ロビン・フラインス、7年間在籍したアウディワークス離脱を表明「次のステップに進むときがきた」
ロビン・フラインスは4月9日、自身のInstagramを更新し、2015年から7年間にわたってファクトリードライバーを務めたアウディスポーツと袂を分つことを明らかにした。
先月、アウディが14人のドライバーからなる2023年度のワークスチームを発表した際、ドライバーのリストに31歳のオランダ人の名前は記されていなかった。また、ドイツのメーカーはこの発表時にフラインスの去就について言及しなかった。
フラインスは昨年のニュルブルクリンク24時間で、フレデリック・バービシュ、ケルビン・ファン・デル・リンデ、ドリス・ファントールとチームを組み、アウディを代表して総合優勝を飾った。
ただし、この4名のうち現在もアウディのファクトリードライバーとして残っているのはバービッシュのみ。ファントールとファン・デル・リンデはすでに“フォーリングス”からの離脱を明らかにしている。
フラインスは、レネ・ラストをはじめ、ニコ・ミューラー、ファントール、ファン・デル・リンデなどアウディのLMDhプログラム中止をきっかけに起こった、才能あるドライバー流出の波に加わった。
彼はノルドシュライフェでの成功に加え、当時ブランパンGTシリーズと呼ばれていたレース(現ファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ)で総合優勝とスプリントカップのチャンピオンとなり、チームWRTではバサースト12時間レースでも優勝した経験を持つ。また、アブト・スポーツラインから参戦した3年間のDTMドイツ・ツーリングカー選手権プログラムでは15回の表彰台と3回の優勝を果たし、クラス1ルールの最終年となった2020年シーズンは、ラスト、ミューラーとタイトル争いを繰り広げシーズン3位となった。
今シーズン、フラインスはチームWRTからWEC世界耐久選手権のLMP2プログラムに参戦中だ。2024年にはBMWのLMDh規定車『BMW MハイブリッドV8』で同シリーズのハイパーカークラスに挑むヴァンサン・ボッセのチームと関係を持っている。
そんな彼は9日、Instagram(https://www.instagram.com/robinfrijns1/)で“アナウンスメント”という書き出しで投稿を行い、次のように自らの去就について語っている。
「すべての良いものには終わりがある!
「アウディスポーツの公式ワークスドライバーとして7年間過ごしてきたが、次のステップに進むときがきた」
「(アウディで)素晴らしい時間を過ごせたことは、みんなに感謝してもしきれない」
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