【湘南vs神戸プレビュー】手堅く勝ち点を積み重ねる湘南…好調の神戸は無敗維持で上位にとどまれるか
サッカーキング2021年4月17日(土)4時41分
[写真]=兼子愼一郎、鈴木颯太朗
■湘南ベルマーレ 安定感抜群の守備に隙なし。相性の良さを結果につなげたい
【プラス材料】
アウェイでサンフレッチェ広島と対戦した前節、立ち上がりから相手に押されて守備に回る時間が長かったものの、粘り強くしのいで無得点に抑えると、後半開始まもなくMF田中聡がゴールを決めて先制に成功。その後は再び相手の攻勢にさらされるが、最後までゴールを許さず、5試合ぶりに勝利を手にした。
ここ4試合で1失点と、守備の安定感が光る。コンパクトな組織のもと、前線から始まる組織的な守備が機能し、相手に押し込まれてもU-24日本代表GK谷晃生を中心としたゴール前は堅い。U-20日本代表候補の田中に待望のプロ初得点が生まれたこともポジティブだ。試合を重ねるごとに若い才能が存在感を増している。
今節対戦するヴィッセル神戸との通算対戦成績は11勝8分8敗と、湘南ベルマーレがリードする。昨季も1勝1分と負けがなく、イメージは悪くない。
【マイナス材料】
プラス材料で触れたとおり、失点を抑えていることはポジティブな要素だが、昨季より課題としている得点力は開幕から9試合で9得点と、まだまだ向上の余地がありそうだ。広島戦も4本に終わったシュート数が示すように、フィニッシュに至っていないことがうかがえる。遅攻と速攻を問わず、相手陣内の深いエリアに侵入する場面を作れていないわけではない。それだけに、攻撃の詰めのコンビネーションをさらに磨き、シュートを増やしたいところだ。
負傷離脱もあり、メンバーがある程度固定されている分、攻守において一体感は増しているように映る。その反面、チームのボトムアップの意味でもさらなる台頭に期待したい。
通算対戦成績では湘南に軍配が上がるが、湘南のホームでは5勝4分5敗と神戸も譲らない。
文:隈元大吾
■ヴィッセル神戸 新戦力の合流で競争が活性化。3試合ぶりの複数得点なるか
【プラス材料】
前節の清水エスパルス戦は先制点を奪われる苦しい展開だったが、FW古橋亨梧の4試合連続ゴールで引き分けに持ち込んだ。勝ち点を「18」に伸ばして3位につけるなど、好調を維持している。プラス材料は多く、その中でも特記事項は2つだ。
1つ目は、ここ5試合を負け知らずで終えている点。清水戦は相手に主導権を握られる時間帯が長かったが、古橋が「こういう試合を引き分けに持っていけたところに成長を感じる」と話すように、チーム力の向上がうかがえる。
2つ目は、新加入のケニア代表FWアユブ・マシカがチームに合流してレギュラー争いが活性化した点。同じポジションのMF井上潮音やMF中坂勇哉、MF増山朝陽らは、今まで以上にアグレッシブにプレーすることが予想される。
【マイナス材料】
マイナス材料は少ないが、強いて挙げるならMFセルジ・サンペールの動向だろう。清水戦は直前に筋肉系の違和感を訴えて欠場。MF山口蛍とMF郷家友太のダブルボランチでスタートしたものの、思うようにゲームを組み立てることはできず。展開力に長けたS・サンペールの不在が影響を及ぼす結果となった。
また、攻撃面では2試合続けて1ゴール止まりという点に課題も。清水戦は同点に追いつく貴重な1点だったが、その前の大分トリニータ戦は11分に古橋が先制点を挙げた後に追加点を奪えず試合を難しくした。38分には相手のシュートがクロスバーに直撃する危ないシーンもあった。2試合連続で複数得点を奪えていない状況に、一抹の不安を残しているのは確かだ。
文:totoONE編集部
【プラス材料】
アウェイでサンフレッチェ広島と対戦した前節、立ち上がりから相手に押されて守備に回る時間が長かったものの、粘り強くしのいで無得点に抑えると、後半開始まもなくMF田中聡がゴールを決めて先制に成功。その後は再び相手の攻勢にさらされるが、最後までゴールを許さず、5試合ぶりに勝利を手にした。
ここ4試合で1失点と、守備の安定感が光る。コンパクトな組織のもと、前線から始まる組織的な守備が機能し、相手に押し込まれてもU-24日本代表GK谷晃生を中心としたゴール前は堅い。U-20日本代表候補の田中に待望のプロ初得点が生まれたこともポジティブだ。試合を重ねるごとに若い才能が存在感を増している。
今節対戦するヴィッセル神戸との通算対戦成績は11勝8分8敗と、湘南ベルマーレがリードする。昨季も1勝1分と負けがなく、イメージは悪くない。
【マイナス材料】
プラス材料で触れたとおり、失点を抑えていることはポジティブな要素だが、昨季より課題としている得点力は開幕から9試合で9得点と、まだまだ向上の余地がありそうだ。広島戦も4本に終わったシュート数が示すように、フィニッシュに至っていないことがうかがえる。遅攻と速攻を問わず、相手陣内の深いエリアに侵入する場面を作れていないわけではない。それだけに、攻撃の詰めのコンビネーションをさらに磨き、シュートを増やしたいところだ。
負傷離脱もあり、メンバーがある程度固定されている分、攻守において一体感は増しているように映る。その反面、チームのボトムアップの意味でもさらなる台頭に期待したい。
通算対戦成績では湘南に軍配が上がるが、湘南のホームでは5勝4分5敗と神戸も譲らない。
文:隈元大吾
■ヴィッセル神戸 新戦力の合流で競争が活性化。3試合ぶりの複数得点なるか
【プラス材料】
前節の清水エスパルス戦は先制点を奪われる苦しい展開だったが、FW古橋亨梧の4試合連続ゴールで引き分けに持ち込んだ。勝ち点を「18」に伸ばして3位につけるなど、好調を維持している。プラス材料は多く、その中でも特記事項は2つだ。
1つ目は、ここ5試合を負け知らずで終えている点。清水戦は相手に主導権を握られる時間帯が長かったが、古橋が「こういう試合を引き分けに持っていけたところに成長を感じる」と話すように、チーム力の向上がうかがえる。
2つ目は、新加入のケニア代表FWアユブ・マシカがチームに合流してレギュラー争いが活性化した点。同じポジションのMF井上潮音やMF中坂勇哉、MF増山朝陽らは、今まで以上にアグレッシブにプレーすることが予想される。
【マイナス材料】
マイナス材料は少ないが、強いて挙げるならMFセルジ・サンペールの動向だろう。清水戦は直前に筋肉系の違和感を訴えて欠場。MF山口蛍とMF郷家友太のダブルボランチでスタートしたものの、思うようにゲームを組み立てることはできず。展開力に長けたS・サンペールの不在が影響を及ぼす結果となった。
また、攻撃面では2試合続けて1ゴール止まりという点に課題も。清水戦は同点に追いつく貴重な1点だったが、その前の大分トリニータ戦は11分に古橋が先制点を挙げた後に追加点を奪えず試合を難しくした。38分には相手のシュートがクロスバーに直撃する危ないシーンもあった。2試合連続で複数得点を奪えていない状況に、一抹の不安を残しているのは確かだ。
文:totoONE編集部
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