G大阪・黒川圭介が激白!理想のSB像が「藤春廣輝ではない」ワケ
ガンバ大阪所属DF黒川圭介は今月3日に明治安田J1リーグ第6節の京都サンガ戦を控える中、同クラブOBの加地亮氏と対談。昨季までG大阪でプレーしていたDF藤春廣輝(現FC琉球)に言及するとともに、サイドバックのプレースタイルについて持論を述べている。
現在26歳の黒川は、ヴィッセル神戸の下部組織、大阪桐蔭高校、関西大学を経て、2018年12月にG大阪加入が内定。2020シーズンまでは出場機会に恵まれなかったものの、2022シーズン以降は左サイドバックでレギュラーに定着。藤春から背番号「4」を受け継ぐと、今季はここまでリーグ戦全4試合でスタメン出場。引き続き主力選手としてチームを支えている。
G大阪公式YouTubeチャンネルで今月2日に公開された「CAZI散歩 第百九十八話」では、加地氏と黒川による新旧サイドバック対談が実現。黒川は目指しているサイドバックの選手を訊かれると、「ダニエル・ポヤトス監督からは『ジョルディ・アルバ(現MLSインテル・マイアミ)みたいな選手になれるよ』と言ってもらえる。藤春じゃなくて。自分の特徴とマッチする部分はあるかなとイメージしながら、昔からジョルディ・アルバ(のプレー動画)を見ていた」と、かつてバルセロナでプレーしていたスター選手の名前を挙げる。
一方、加地氏は自身の目標としていた選手にロベルト・カルロス(元レアル・マドリード)を挙げた上で、「今のサイドバックは、みんな足元が上手いし、上下でアップダウンして走りまくる選手はいなくなった。どのチームもウイングを置くし、ウイングを活かすようなサッカーに変わってきている」と、プレースタイルの変化に言及。
黒川も「サッカー(のスタイル)が変わってきている」と頷いた上で、「やっぱり戦術的にもあるし、ただ走っていたら良いという感じでもない。サイドに速い選手がいたら、もっと中に(ポジションを)とって、攻撃の組み立てに参加したり、ウイングの攻撃参加をサポートするという役割が求められていると思う」と、偽サイドバックとしてのプレースタイルを説明した。
ポヤトス監督体制1年目の2023シーズン、黒川から左サイドバックのレギュラーを奪い返せず、シーズン終了後に契約満了を告げられた藤春。爆発的なスピードと豊富な運動量を活かした上下動を大きな武器としていただけに、ポヤトス監督から重宝されなかった理由が黒川のコメントからも伺える。
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