注目が集まるバイエルンの次期監督…ジダン氏招へいならリベリー氏がコーチとして帰還?
サッカーキング2024年3月29日(金)19時58分
来季のバイエルンは“フランス人コンビ”が指揮!? [写真]=Getty Images
バイエルンは来季以降のトップチームを率いる新監督候補を複数リストアップしているが、そのなかにはかつてレアル・マドリードで成功を収めたジネディーヌ・ジダン氏と、現役時代にバイエルンで圧巻の活躍を見せたフランク・リベリー氏の“セット”も含まれているようだ。ドイツメディア『ビルト』が28日に報じた。
ドイツの“絶対王者”として、前人未到のブンデスリーガ12連覇を目指すシーズンを過ごしながら、現在バイエルンは首位を走るレヴァークーゼンに勝ち点差「10」をつけられている。取りこぼしも目立つシーズンのなか、2月21日には当初2025年6月30日までとなっていたトーマス・トゥヘル現監督との契約を1年間前倒しして解消することを発表した。
このような状況を受けて、バイエルンの次期監督候補には大きな注目が集まっている。2019-2020シーズンにクラブを三冠獲得に導いたハンジ・フリック氏や、現在シュトゥットガルトで指揮官を務めるセバスティアン・ヘーネス監督なども候補として名前が挙がったが、『スカイ・ドイツ』など複数のメディアが“最有力候補”として報じたのはレヴァークーゼンを率いるシャビ・アロンソ監督だ。
リヴァプールも次期監督候補としてX・アロンソ氏に熱視線を送っていたが、イギリスメディアなど『BBC』複数のメディアによると、同監督は今夏の移籍市場ではクラブを離れる意思を持っていないという。移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏も、X・アロンソ監督の契約には2025年7月から有効となる契約解除条項が付随していることから、それまではレヴァークーゼンに残留する見込みだと報じた。また、『BBC』は28日にバイエルンの名誉会長を務めるウリ・ヘーネス氏のコメントを紹介しており、そのなかで同氏は「不可能ではないにしても、恐らく連れてくるのは難しいだろう」と語っている。
X・アロンソ監督のレヴァークーゼン残留が濃厚と報じられたことで、バイエルンの次期監督候補は誰になるのかが再び注目の的となっているが、今回の報道によると、あくまで“プランA”はX・アロンソ監督で、その決定は既にクラブ内部で下されている模様だ。“プランB”として熱視線を送っているのは、ブライトンを率いるロベルト・デ・ゼルビ監督。X・アロンソ監督の招へいが困難となったことで、バイエルンはデ・ゼルビ監督側との交渉を水面下でスタートさせているという。
上記の2つのプランが難しくなった場合、バイエルンは現在のリストから最も適した人物を選ぶこととなるが、そのなかには“フランス人のセット”が含まれているようだ。まず、監督して関心を示しているのはジダン監督。現役時代にはユヴェントスやレアル・マドリードで数々のトロフィーを掲げ、さらにはフランス代表でもFIFAワールドカップフランス1998を制した希代のテクニシャンは、指導者転身後も類稀な手腕を発揮。古巣のレアル・マドリードでチャンピオンズリーグ(CL)3連覇をはじめ、合計11ものタイトルをもたらした存在だ。
そして、ジダン監督のアシスタントコーチとして、リベリー氏を呼び戻す計画が動いているという。現役時代のリベリー氏は2007年夏にマルセイユからバイエルンへ完全移籍加入すると、12シーズンにもわたってバイエルンで活躍。9度のブンデスリーガ優勝、6度のDFBポカール制覇だけでなく、2012-13シーズンにはクラブを12年ぶりのCL制覇へ導いた。特に、元オランダ代表FWアリエン・ロッベン氏との“両翼”は「ロベリー」と称され、一時代を築いたコンビだった。
リベリー氏は2022年10月にサレルニターナで現役を引退すると、そのまま同クラブのテクニカルコーチに就任。だが、チームが最下位に低迷する苦しいシーズンを過ごすなかで、今年3月にステファノ・コラントゥオーノ氏が今季4人目の監督としてクラブにやって来ると、そのタイミングでテクニカルコーチの座を離れたという。一時期はバイエルンがアカデミー部門のコーチとしてリベリー氏を招へいする可能性も報じられていたが、今回の報道によると、行き先がトップチームになる可能性も0ではなさそうだ。
一方で、以前から指摘されてきたように、ジダン氏がドイツ語を話せないことが交渉の障壁となる可能性は低くはない。バイエルンは現在のトップチームが国際色豊かになったことで、監督に必須条件としてドイツ語の知識を求めているわけではないという。実際、トゥヘル現監督もスピーチは英語で行う機会が多いようだ。だが、ジダン氏は過去に「その国の言葉を話せずにクラブに行く監督がいることは知っているし、リスペクトもしているが、私のやり方は異なる」と発言していた。現在の考えが変わっている可能性は無きにしも非ずだが、語学面が壁となり、バイエルン行きに消極的となることも指摘できる。
監督としてレアル・マドリードで成功を収めたジダン監督と、選手時代にバイエルンに“栄光”をもたらしたリベリー氏。果たして、この2名がクラブにやってくる未来はあるのだろうか。
ドイツの“絶対王者”として、前人未到のブンデスリーガ12連覇を目指すシーズンを過ごしながら、現在バイエルンは首位を走るレヴァークーゼンに勝ち点差「10」をつけられている。取りこぼしも目立つシーズンのなか、2月21日には当初2025年6月30日までとなっていたトーマス・トゥヘル現監督との契約を1年間前倒しして解消することを発表した。
このような状況を受けて、バイエルンの次期監督候補には大きな注目が集まっている。2019-2020シーズンにクラブを三冠獲得に導いたハンジ・フリック氏や、現在シュトゥットガルトで指揮官を務めるセバスティアン・ヘーネス監督なども候補として名前が挙がったが、『スカイ・ドイツ』など複数のメディアが“最有力候補”として報じたのはレヴァークーゼンを率いるシャビ・アロンソ監督だ。
リヴァプールも次期監督候補としてX・アロンソ氏に熱視線を送っていたが、イギリスメディアなど『BBC』複数のメディアによると、同監督は今夏の移籍市場ではクラブを離れる意思を持っていないという。移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏も、X・アロンソ監督の契約には2025年7月から有効となる契約解除条項が付随していることから、それまではレヴァークーゼンに残留する見込みだと報じた。また、『BBC』は28日にバイエルンの名誉会長を務めるウリ・ヘーネス氏のコメントを紹介しており、そのなかで同氏は「不可能ではないにしても、恐らく連れてくるのは難しいだろう」と語っている。
X・アロンソ監督のレヴァークーゼン残留が濃厚と報じられたことで、バイエルンの次期監督候補は誰になるのかが再び注目の的となっているが、今回の報道によると、あくまで“プランA”はX・アロンソ監督で、その決定は既にクラブ内部で下されている模様だ。“プランB”として熱視線を送っているのは、ブライトンを率いるロベルト・デ・ゼルビ監督。X・アロンソ監督の招へいが困難となったことで、バイエルンはデ・ゼルビ監督側との交渉を水面下でスタートさせているという。
上記の2つのプランが難しくなった場合、バイエルンは現在のリストから最も適した人物を選ぶこととなるが、そのなかには“フランス人のセット”が含まれているようだ。まず、監督して関心を示しているのはジダン監督。現役時代にはユヴェントスやレアル・マドリードで数々のトロフィーを掲げ、さらにはフランス代表でもFIFAワールドカップフランス1998を制した希代のテクニシャンは、指導者転身後も類稀な手腕を発揮。古巣のレアル・マドリードでチャンピオンズリーグ(CL)3連覇をはじめ、合計11ものタイトルをもたらした存在だ。
そして、ジダン監督のアシスタントコーチとして、リベリー氏を呼び戻す計画が動いているという。現役時代のリベリー氏は2007年夏にマルセイユからバイエルンへ完全移籍加入すると、12シーズンにもわたってバイエルンで活躍。9度のブンデスリーガ優勝、6度のDFBポカール制覇だけでなく、2012-13シーズンにはクラブを12年ぶりのCL制覇へ導いた。特に、元オランダ代表FWアリエン・ロッベン氏との“両翼”は「ロベリー」と称され、一時代を築いたコンビだった。
リベリー氏は2022年10月にサレルニターナで現役を引退すると、そのまま同クラブのテクニカルコーチに就任。だが、チームが最下位に低迷する苦しいシーズンを過ごすなかで、今年3月にステファノ・コラントゥオーノ氏が今季4人目の監督としてクラブにやって来ると、そのタイミングでテクニカルコーチの座を離れたという。一時期はバイエルンがアカデミー部門のコーチとしてリベリー氏を招へいする可能性も報じられていたが、今回の報道によると、行き先がトップチームになる可能性も0ではなさそうだ。
一方で、以前から指摘されてきたように、ジダン氏がドイツ語を話せないことが交渉の障壁となる可能性は低くはない。バイエルンは現在のトップチームが国際色豊かになったことで、監督に必須条件としてドイツ語の知識を求めているわけではないという。実際、トゥヘル現監督もスピーチは英語で行う機会が多いようだ。だが、ジダン氏は過去に「その国の言葉を話せずにクラブに行く監督がいることは知っているし、リスペクトもしているが、私のやり方は異なる」と発言していた。現在の考えが変わっている可能性は無きにしも非ずだが、語学面が壁となり、バイエルン行きに消極的となることも指摘できる。
監督としてレアル・マドリードで成功を収めたジダン監督と、選手時代にバイエルンに“栄光”をもたらしたリベリー氏。果たして、この2名がクラブにやってくる未来はあるのだろうか。
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