JRP近藤真彦新会長と上野禎久社長が、永岡文部科学大臣と室伏スポーツ庁長官を表敬訪問「かなりの手応えがあった」
4月26日、全日本スーパーフォーミュラ選手権を運営する日本レースプロモーション(JRP)の近藤真彦新会長と上野禎久社長が、永岡桂子文部科学大臣と、室伏広治スポーツ庁長官への表敬訪問を行なった。
今回、文部科学省を訪れた経緯と成果について「昨年からスポーツ庁がモータースポーツを所管されていることで、JRP新体制のご挨拶として、日頃の感謝と、引き続きモータースポーツをプロスポーツとして発展させるために、さまざまなお力とお知恵をお借りしたいというお話をしてきました」と、上野社長。4月19日に定時株主総会および取締役会が行われ、正式に近藤新会長をはじめとする新体制がスタートし、その挨拶に訪れたのだ。
会長に就任して以降、さまざまな場所に出向いてスーパーフォーミュラやモータースポーツの発展に尽力している近藤新会長。「会長に就任してから、バタバタと時間が過ぎていき、(新会長の)名刺が足りなくなるくらい……たくさんの方に、ご挨拶させていただきました」と、ここまでの活動を振り返った。
こうして、JRPが文部科学大臣を表敬訪問するのは、初めてのケースだという。元F1ドライバーで現在は文部科学大臣政務官を務める山本左近衆議院議員が、表敬訪問に同行。まずは、永岡文部科学大臣に表敬訪問したのだが、急きょ井出庸生副大臣も出席。限られた時間ではあったが、予想以上に話が弾んだようだった。
その後、室伏スポーツ庁長官とは、モータースポーツの話が尽きることがなかったという。
「手応えはありました。我々が『今日はこのくらいのことをメッセージとして伝えられればな』と思っていたことの、2倍くらいはお話ができたので、すごく収穫はありました」と近藤新会長。
「正直、50年も国内のトップフォーミュラが続いてきたなかで、管轄がハッキリしていなかったというのが、驚きでした。ここがしっかりと決まったので、大臣ともお話をさせていただくなかで『私たちができることは、何でも協力していきますので、(山本)左近先生を通じて、どんどんステップアップしていきましょう』と(大臣から)お話していただきました」
「(室伏)長官もアスリートだったので、モータースポーツを通じて子供たちを育てていったり、支援をしていきたいというお話に、興味を示してくれたり、すごく和気藹々とした時間でした。大臣も長官も、モータースポーツのことに興味をもっていただき、熱く語っていただきました」
「今までがゼロだったとは言わないですけど、文科省やスポーツ庁のモータースポーツに対する認識は、“ゼロに近い状況”だったと思います。だから、ある意味でここからスタートで、まずは今日そのご挨拶にお伺いしたというところです」
「本当に、いろんな方の力を借りて、スーパーフォーミュラをもうちょっと盛り上げたいなと。今日は、その後押しをしてもらえた感じがありました」
上野社長も所管の省庁との関係性を大事にしていきたいと考えている様子で、「我々がちゃんと行政とつながっていることで、アスリートたちの環境を改善する上では、必ず力になります。今日はお力を貸してくれそうな印象を持ちました」とコメント。今後、スーパーフォーミュラだけでなく、モータースポーツの認知度が高まっていく、ひとつのきっかけになっていきそうだ。
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