ウイリアムズとレーシングポイントF1、従業員の一時帰休およびドライバーの給与カットを決定。コロナ禍の影響で
ウイリアムズ・レーシングは、新型コロナウイルス感染拡大の影響を考慮し、コスト削減策の一環として、多数の従業員を一時帰休させ、ドライバーおよびチーム上級職員のサラリーを減らすことを発表した。レーシングポイントも同様の措置を取ることを認めている。
Covid-19の流行が勢いを増し、現時点でF1は最初の8戦を中止あるいは延期としている。2020年シーズンのレース開催数が減ることは避けられず、F1とチームの収入は大幅に減少することが予想されている。
すでにマクラーレンが従業員の一時帰休あるいは給与カットを発表しているが、ウイリアムズも同様の措置をとることを発表した。
先月、イギリス政府は、従業員を解雇することなく休暇扱いでその雇用を維持した企業に対し、給与の最大80パーセント(最大月2500ポンド=約33万円)を支給すると発表した。国のこの措置を利用する形で、マクラーレンは従業員に休暇をとらせることを決めた。イギリスに本拠を置くチームはこれに続くものと予想されるなか、ウイリアムズは4月6日に発表を行った。
「Covid-19に関する進行中の状況を考慮し、ロキット・ウイリアムズ・レーシングは、幅広いコスト削減策の一環として、多数の従業員を一時帰休させている」とウイリアムズの声明に記されている。
「一時帰休の期間は5月末までである。一方で、上級管理職およびドライバーたちは、4月1日からサラリーを20パーセントカットされる」
「この決定は決して軽々しく行われたわけではない。我々の目標は、(本拠)グローブのスタッフの職を守り、状況が整った際に確実にフルタイムの職務に戻れるようにすることである」
レーシングポイントも同じ行動に踏み切ったということで、スポークスパーソンが「一部のスタッフは現在休暇をとっています。ドライバーたちは自発的に給与カットを受け入れました」とコメントしている。
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