リカルド・ゾンタもトヨタ陣営に残留。引き続き、SCBでトヨタ・カローラをドライブ
南米大陸を代表するツーリングカー選手権、SCBストックカー・ブラジルに挑戦を開始したTOYOTA GAZOO Racing Brasil(TGRブラジル)は、2020年の参戦初年度からトヨタ・カローラでドライバーズランキング2位に食い込んだ元F1ドライバー、リカルド・ゾンタの陣営残留を発表。昨季と同じくRCM Motorsport(RCMモータースポーツ)の10号車をドライブすることが決まった。
また、同じくTGRブラジル陣営で2台のカローラを預かるIpiranga Racing(イピランガ・レーシング)も、タイトル候補で“予選最速男”の異名を持つチアゴ・カミーロと、元イタリアF3王者のセザール・ラモスが残留。これで2021年のSCBグリッド全30台の顔ぶれがほぼ固まることとなった。
4月第2週の金曜日に、ブラジル・クリティバの本拠地でチーム2年目のキックオフ・イベントに参加したゾンタは、引き続きShell V-Power Racing(シェルVパワー・レーシング)のエントリー名で、SCBキャリア通算7年目のシーズンに挑むことをアナウンスした。
「このチームとは不思議な縁を感じるし、新たなシーズンを始めるにあたってこの関係性こそが成功に向けた重要なファクターになるとの予感がある」と意気込みを語った元Panasonic TOYOTA Racing(パナソニック・トヨタ・レーシングF1チーム)所属のゾンタ。
「昨年、このトヨタ・カローラは参戦初年度だったにも関わらず、開幕からポールポジション獲得と勝利を飾る華々しい活躍を演じた。(高額賞金戦の)ミリオン・レースでも僕自身2度目の勝利を挙げられたし、2位が2回、3位が1回と複数の表彰台も獲得できた。2021年もその成功を引き継げると確信しているよ」と続けたゾンタ。
2020年に比べてより直線的なイエローのラインで、レッド×ホワイトの構図を強調するアグレッシブなスキームを採用した2021年仕様トヨタ・カローラだが、RCM Motorsport代表のマルセル・カンポスも「我々がともに継続してきた進化と素晴らしい仕事を維持することが唯一の目標だ」と語った。
「トヨタ陣営に加入した初年度から、リカルドはタイトル候補として最終戦までチャンピオン争いの輪に加わった。彼は世界のモータースポーツ界に名を知られたビッグネームのひとりであり、ドライバーとして我々のチームを代表してくれることを光栄に思っている」とカンポス。
■ピケJr.やトニー・カナーン、フェリペ・マッサもフル参戦へ
一方、こちらも昨季のカラースキームを引き継いでオレンジ×イエロー×ブルーの鮮烈なコンビネーションを公開したイピランガ・レーシングは、2020年最終戦までタイトル獲得の権利を有していたカミーロとラモスを起用する。
カミーロが21号車、ラモスが30号車と車番も継続ながら、彼らのトヨタ・カローラは2021年シーズンから新たに“IPIWIN”との愛称が授けられた。
これはイピランガ・レーシングがインスタグラムでのキャンペーンを通じ、一般公募によって作成された名称で、スポンサー、チーム、ドライバーたちによって評価されたほぼ200の提案のうち、ファンの考案した「IpirangaとWinの単語を組み合わせた」造語が選択された。
これで今季のTGRブラジル陣営は、名門Full Time Sports(フルタイム・スポーツ)から参戦する2014年SCB王者のルーベンス・バリチェロを筆頭に、そのチームメイトとなるTexaco Racing team(テキサコ・レーシング・チーム)、トニー・カナーンの参戦も決定。
2004年のインディカー・シリーズ王者であり、2013年には世界3大レース『インディ500』を制覇した、ブラジルが生んだスターの電撃的凱旋に加え、同じく元F1ドライバーのネルソン・ピケJr.は心機一転。父である3度のF1王者ネルソン・ピケ率いるPiquet Sports(ピケ・スポーツ)からの参戦となり、引き続きトヨタ・カローラをドライブする豪華な陣容が固まった。
対するシボレー陣営では、ディフェンディングチャンピオンのリカルド・マウリシオと、シリーズ3連覇の偉業を達成しているWEC世界耐久選手権レギュラー、ダニエル・セラの強力2トップを擁するEurofarma-RC(ユーロファーマRC)を軸に、Lubrax Podium Stock Car Team(ルブラックス・ポディウム・ストックカー・チーム)からは、元フェラーリF1所属の跳ね馬乗り、フェリペ・マッサのフル参戦も決まっている。
またシリーズプロモーターを務めるVicar(バイカー)は、4月15日付けで2021年シーズンに向けたリリースを発表し、4月25日の日程は維持しながらも、開催地を当初のロンドリーナから2020年と同様のゴイアニアに変更するとアナウンスしている。
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