【G大阪vs清水プレビュー】G大阪はホーム初白星&連勝で上昇気流に乗れるか…清水は敵地で昨季の再現を狙う
サッカーキング2021年4月17日(土)17時37分
[写真]=兼子愼一郎、J.LEAGUE
■ガンバ大阪 ついに生まれた今季初ゴール。攻撃陣の活性化に期待したいが
【プラス材料】
14日に行われた第18節のサガン鳥栖戦で今季初白星をつかんだ。試合の中身やフィニッシュの回数を考えても、まだまだ本調子とは言えず、守備陣の踏ん張りに助けられている印象も否めない。それでも、4試合連続無得点という不名誉な記録に終止符を打てたことで、気持ちにのしかかっていた重圧は少し軽くなったことだろう。
しかも、エースのFW宇佐美貴史にゴールが生まれたことは、チームはもちろん、彼自身を勢いづける大きな要素。試合後には宮本恒靖監督も「我々の攻撃を引っ張っていってもらわないといけない選手が決めてくれて勢いをもたらしてくれると思う」と話した。過去の試合を振り返っても、宇佐美のゴールはチームに特別な勢いを宿している。
それを今節の清水エスパルス戦でのホーム初白星につなげて連勝を狙いたい。
【マイナス材料】
短期間で回復が見込める負傷は明らかにされないため、欠場が続くDFキム・ヨングォンとDF藤春廣輝の状態は定かではないが、「小さなケガがあった」(宮本監督)のは事実。中でも不動の左サイドバックとして存在感を示してきた藤春の離脱は、もともと選手層の薄いポジションだけに心配だ。DF黒川圭介の台頭はプラス要素だが、昨季のJ1で4分しか出場していない彼が連戦で息ぎれしないかは不安なところ。
また、鳥栖戦でようやく今季初得点を刻んだとはいえ、攻撃のコンビネーションにもまだまだ課題が残る。その証拠に、鳥栖戦のシュート数は前後半合わせてわずか4本。単純にその数字が増えていかなければ、継続した結果は難しいだろう。そう考えても、個人のコンディションを上げることと並行してコンビネーションの充実を目指したい。
文:totoONE編集部
■清水エスパルス 上位と互角の戦いぶりを見せるも、詰めの甘さがあらわに
【プラス材料】
前節は力のあるヴィッセル神戸に対してポゼッションで優位に立ち、相手のシュートをゼロに抑えるなど、前半は内容的に圧倒した。前半のうちに先制できなかったが、MF鈴木唯人のポスト直撃のシュートもあり、好内容をチャンスにつなげてシュート数は今季最多の12本を記録。守備がはまって自分たちがしっかりボールを保持できれば、攻撃も必然的に良くなるということを確認できたのは大きい。
また、DFエウシーニョの先制点は非常に綺麗なロングカウンターから生まれたもので、MF中山克広の高速ドリブルやFWチアゴ・サンタナの技術がカウンターでも威力を発揮していた。今後は得点パターンのひとつになっていくことが期待できる。今季初得点を決めたエウシーニョもこれで精神的に乗れて、同時にコンディションも上がってきているので、今後の活躍がますます楽しみになってきた。
【マイナス材料】
神戸戦は内容的にかなりの手応えがあったが、88分に同点に追いつかれて1-1で終了。追加点を決めきるという面と終盤に守りきるという面で課題が出た。
エースのT・サンタナが相当な実力者であることは間違いないが、まだ2得点と波に乗りきれていない。そこは彼にチャンスをあまり供給できていないという面も大きく、チームのシュート数も1試合平均6.56本と少ない。決定機を増やすという課題も継続している。
また、ケガ人も増えてきており、MFヘナト・アウグストは左膝の治療のためにブラジルへ一時帰国。FWカルリーニョス・ジュニオも欠場が続き、DF片山瑛一はまだ練習に復帰できていない。さらにMF原輝綺が神戸戦で足の甲を傷め、水曜日の時点では別メニュー調整だった。多くのポジションをハイレベルでこなす彼がもし欠場になると、かなりのマイナスとなる。
文:totoONE編集部
【プラス材料】
14日に行われた第18節のサガン鳥栖戦で今季初白星をつかんだ。試合の中身やフィニッシュの回数を考えても、まだまだ本調子とは言えず、守備陣の踏ん張りに助けられている印象も否めない。それでも、4試合連続無得点という不名誉な記録に終止符を打てたことで、気持ちにのしかかっていた重圧は少し軽くなったことだろう。
しかも、エースのFW宇佐美貴史にゴールが生まれたことは、チームはもちろん、彼自身を勢いづける大きな要素。試合後には宮本恒靖監督も「我々の攻撃を引っ張っていってもらわないといけない選手が決めてくれて勢いをもたらしてくれると思う」と話した。過去の試合を振り返っても、宇佐美のゴールはチームに特別な勢いを宿している。
それを今節の清水エスパルス戦でのホーム初白星につなげて連勝を狙いたい。
【マイナス材料】
短期間で回復が見込める負傷は明らかにされないため、欠場が続くDFキム・ヨングォンとDF藤春廣輝の状態は定かではないが、「小さなケガがあった」(宮本監督)のは事実。中でも不動の左サイドバックとして存在感を示してきた藤春の離脱は、もともと選手層の薄いポジションだけに心配だ。DF黒川圭介の台頭はプラス要素だが、昨季のJ1で4分しか出場していない彼が連戦で息ぎれしないかは不安なところ。
また、鳥栖戦でようやく今季初得点を刻んだとはいえ、攻撃のコンビネーションにもまだまだ課題が残る。その証拠に、鳥栖戦のシュート数は前後半合わせてわずか4本。単純にその数字が増えていかなければ、継続した結果は難しいだろう。そう考えても、個人のコンディションを上げることと並行してコンビネーションの充実を目指したい。
文:totoONE編集部
■清水エスパルス 上位と互角の戦いぶりを見せるも、詰めの甘さがあらわに
【プラス材料】
前節は力のあるヴィッセル神戸に対してポゼッションで優位に立ち、相手のシュートをゼロに抑えるなど、前半は内容的に圧倒した。前半のうちに先制できなかったが、MF鈴木唯人のポスト直撃のシュートもあり、好内容をチャンスにつなげてシュート数は今季最多の12本を記録。守備がはまって自分たちがしっかりボールを保持できれば、攻撃も必然的に良くなるということを確認できたのは大きい。
また、DFエウシーニョの先制点は非常に綺麗なロングカウンターから生まれたもので、MF中山克広の高速ドリブルやFWチアゴ・サンタナの技術がカウンターでも威力を発揮していた。今後は得点パターンのひとつになっていくことが期待できる。今季初得点を決めたエウシーニョもこれで精神的に乗れて、同時にコンディションも上がってきているので、今後の活躍がますます楽しみになってきた。
【マイナス材料】
神戸戦は内容的にかなりの手応えがあったが、88分に同点に追いつかれて1-1で終了。追加点を決めきるという面と終盤に守りきるという面で課題が出た。
エースのT・サンタナが相当な実力者であることは間違いないが、まだ2得点と波に乗りきれていない。そこは彼にチャンスをあまり供給できていないという面も大きく、チームのシュート数も1試合平均6.56本と少ない。決定機を増やすという課題も継続している。
また、ケガ人も増えてきており、MFヘナト・アウグストは左膝の治療のためにブラジルへ一時帰国。FWカルリーニョス・ジュニオも欠場が続き、DF片山瑛一はまだ練習に復帰できていない。さらにMF原輝綺が神戸戦で足の甲を傷め、水曜日の時点では別メニュー調整だった。多くのポジションをハイレベルでこなす彼がもし欠場になると、かなりのマイナスとなる。
文:totoONE編集部
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