新パーツ導入のヤマハ:クアルタラロ「結果に結びつけることはできなかった」/第4戦スペインGP初日
4月28日、2023年MotoGP第4戦スペインGP MotoGPクラス初日のプラクティス1、2がスペインのヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで行われ、モンスターエナジー・ヤマハMotoGPのファビオ・クアルタラロは総合16番手、フランコ・モルビデリは総合17番手となった。
前戦のアメリカズGPで今季初表彰を獲得したクアルタラロは、P1の序盤からトップに食い込む走り出しを見せるが、なかなかタイムを更新できず1分38秒073の18番手で終えている。気温、路面温度がともに上昇したP2では、開始早々にトップに立ち、自己ベストを大幅に短縮する1分37秒505をマークするも15番手にとどまった。
一方のモルビデリは、午前のP1で新しいエキゾーストをテストしながらセッションをこなした。タイムを更新していくが、順位を上げることができず、トップから1.336秒差の20番手となった。P2では自己ベストタイムを1分37秒700秒まで縮めたが、セッション終盤で全体のペースが上がったことにより16番手まで後退し、そのままセッションを終えた。
■ファビオ・クアルタラロ(P1:18番手、P2:15番手)
「たくさんの問題があった。並の成績さえ出せなかった原因を突き止めなければならない。何とか明日までに解決し、予選セッションのなかで好タイムを狙っていきたいと思っている。午前中のP1ではフロントのソフトコンパウンドのフィーリングが良くなかったけど、それを除けば全体的な感触は悪くなかったね。P2ではフロントをミディアムで固定して、すべてのオプションを試した。決勝用としては良さそうなものがあったけど、結果に結びつけることはできなかった。明日はこの状況を転換するべくベストを尽くすよ」
■フランコ・モルビデリ(P1:20番手、P2:16番手)
「午前と午後の間で大きく前進することができた。チームの努力によってフィーリングが改善されたおかげだね。小さな問題になっているのがニュータイヤで、気温が上がると、ますます難しくなってしまう。厳しい状況ではあるけれど、ポジティブでいたいと思っている。チームが作ってくれた成果からエネルギーをもらって午後はハイペースを発揮することできたから、そのことに集中してるよ」
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