Jリーグが段階的な公式戦再開を発表…J3は4月中、J1は5月9日に開催へ
サッカーキング2020年3月25日(水)14時48分
Jリーグの村井満チェアマン(写真は今年2月のもの) [写真]=Getty Images
Jリーグの村井満チェアマンは25日、Webでのメディアブリーフィングを行い、2020明治安田生命Jリーグ全試合の再開日時を再び延期することを発表した。
新型コロナウイルスの影響で、当初Jリーグでは2月25日から3月15日に予定されていた公式戦の全試合を延期し、3月18日からの再開を目指すと発表していた。その後、専門家の助言も受け、3月中の公式戦延期が発表され、4月3日の再開が目指されていた。
しかし、23日に行われたJリーグと日本野球機構(NPB)による第4回「新型コロナウイルス対策連絡会議」で、専門家からは「4月のはじめではなく、少し後半にやって頂きたい」との提言があるなど、再開の再延期が検討されていた。
そして、メディアブリーフィングを実施した村井チェアマンは、これまでの専門家の提言を踏まえて、「改めてJリーグとしては感染拡大を阻止していく。政府や行政の方針に協力にしっかりと協力していこう」という方針であることを強調しつつ、「スポーツの価値もしっかりと提供していく努力も怠らず、準備をしていこう。スポーツの価値を国民の皆様に提供していく努力を重ねる」ことを語った。
そして、5つの合意点があったことを明かし、「再開目標として4月3日を掲げていたが、これを延期することを決定」したことを発表。その理由としては、「お客様を守るための装備等々の準備が必要」だったとして、マスク7万枚や10万人相当分の消毒関係300リットルなどは確保できたものの、体温を測定するサーモメーターが「おそらく全クラブで450程度ほど必要となる。これの入手は段階的に計画されており、第一弾が4月3日から。概ね450程度揃うのは4月18日と見立てています。そういう意味で4月3日(再開)は断言せざるを得ない」という結論に至ったと説明した。
また、再開目処のタイミングについては「4月18日にサーモメーターが入手できるが、その運用にはスキルが必要となる。外気に触れるなかでの測定は、風や温度、日陰等、様々な要素を考慮しながら運用しなければならない。一定程度の準備期間が必要」だとして、4月25日に「J3の先行公式戦再開を想定している」ことを明かした。
J3を先行することで、J1、J2が全面的なバックアップをし、「J1、J2の利用レベルの習熟度を上げていく」ことが重要であることを強調。J2の開幕については「5月2日再開を想定」し、J1は「ゴールデンウィークを挟む形で5月9日の再開で準備を進めている」と段階的に再開を準備していくことを発表した。
専門家からは「イベント開催の留意事項は密閉した場、密集、密接などが感染を拡大する可能性がある」との提言を受け、「Jリーグは密閉という心配は多くのケースで回避されているという認識」があるが、密集と密接について以下のように対策を行うことを明かした。
「密集ということに関して、全国各地から集まることが懸念されている。詳細はこれから決めることになるが、2カ月を目処にアウェイのお客様の自粛をお願いすることを想定している。ホームもアウェイのお客様も遠距離から訪れる人もいて、一概なルール付けは難しいが、一定期間アウェイ席を設けないことを中心に詳細を詰めていく。これが密集に対する我々の姿勢です」
また、密接の対策は「原則として、観客席や指定席等は前後左右を空けることを想定」すると発表。「前後左右の客席を空けることになると、収容率は50パーセント以下になる。これを目指すことで密接度合いを軽減していく」ことが狙いだと語った。
そして、「一旦4月25日、5月2日、9日を想定して準備をするが、新型コロナウイルスの状況は刻々と変わるなかで予断を許さない状況も考えられる。政府や行政、東道府県、市町村から自粛の要請があれば、即座にそれに従っていく。無観客で行うなどの判断をするか、日程変更を試みるかなどを考えていく」と柔軟な対応をしていくことを強調した。
新型コロナウイルスの影響で、当初Jリーグでは2月25日から3月15日に予定されていた公式戦の全試合を延期し、3月18日からの再開を目指すと発表していた。その後、専門家の助言も受け、3月中の公式戦延期が発表され、4月3日の再開が目指されていた。
しかし、23日に行われたJリーグと日本野球機構(NPB)による第4回「新型コロナウイルス対策連絡会議」で、専門家からは「4月のはじめではなく、少し後半にやって頂きたい」との提言があるなど、再開の再延期が検討されていた。
そして、メディアブリーフィングを実施した村井チェアマンは、これまでの専門家の提言を踏まえて、「改めてJリーグとしては感染拡大を阻止していく。政府や行政の方針に協力にしっかりと協力していこう」という方針であることを強調しつつ、「スポーツの価値もしっかりと提供していく努力も怠らず、準備をしていこう。スポーツの価値を国民の皆様に提供していく努力を重ねる」ことを語った。
そして、5つの合意点があったことを明かし、「再開目標として4月3日を掲げていたが、これを延期することを決定」したことを発表。その理由としては、「お客様を守るための装備等々の準備が必要」だったとして、マスク7万枚や10万人相当分の消毒関係300リットルなどは確保できたものの、体温を測定するサーモメーターが「おそらく全クラブで450程度ほど必要となる。これの入手は段階的に計画されており、第一弾が4月3日から。概ね450程度揃うのは4月18日と見立てています。そういう意味で4月3日(再開)は断言せざるを得ない」という結論に至ったと説明した。
また、再開目処のタイミングについては「4月18日にサーモメーターが入手できるが、その運用にはスキルが必要となる。外気に触れるなかでの測定は、風や温度、日陰等、様々な要素を考慮しながら運用しなければならない。一定程度の準備期間が必要」だとして、4月25日に「J3の先行公式戦再開を想定している」ことを明かした。
J3を先行することで、J1、J2が全面的なバックアップをし、「J1、J2の利用レベルの習熟度を上げていく」ことが重要であることを強調。J2の開幕については「5月2日再開を想定」し、J1は「ゴールデンウィークを挟む形で5月9日の再開で準備を進めている」と段階的に再開を準備していくことを発表した。
専門家からは「イベント開催の留意事項は密閉した場、密集、密接などが感染を拡大する可能性がある」との提言を受け、「Jリーグは密閉という心配は多くのケースで回避されているという認識」があるが、密集と密接について以下のように対策を行うことを明かした。
「密集ということに関して、全国各地から集まることが懸念されている。詳細はこれから決めることになるが、2カ月を目処にアウェイのお客様の自粛をお願いすることを想定している。ホームもアウェイのお客様も遠距離から訪れる人もいて、一概なルール付けは難しいが、一定期間アウェイ席を設けないことを中心に詳細を詰めていく。これが密集に対する我々の姿勢です」
また、密接の対策は「原則として、観客席や指定席等は前後左右を空けることを想定」すると発表。「前後左右の客席を空けることになると、収容率は50パーセント以下になる。これを目指すことで密接度合いを軽減していく」ことが狙いだと語った。
そして、「一旦4月25日、5月2日、9日を想定して準備をするが、新型コロナウイルスの状況は刻々と変わるなかで予断を許さない状況も考えられる。政府や行政、東道府県、市町村から自粛の要請があれば、即座にそれに従っていく。無観客で行うなどの判断をするか、日程変更を試みるかなどを考えていく」と柔軟な対応をしていくことを強調した。
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