“非W杯組”の西村拓真が得た手応えと危機感「悔しいですけど、自分に可能性を感じます」
サッカーキング2023年3月28日(火)23時20分
コロンビア戦はスタメンでピッチに立った西村拓真 [写真]=金田慎平
キリンチャレンジカップ2023が28日に行われ、日本代表はコロンビア代表に1-2で敗れた。試合後、西村拓真(横浜F・マリノス)が取材に応じた。
24日に行われたウルグアイ代表戦では交代でピッチに立った直後の75分、伊東純也(スタッド・ランス/フランス)からの折り返しを左足で流し込み、同点ゴールを記録。中3日で迎えるコロンビア代表との一戦ではトップ下のポジションでスタメンの座を射止めた。「いつも通り自分のプレーを出すということは意識していました」と話した西村は、持ち前の運動量を武器に攻撃時には様々な局面に顔を出し、守備時にも町野修斗(湘南ベルマーレ)と共に前線でパスコースを限定した。59分に久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)と交代するまでピッチを走り続けたが、チームとしては1-2の逆転負け。「これが今の自分の実力だと思いますし、負けたのが1番悔しいです」と語った。
試合は開始早々の3分に三笘薫(ブライトン/イングランド)のヘディングシュートで先制しながら、その後訪れたチャンスをモノにすることができなかった。西村自身にも惜しいシュートチャンスがあった。40分、ウルグアイ代表戦と同様に伊東からの折り返しを受けると、ペナルティエリアに入るかどうかといった位置から左足を一閃。低い弾道で狙ったシュートはゴール右へと外れた。「あのような部分(決め切る部分)も差だと感じています」と語った西村は「悔しいですけど、自分に可能性を感じます」と今後に向けたポジティブな手応えも明かしている。
「チャンスもありましたし、そこで決めきれなかったのも自分の実力です。味方とどう崩していくかの部分はもっと突き詰めていく必要があると思いますし、個人の打開力や強さなどいろんな部分でのレベルアップが必要です。自分の中では今後に向けてポジティブな試合でした」
ウルグアイ戦の後、西村は「W杯組との差」という言葉を繰り返し使っていた。それは日本代表の一員として合宿で共にプレーし、公式戦のピッチで共闘したからこそ感じたものなのだろう。コロンビア代表戦では8名の“W杯組”とともにスタメン出場し、自身の強みも発揮したように映ったが、このチームでの“生き残り”に向けては「とにかく自分自身のレベルアップが必要です。本当に高いレベルに行かないとまずいなと思います」と危機感を露わにしている。周囲との関係性の中で“活かし、活きる”西村にとってはチームメイトとの連携面も自身の能力を発揮するために重要な要素だが、「それが代表なんで。そこは自分がコミュニケーションを取ってやっていかないといけない」ときっぱり。「まずは個人のできることを増やしていくというのが、この先の自分にとって1番大切だと思う。そこの作業をやっていきたい」と成長への貪欲さを示した。
これで3月の代表活動は終了し、西村は所属クラブの横浜FMに帰って再びチームメイトと凌ぎを削る。「本当に1日1日を大事にして、絶対にレベルアップして、日本代表の力になれるように、もっと凄い選手になっていきたい」。“日本代表としての西村拓真”のストーリーは、まだ始まったばかりだ。
24日に行われたウルグアイ代表戦では交代でピッチに立った直後の75分、伊東純也(スタッド・ランス/フランス)からの折り返しを左足で流し込み、同点ゴールを記録。中3日で迎えるコロンビア代表との一戦ではトップ下のポジションでスタメンの座を射止めた。「いつも通り自分のプレーを出すということは意識していました」と話した西村は、持ち前の運動量を武器に攻撃時には様々な局面に顔を出し、守備時にも町野修斗(湘南ベルマーレ)と共に前線でパスコースを限定した。59分に久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)と交代するまでピッチを走り続けたが、チームとしては1-2の逆転負け。「これが今の自分の実力だと思いますし、負けたのが1番悔しいです」と語った。
試合は開始早々の3分に三笘薫(ブライトン/イングランド)のヘディングシュートで先制しながら、その後訪れたチャンスをモノにすることができなかった。西村自身にも惜しいシュートチャンスがあった。40分、ウルグアイ代表戦と同様に伊東からの折り返しを受けると、ペナルティエリアに入るかどうかといった位置から左足を一閃。低い弾道で狙ったシュートはゴール右へと外れた。「あのような部分(決め切る部分)も差だと感じています」と語った西村は「悔しいですけど、自分に可能性を感じます」と今後に向けたポジティブな手応えも明かしている。
「チャンスもありましたし、そこで決めきれなかったのも自分の実力です。味方とどう崩していくかの部分はもっと突き詰めていく必要があると思いますし、個人の打開力や強さなどいろんな部分でのレベルアップが必要です。自分の中では今後に向けてポジティブな試合でした」
ウルグアイ戦の後、西村は「W杯組との差」という言葉を繰り返し使っていた。それは日本代表の一員として合宿で共にプレーし、公式戦のピッチで共闘したからこそ感じたものなのだろう。コロンビア代表戦では8名の“W杯組”とともにスタメン出場し、自身の強みも発揮したように映ったが、このチームでの“生き残り”に向けては「とにかく自分自身のレベルアップが必要です。本当に高いレベルに行かないとまずいなと思います」と危機感を露わにしている。周囲との関係性の中で“活かし、活きる”西村にとってはチームメイトとの連携面も自身の能力を発揮するために重要な要素だが、「それが代表なんで。そこは自分がコミュニケーションを取ってやっていかないといけない」ときっぱり。「まずは個人のできることを増やしていくというのが、この先の自分にとって1番大切だと思う。そこの作業をやっていきたい」と成長への貪欲さを示した。
これで3月の代表活動は終了し、西村は所属クラブの横浜FMに帰って再びチームメイトと凌ぎを削る。「本当に1日1日を大事にして、絶対にレベルアップして、日本代表の力になれるように、もっと凄い選手になっていきたい」。“日本代表としての西村拓真”のストーリーは、まだ始まったばかりだ。
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