生まれ変わった菊池雄星がMVPを封殺!気迫の投球に米番記者も感嘆「今年は別の男のようだ」
菊池は強力ヤンキース打線を6回1失点と充実のピッチングを見せた(C)Getty Images
現地4月21日のヤンキース戦で先発した菊池雄星が、6回90球、被安打4、3奪三振、1失点で今季3勝目を挙げた。味方打線も奮起し、チームは6−1で3連勝の初戦をモノにしている。
【動画】MVPジャッジに完勝!菊池雄星が会心のスライダーで空振り三振を奪い、雄叫びを挙げるシーン
16日のレイズ戦でも6回1失点と好投していた左腕は、この日も強力なヤンキース打線を相手に安定感あるピッチングを見せた。初回、先頭打者アンソニー・ボルペに安打で出塁を許すも、続くアーロン・ジャッジを見逃し三振、アンソニー・リゾをセンターフライ、グレイバー・トーレスをピッチャーゴロに打ち取る上々の立ち上がり。2回にカブレラにソロを浴びたが、その後のピンチを切り抜けてスコアボードに0を並べた。
ハイライトは6回、昨季のア・リーグMVPに輝いたジャッジとの対戦だ。3−2から投じた7球目のスライダーで、見事に空振り三振を奪ったのだ。渾身のボールで”最強打者”を打ち取った菊池は、雄叫びを上げて拳を握った。
この会心の投球に『MLB.com』のブルージェイズ番を務めるキーガン・マシソン記者は、「アーロン・ジャッジを打ち負かした後、大きなガッツポーズをするユウセイ・キクチ。彼は今年のマウンドで別の男のように見える」と称賛。米投球分析家のロブ・フリードマン氏も「熱狂するキクチが一番好きなキクチだ」と気迫のピッチングを褒め称えた。
本人も「今年5年目ですけど、5年間の中では一番自信を持って投げられている」と充実感を覚える好調のシーズンで、しっかりと結果を残している左腕は、まだまだ”成長過程”なのかもしれない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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