大幅な収益減を予想するF1、コスト削減策として2022年用風洞作業の凍結を検討
AUTOSPORT web2020年3月25日(水)16時7分
F1は、コストを圧縮する手段のひとつとして、2022年型マシンの開発に関して風洞の使用を2021年2月まで禁止する見通しであると伝えられている。
世界的なコロナウイルス危機は、2020年F1において大きな障害となっている。現時点でシーズンの序盤8戦は中止か延期が決定、延期扱いの一部は日程変更によって開催される可能性があるものの、チームは多額の収益を奪われる見込みだ。
F1は2021年に大規模な規則変更を行う予定だった。しかしチームが資金不足により苦境に陥ることを防ぐため、F1上層部とFIAは新規則導入を1年先送りにすることにし、チームは現状の2020年型シャシーを2021年も使用することで合意した。この措置により今年の設計開発コストを削減できることが期待されている。
2021年に2020年型シャシーを使用することで合意したと発表した際に、FIAの声明には「さらなるコンポーネントの凍結の可能性が今後議論される予定だ」と記されていた。
ドイツの『Auto Motor und Sport』(AMUS)の報道によると、パワーユニット、ギヤボックス、ホイールハブおよび様々なサスペンション部品、ラジエターと冷却系の部品、また特定の空力領域の部品の凍結が決定されているという。
さらにAMUSは、F1は並行開発によるコストを避けるために、今年の残りの期間に2022年型デザインに関連する風洞作業を一時的に禁止する予定であるとも報じている。
また、2021年の予算制限を1億7500万ドル(約194億円)から引き下げることを、F1とFIAが望んでいるともいわれる。その措置が、経済力の乏しいチームが生き残る助けになる可能性がある。
「凍結」をもっと詳しく
「凍結」のニュース
-
ファッショナブルに首元ひんやり、付け襟のようなアイスカラー「hieru アイスカラー」新発売4月24日14時16分
-
ジャパン・フード・セレクションのグランプリを受賞したアベ鳥取堂の「山陰鳥取かにめし」が、プロトン凍結を用いた冷凍グルメ駅弁に。自社直営の ECショップ等で販売開始4月23日18時16分
-
G7外相、ロシア凍結資産活用へ検討継続 ウクライナ支援に向け4月19日20時3分
-
なりすまし詐欺広告と“誤認”か 「ホリエモンAI学校」、Metaに広告アカウントを凍結される 運営会社は「ずさん」と苦言4月19日12時44分
-
ロシア凍結資産、G7がウクライナ融資の担保に活用検討=欧州委高官4月19日11時44分
-
ガザ病院で凍結保存中の胚数千個が死滅、イスラエルの攻撃で4月18日11時56分
-
「今年の夏も全国的に猛暑か」早めの暑さ対策に【28以下で自然凍結する】新発売のネッククーラー『首元ひんやり君』を。定番の冷感グッズがもっと冷んやり、もっと快適になってベルモンドから新登場。4月11日14時16分
-
デイブレイク、仙台に凍結テストができるテストルームを開設4月1日12時46分
-
3/29(金)関東地区保管センター 細胞・検体保管サービス -80帯、-30帯、5帯の個体管理(チューブ単位)保管サービスを新たに開始3月29日11時16分
-
「エレビット(R)」が、オンラインセミナー「人生を変えるプレコンセプションケア〜凍結卵子を使わない未来〜」に参加3月26日17時16分