DTM:突然のアウディ撤退発表にBMWも衝撃「発展へともに努力をしていただけに非常に驚いた」
4月27日、DTMドイツ・ツーリングカー選手権に参戦するアウディが2020年限りでシリーズでの活動を終えると発表した。2020年からDTMはアウディとBMWのみの参戦で、2社のうち1社の撤退はシリーズの存続を揺るがす衝撃的な事件と言える。この発表に際し、ライバルのBMW、DMSBドイツ・モータースポーツ協会からも驚きのコメントが上がった。
長年シリーズの主役として活躍してきたアウディが、突如として2020年限りでのDTM活動終了を発表した。4月27日にアウディから発表された発表では、二酸化炭素排出量削減への取り組みと、新型コロナウイルス感染拡大の影響による経済的な側面を理由とした、モータースポーツ活動全体の再編のなかでの決定とされている。
この新型コロナウイルス禍のなか、現在ドイツの自動車メーカーは少しずつ段階的に製造ラインの稼働再開を始めてはいるものの、他業種と同様に深刻な経済的打撃を受けている。フォルクスワーゲン・グループ代表取締役のヘルベルト・ディースは、ドイツの公営放送ZDF局のインタビューのなかで「フォルクスワーゲングループ全体で1週間に失う金額は、固定費だけで約20憶ユーロ(約2300憶円)である」と述べている。深刻な状況のなかで、まずはグループ全体の経済基盤を立て直し、可能な限りのリストラを避けることが先決であるという状況がうかがえる。
とはいえ、この決定についてはライバルであるBMWにとっても寝耳に水だったよう。事前に告知されていなかったというBMWからは「アウディとITR e.Vとともに、常にDTMの将来について熱心に議論し、発展に努力をしていただけに、BMWグループとしては、アウディのDTMからの撤退の報には非常に驚いた」というコメントが発信されている。
また、DMSBドイツ・モータースポーツ協会のゲルト・エンサープレジデントからは、「ドイツのモータースポーツ界がおかれるコロナ禍の厳しい時期に発表されたアウディのDTM撤退は非常に衝撃を受けた」とコメントが出ている。
「早急にITRとともに、今後の新しい状況をどう乗り切るのか話し合うつもりだ」
2020年度の活動予算はすでにアウディスポーツへ分配されているだけに、今季のDTM活動は続けるものの、新型コロナウイルス禍のなかで果たしてDTMが行えるのかも含め、2021年に向けてDTMは非常に厳しい状況に置かれたと言っていいだろう。
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