LEXUS TEAM ZENT CERUMO スーパーGT第1戦岡山 決勝レポート
2018 AUTOBACS SUPER GT Report
OKAYAMA GT 300km RACE
第1戦 岡山国際サーキット
ZENT CERUMO LC500
#38 立川祐路/石浦宏明
◆4月8日(日) RACE
決勝結果 8位
4月7日に行われた公式予選では予想を大きく上回る低い気温に悩まされ、10番手グリッドから開幕戦を戦うことになったLEXUS TEAM ZENT CERUMO。ただ、チャンピオンシップを考えれば、開幕からポイントをしっかりと持ち帰ることが重要だ。レースでのポジションアップを目指し、チームは予選後、しっかりとミーティングを重ね、4月8日(日)の決勝レースに備えた。
迎えた8日の天候は、午前中こそ雪まじりの小雨が舞ったりと不安定だったものの、昼前から晴天となり、午後1時05分から行われたウォームアップはドライ。ZENT CERUMO LC500は石浦宏明がステアリングを握りコースインし、途中で立川祐路に交代。12周をこなし、1分20秒919というベストタイムで9番手につけた。
前日に比べればZENT CERUMO LC500のポテンシャルは高そうで、スタートドライバーを務めた立川にステアリングをゆだね、チームは序盤の戦いを見守った。今季から新たなスタート方式が採られているSUPER GTだが、スタートで#23 GT−Rが大外からジャンプアップしていく一方、立川もうまく順位を上げ、#1 LC500の背後となる6番手でオープニングラップを終える。
立川はタイヤの状況を見ながら#1 LC500を追うが、ペースに勝る#1 LC500は#3 GT−Rをパス。序盤から上位陣は混戦でバトルが展開されていく一方、22周目には3番手を走っていた#24 GT−Rに、24周目には2番手だった#23 GT−Rにジャンプスタートによるドライビングスルーペナルティが課され、ZENT CERUMO LC500のポジションはふたつ上がり、5番手へ。途中、GT300クラスのクラッシュで出ていたイエローフラッグによりトップ争いとは差が開いてしまったが、まだポジションアップの可能性もありうる……。前日、浜島裕英監督が予想したとおりの展開となっていった。
そのまま#3 GT−Rを追った立川は、32周を終えてピットにZENT CERUMO LC500を戻し、石浦にステアリングを託す。ハードめのタイヤで石浦は残りのスティントを走らなければならないが、タイヤのポテンシャルが高いうちに空いている場所を走れば、うまくポジションを上げられるという読みだ。
チームはいつもどおりの迅速な作業で石浦を送り出そうと試みるが、ここでわずかながら作業が手間取ってしまった。ロスタイムは10秒ほどだったものの、これが思わぬ遅れを生むことになってしまう。果敢にZENT CERUMO LC500をコースに戻した石浦の目前には、まだピットインを行っていないGT500の集団が現れてしまったのだ。
作戦どおりにペースを上げられない石浦の前には、ピット作業を終えたライバルたちが入ってきてしまう。前の#39 LC500に石浦は果敢にプレッシャーをかけていくが、なかなかポジションを戻すには至らない。さらに、終盤にはふたたび石浦の前には#3 GT−Rが、そして背後には#19 LC500がつけ、6番手争いの5台ほどの集団に巻き込まれていく展開となってしまった。
石浦は集団のなかでなんとか前を狙うべく戦いを挑んでいくが、終盤68周目には、リボルバーコーナーの立ち上がりで#3 GT−Rに並ぶも、激しくサイドをヒットされてしまった。これでZENT CERUMO LC500はサイドのラテラルダクト周辺を破損してしまう。
幸いZENT CERUMO LC500の走行に支障はなかったが、#3 GT−Rをかわすことは最後までできず。終盤、タイヤ無交換作戦を採った#8 NSX−GTがポジションを下げたこともありポジションをひとつ戻したものの、8位フィニッシュという結果となった。
目標としていたポイント獲得は果たしたものの、ピットでのタイムロスがなければ5位も狙えた開幕戦。チームは反省点をふたたび洗い出し、ふたたび戦いに挑むことになる。次のレースは、チームのホームコースであり、昨年優勝を遂げた富士だ。チームはリベンジを誓い、岡山を後にした。
ドライバー/立川祐路
「スタートを担当して、1周目に少し順位を上げることができました。序盤、バックストレートに黄旗が出ていて、先頭集団と離れてしまい厳しい戦いになりましたが、最低限の頑張りはできたと思います。ピットでのロスがあり順位が下がってしまいましたが、石浦も頑張ってくれました。今回の最終的な結果は少し残念でしたが、次は昨年優勝した富士です。チャンピオンシップを考えても大事なラウンドになると思うので、次はしっかり頑張りたいですね」
ドライバー/石浦宏明
「ペースも悪くなかったですが、#39 LC500の背後で出てしまったので、実質的に13番手あたりからの挽回になりました。ハードめのタイヤでスライド量が多く、苦労した点はあったのですが、上位と同じくらいのペースで走れたと思っています。接触せずに走る方が難しいくらいのレースでしたが、途中、#3 GT−Rとヒットしていろいろな部分が壊れてしまいました。そのなかで、できる限りのことはできたのではないでしょうか。同じLC500に対してスピードで負けていた原因は探らなければなりませんし、ピットの遅れによって作戦が裏目に出てしまったところもあるので、ミスは検証しなければいけないと思います。最低限、ポイントを持ち帰ることができたので、次に繋げたいです」
浜島裕英監督
「作戦としては良かったし、クルマのポテンシャルも上がった部分はありましたが、ピット作業で10秒ほどのロスがあり、遅い集団に入ってしまったのが悔しいところです。後半を担当した石浦選手の速さを活かすことができませんでした。この点はよく検証していかなければなりません。ポイントを獲得して次に繋げることができたので、昨年勝利を挙げている富士で活かしていきたいと思います。富士での公式テストは悪くなかったので、いい結果を期待したいですね」
「LEXUS」をもっと詳しく
「LEXUS」のニュース
-
パイオニア製プレミアムサウンドシステムが LEXUS新型「GX」に標準装着3月25日14時46分
-
レクサス有明主催|トヨタモビリティ東京株式会社 レクサス有明にて3日間限定企画「LEXUS DOG FESTA Presented by LEXUS Ariake」にYACYBER直売所が参加!3月15日10時46分
-
〔 最新SUV カスタマイズ 〕LEXUS GX550 "OVERTRAIL" JAOS ver. 東京オートサロンへ出展1月12日12時16分
-
SANU、LEXUSと協業 - 脱炭素社会における新たなライフスタイルの創造に向けた“共創パートナー“へ -11月30日16時46分
-
DENSO LEXUS RC Fが嬉しい初優勝。48秒差をつけてポール・トゥ・ウイン/スーパー耐久第5戦決勝9月3日21時59分
-
僅差の争いを制したDENSO LEXUS RC Fが今季2度目の総合ポール/スーパー耐久第5戦予選9月2日19時38分
-
今年もスーパーGT第4戦富士に室屋義秀が飛来!『Yoshi MUROYA LEXUS Air Racing Flight』開催7月27日18時54分
-
【順位結果】2023スーパー耐久第3戦SUGO 公式予選7月8日19時0分
-
スーパーGT:室屋義秀が今年も富士をフライト! 大迫力のパフォーマンスで“感謝”を伝える10月3日12時56分
-
スーパーGT:今年も富士に室屋義秀が飛来! 第5戦富士でフライトパフォーマンス開催9月25日13時21分
スポーツニュースランキング
-
1「英語でたのしそー」大谷翔平と女子バスケ選手、会話の様子が話題 「日常会話では通訳要らなくなりましたね」 J-CASTニュース
-
2カージナルスのヌートバーが、ベンチから判定に抗議し退場 試合は1時間31分中断後サスペンデッドに スポーツ報知
-
3パイレーツ25歳が圧巻の打球連発 大谷翔平超えの打球速度今季最速194キロ、196キロ! スポーツ報知
-
4衝撃の飛距離!大谷翔平を突き放す一発… コイツは一体、何者だ…!? 22歳新星が単独キング浮上の“特大アーチ”を叩き込む瞬間 ファン騒然「すげえw」「楽しみでしかない」 ABEMA TIMES
-
5【阪神】岡田彰布監督、村上—坂本のバッテリーに苦言「対策してないやろ」…一問一答 スポーツ報知