渡辺一馬と一騎打ち。ラストに高橋裕紀がトップの座を奪回/2022全日本ロード第1戦もてぎ ST1000予選
4月2日、2022年MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第1戦スーパーバイクレースinもてぎのST1000クラス予選が栃木県のモビリティリゾートもてぎで行われ、高橋裕紀(JAPAN POST Honda Dream TP)が制した。
一昨年のチャンピオン高橋は昨年、FIM世界耐久選手権(EWC)とのダブルエントリーだったため、全日本ロードは前半戦のみの参戦。その高橋が今季は全日本ロードに集中してフル参戦する。
また、2020年にアジア選手権へのスイッチを発表した岩戸亮介(Kawasaki Plaza Racing Team)が復帰。新規参入のカワサキトップチームからの参戦が話題。このふたりを昨年のチャンピオン渡辺一馬(Astemo Honda Dream SI Racing)が迎え撃つ形。
ところが岩戸は金曜日の練習走行中に転倒。大事には至らなかったものの、頭を打ち脳震盪を起こしたことからドクターストップ。全日本ロード正式復帰は次戦に持ち越されることになった。
木曜日からの二日間の練習走行は、高橋と渡辺が交互にトップタイムをマーク。早くも一騎打ちの様相を呈する。
各地に桜の便りが届き、日本全体が春本番の話題に湧く中、開幕戦の会場となったモビリティリゾートもてぎは季節が逆行したかのような低温に見舞われた。予選日は朝から青空が広がったものの、風は冷たく、相変わらず気温は上がらない状況。
予選も高橋と渡辺の一騎打ち。30分間の予選セッション前半は高橋がリーダーボードのトップに君臨。セッション中盤に渡辺が逆転。最後の最後に高橋がトップの座を奪回し、ポールポジションを獲得。渡辺は0.182秒差で2番手グリッドからのスタートとなった。
また、3番手フロントロウは今季はスポット参戦を発表した前田恵助(Team GYTR)が獲得。2列目に津田拓也(AutoRace Ube Racing Team)、南本宗一郎(AKENO SPEED・YAMAHA)、國峰啄磨(TOHO Racing)と並び、ここまでの6台がトップから1秒以内のタイムだった。
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