森保監督、歴史的大勝のモンゴル戦での姿勢を称賛…国内組の更なる成長にも期待
サッカーキング2021年3月30日(火)23時56分
モンゴルに大勝した日本代表 [写真]=兼子愼一郎
日本代表を率いる森保一監督が、30日に行われた2022 FIFAワールドカップ カタール・アジア2次予選兼AFCアジアカップ 中国2023予選のモンゴル戦を振り返った。
終始試合を支配した日本は、FW大迫勇也のハットトリックや代表デビュー戦となったMF稲垣祥の2ゴールなど大量14得点を奪って勝利。14-0での勝利は、日本のW杯予選における最多得点記録となった。
森保監督はモンゴル戦を振り返って、「対戦相手とのスコアは大差になりましたが、試合の前から結果は決まっていない。なので、選手たちは相手ではなく、自分たちが何をやるかやレベルアップを目指して試合に臨んでくれました。何をやろうとしているかを、見ている皆さんに伝えたいと考えてベストを尽くしてくれたことが嬉しいです。システム変更をしたり、新たに出場した選手がプレーし、新たな融合があったことはよかったです」と内容への満足感を示した。
「システム変更で今後の戦いでオプションとなるような戦いをしてくれ、チームの新たな上積みになってくれた」とも語った森保監督。モンゴル戦の後半から試した、MF南野拓実とMF鎌田大地を並べた4-1-4-1のシステムについては、「4-1-4-1というか4-3-3というか、大迫(勇也)のワントップに2人のシャドーが入る形は新たなオプションを試せたと思っています」とコメント。また、「海外組を中心にやりましたが、何よりも嬉しいのはJリーグで活躍している選手が経験を積み、チームの底上げにトライしてくれたことです。代表の舞台で経験を積んだ選手がJリーグに戻り、Jリーグを盛り上げるプレーをしてくれたら嬉しいです」と、国内組の今後の活躍に期待を寄せた。
森保監督は続けて、25日に行われた国際親善試合の韓国代表戦(○3-0)を含めた3月の代表活動を振り返り、「まずはこのチーム作りにおいて、チームの戦力の幅が広がり、底上げができた。新たな選手の融合と経験値を積んだことがチームのプラスになります。W杯予選を今後戦い、代表活動を続ける中、アクシデントや想定外がいろいろと起こる可能性があります。戦力を落とさず、同じコンセプトで戦うことができると思います」と手応えを示した。
また、今回の代表活動で山根視来(27歳)や松原健(28歳)や稲垣(29歳)ら国内の中堅組にチャンスを与えた意義については、東京オリンピック世代U-24日本代表の活動が並行して行われていたことも踏まえて、次のように語った。
「3月の代表ウイークを考えたとき、A代表は韓国との親善試合とモンゴルとの予選、U-24はアルゼンチンと試合があった。この4試合を1チーム2カテゴリーのA代表と考えたとき、いい経験を積みながら、選手には刺激、経験をしてもらい、成長してもらう、東京五輪への強化、A代表のさらなる強化につながるようにと考えていました。そしてグループ分けをしました。韓国、モンゴル戦で招集したのは若手ではありませんが、自チームで活躍する力のある選手たちです。その選手にA代表の活動に来てもらうことで、まだまだ成長もあると思います。それに、A代表の活動に彼らがまた融合してくれることで、我々としては嬉しい発見、発掘につながり、これからのA代表の活動に厚みができました」
「自チームで活躍することが、国際舞台でも力を発揮できる、日本のサッカーの自信になってくれると嬉しいです。国際経験を積んだ選手が、自チームでさらに成長したいと思ってもらう、さらにA代表を経験した選手を見て、しのぎを削ってくれて、レベルアップにつながってくれると嬉しいです。その先で、Jリーグの盛り上がりにもつながってくれると嬉しいです。我々の活動は代表を通して、選手、チームのレベルや価値を上げるとともに、日本サッカーのレベルアップに少しでも貢献すること。(それらを通じて)日本サッカー全体の盛り上がりにつながればいいと思っています」
森保監督は最後に、新型コロナウイルスの影響が続く中で行われた今回の代表活動について、試合開催に尽力した関係者への感謝を述べた。
「いろいろな方の協力で活動できました。今回、コロナ対策で、大変な中試合をさせていただき、正直試合ができるかどうか、韓国戦前などは感じながら準備していました。チームを支えるスタッフが献身的にチームのために懸命に働いてくれたおかげで試合ができました。皆さんに見ていただきたいくらい、スタッフが試合まで持つのかというくらいの仕事をしてくれて、ありがたかったです。3月の試合ができないかもしれない中、モンゴルの試合をやらせてもらい、ミャンマー戦が延期になった中、韓国と試合ができたことを、多くの方に感謝したいです。恩返しができるようにしていきたいと思えた3月の活動でした」
終始試合を支配した日本は、FW大迫勇也のハットトリックや代表デビュー戦となったMF稲垣祥の2ゴールなど大量14得点を奪って勝利。14-0での勝利は、日本のW杯予選における最多得点記録となった。
森保監督はモンゴル戦を振り返って、「対戦相手とのスコアは大差になりましたが、試合の前から結果は決まっていない。なので、選手たちは相手ではなく、自分たちが何をやるかやレベルアップを目指して試合に臨んでくれました。何をやろうとしているかを、見ている皆さんに伝えたいと考えてベストを尽くしてくれたことが嬉しいです。システム変更をしたり、新たに出場した選手がプレーし、新たな融合があったことはよかったです」と内容への満足感を示した。
「システム変更で今後の戦いでオプションとなるような戦いをしてくれ、チームの新たな上積みになってくれた」とも語った森保監督。モンゴル戦の後半から試した、MF南野拓実とMF鎌田大地を並べた4-1-4-1のシステムについては、「4-1-4-1というか4-3-3というか、大迫(勇也)のワントップに2人のシャドーが入る形は新たなオプションを試せたと思っています」とコメント。また、「海外組を中心にやりましたが、何よりも嬉しいのはJリーグで活躍している選手が経験を積み、チームの底上げにトライしてくれたことです。代表の舞台で経験を積んだ選手がJリーグに戻り、Jリーグを盛り上げるプレーをしてくれたら嬉しいです」と、国内組の今後の活躍に期待を寄せた。
森保監督は続けて、25日に行われた国際親善試合の韓国代表戦(○3-0)を含めた3月の代表活動を振り返り、「まずはこのチーム作りにおいて、チームの戦力の幅が広がり、底上げができた。新たな選手の融合と経験値を積んだことがチームのプラスになります。W杯予選を今後戦い、代表活動を続ける中、アクシデントや想定外がいろいろと起こる可能性があります。戦力を落とさず、同じコンセプトで戦うことができると思います」と手応えを示した。
また、今回の代表活動で山根視来(27歳)や松原健(28歳)や稲垣(29歳)ら国内の中堅組にチャンスを与えた意義については、東京オリンピック世代U-24日本代表の活動が並行して行われていたことも踏まえて、次のように語った。
「3月の代表ウイークを考えたとき、A代表は韓国との親善試合とモンゴルとの予選、U-24はアルゼンチンと試合があった。この4試合を1チーム2カテゴリーのA代表と考えたとき、いい経験を積みながら、選手には刺激、経験をしてもらい、成長してもらう、東京五輪への強化、A代表のさらなる強化につながるようにと考えていました。そしてグループ分けをしました。韓国、モンゴル戦で招集したのは若手ではありませんが、自チームで活躍する力のある選手たちです。その選手にA代表の活動に来てもらうことで、まだまだ成長もあると思います。それに、A代表の活動に彼らがまた融合してくれることで、我々としては嬉しい発見、発掘につながり、これからのA代表の活動に厚みができました」
「自チームで活躍することが、国際舞台でも力を発揮できる、日本のサッカーの自信になってくれると嬉しいです。国際経験を積んだ選手が、自チームでさらに成長したいと思ってもらう、さらにA代表を経験した選手を見て、しのぎを削ってくれて、レベルアップにつながってくれると嬉しいです。その先で、Jリーグの盛り上がりにもつながってくれると嬉しいです。我々の活動は代表を通して、選手、チームのレベルや価値を上げるとともに、日本サッカーのレベルアップに少しでも貢献すること。(それらを通じて)日本サッカー全体の盛り上がりにつながればいいと思っています」
森保監督は最後に、新型コロナウイルスの影響が続く中で行われた今回の代表活動について、試合開催に尽力した関係者への感謝を述べた。
「いろいろな方の協力で活動できました。今回、コロナ対策で、大変な中試合をさせていただき、正直試合ができるかどうか、韓国戦前などは感じながら準備していました。チームを支えるスタッフが献身的にチームのために懸命に働いてくれたおかげで試合ができました。皆さんに見ていただきたいくらい、スタッフが試合まで持つのかというくらいの仕事をしてくれて、ありがたかったです。3月の試合ができないかもしれない中、モンゴルの試合をやらせてもらい、ミャンマー戦が延期になった中、韓国と試合ができたことを、多くの方に感謝したいです。恩返しができるようにしていきたいと思えた3月の活動でした」
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