『MCS4-24』は、全14戦の開催が見込まれる2024年シーズンFIA-F4への年間公式登録が義務づけとなっている。3月24日から開始したFIA-F4第2世代車両『MCS4-24』の購入申し込み方法を含む詳細は、FIA-F4公式サイト(URL:https://fiaf4.wordpress.com/)を確認してほしい。
「車両」をもっと詳しく
BIGLOBE旅行 都道府県民限定プランのご紹介♪
「車両」のニュース
-
GT300予選でヨコハマがトップ3独占。タイヤ無交換を武器とするブリヂストンには「速さで勝負」5月4日9時0分
-
目を疑う『クロネコヤマトの車両』 その正体に「二度見した」「これはビビる」5月3日11時23分
-
札幌—夕張結ぶ高速バスが消滅へ…50人乗りに乗客数人、運転手不足・車両老朽化も追い打ち5月3日9時20分
-
「撮り鉄」、地域と共存を マナー向上へ対策、鳥取5月2日16時52分
-
株式会社ストリーモ、「SusHi Tech Tokyo 2024 ショーケースプログラム」にて協賛パートナーとして試乗体験とスタッフ向けの車両を提供5月2日14時16分
-
エートス協同組合、あきる野市と被災車両の移動等に関する災害協定を締結5月1日16時8分
-
秩父鉄道「わくわく鉄道フェスタ」を開催! SL「門鉄デフ(CH-2タイプ)」装備をお披露目へ5月1日16時0分
-
新車両は「青い食パン」? 福岡市地下鉄、今秋から5月1日15時30分
-
高速道路が陥没し車両18台が飲み込まれる=19人死亡、30人負傷—広東省5月1日14時10分
-
乗客は1日13人…JR西が困り果てる「赤字ローカル線」1ミリも譲らない地元自治体の言い分とは?5月1日7時30分