川崎サポ団体が浦和戦で横断幕「吉田社長に不信感」鬼木達監督の続投要求も
川崎フロンターレは5日、YBCルヴァンカップの浦和レッズ戦で0-0と引き分け。試合後、ゴール裏に陣取るサポーター団体が、吉田明宏代表取締役社長に対する抗議、鬼木達監督続投を求める横断幕を掲げている。
川崎のサポーター団体『川崎華族公式』は「地域密着は後回し。功労者は次々と辞めていく。吉田、富士通体制の事業方針はこのままでいいのか?」、「PwCさん、地域から愛されるフロンターレへ導いてください」、「どんな時も俺達は鬼木フロンターレを後押しし続ける」と書かれた横断幕を掲出。
公式ツイッターアカウントで「本日の試合後、吉田社長の事業方針に疑問を呈する横断幕をGゾーンに掲出しました。 先人たちが大切にしてきた『地域密着』という基本理念が軽視されていると感じているからです」と、横断幕掲出に至った背景を説明している。
さらにホームページでは「試合後に掲出した横断幕について」という見出しのもと、「フロンターレは創設当初から地域密着の理念を第一に掲げ、役割や肩書きに関係なくスタッフが市内各所を駆けずり回りながら、地域に愛されるクラブ作りを地道に進めてきました。私たち応援団メンバーも彼らの信念と心意気に共感し、フロンターレというクラブを市民が誇りに思えるよう、これまでスタジアム内外で最大限のサポートをしてきました」
「しかし、今のフロンターレは1年前に親会社の富士通から来た吉田明宏社長の下、これまで皆で育んできた地域との絆を軽んじ、今までとは異なる価値観の下で危うい方向へ進みつつあると感じています。私たちは、様々な局面でクラブと向き合い共に活動を重ねる中、吉田社長の優先する事柄や既存スタッフの処遇からこの変化を肌で感じ、今のクラブの状況に極めて強い危機感を抱いています」と声明を発表。
吉田社長の事業方針に疑問を呈した理由として、「地域密着に貢献してきたスタッフが次々とクラブを去っていること」、「商店街や地域団体など地域の人たちとの関係性が、以前と比べ薄くなっていると痛感する機会が極端に増えたこと」、「足元が揺らぐこの状況を知ってか知らずか、クラブの意識が完全に別の方向を向いてしまっていること」の3点を列挙。
「私たちが抱いている危機感は、吉田社長にメンバーが直接会ってこれまで何度も伝えてきました。しかし、返答では速やかな改善を約束しておきながら、実体が伴わない状況が相変わらず続き、私たちのみならず多方面から失望の声が上がっています」
「そこで今回、吉田社長とその事業方針に対して私たちが強い不信感を抱いているという事実を、スタジアムに来場された行政・スポンサー・関係団体・商店街、その他のフロンターレに関わる多くの皆さまに直接的に知ってもらいたいと考え、様々な批判を受けるのも覚悟の上で、スタジアムでの横断幕掲出という手段で声を上げさせていただきました。ご賢察くださいますよう、よろしくお願いいたします」
「鬼木監督率いるチームは、不運にも怪我人が相次ぎ、難しい戦いを強いられています。そんな中、試合終了後とはいえ、私たちが選手の応援とは直接関係の無い横断幕を掲げたことで、不快に思われた方がおられましたらどうかお許しください。私たちサポーターは、川崎の誇りを胸にピッチで死力を尽くして闘う選手たちを信じ、これからも変わらず『応援』という形で鬼木フロンターレを後押ししていきます」と締めくくっている。
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