史上初の3時間レース。スーパーGT第2戦富士のGT500ウイナー&PPを編集担当スタッフがガチ予想
やってきました5月の大型連休。盆暮れ正月と並んで全国各地の高速道路で大渋滞が発生するおなじみの期間ですが、この時期のレースもスーパーGTファンにはもはや恒例ですね。ここではゴールデンウイーク真っ只中の5月3〜4日に富士スピードウェイで開催される、2024年スーパーGT第2戦のGT500クラス予選ポールポジション(PP)と決勝レースのウイナーを、オートスポーツweb編集スタッフがズバリ予想。
お天気は前戦岡山と同様に晴れ予報ですが、レースフォーマットが初開催となる“3時間レース”となるほか、GT300クラスでは第3ドライバーを起用するチームも多く展開が荒れる可能性も……というわけで相も変わらず読みにくい状況ですが、そんなときこそ長年の経験と勘が役に立つ(はず)。個人的な希望を極力排しつつ(たぶん)、走る前からガチで当てに行きます!
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●ハルロウ(GT取材デビューから、かれこれ16年目。ワカテにマケズ、2戦連続的中狙いマス)のウイナー予想
◎本命:#8 ARTA MUGEN NSX-GT
〇対抗:#16 ARTA MUGEN NSX-GT
△大穴:#14 ENEOS X PRIME GR Supra
PP予想:#16 ARTA MUGEN NSX-GT
開幕戦の予選での不運からピットスタートとなりながら、セーフィティカーの幸運があったとはいえ、8位入賞を果たした8号車ARTA MUGEN NSX-GTを本命に挙げたい。開幕戦決勝での追い上げは、まさにチームの底力&ドライバーふたりのパフォーマンスの高さのおかげか。この富士では普通に戦えれば表彰台以上は間違いないハズ。
事前のテストからストレートの速さに定評があるシビック・タイプR-GTにとっても、この富士はシーズンのゆくえを占う上でも重要な一戦になる。これまでのNSXはコーナリング性能の高さを武器にしていた一方、NSXのリヤサイドの吸気口痕の形状が大きなドラッグとなってしまうことで、ストレートで厳しい部分があった。決勝レースではストレートで抜くのが難しいというこれまでのNSXのマイナス面を、シビックがどのように克服するのか、大きな試金石となりそうだ。
●ゴトー(ゲート前待機のお客さんの多さと応援フラッグの熱意に驚き)のウイナー予想
◎本命:#17 Astemo CIVIC TYPE R-GT
〇対抗:#14 ENEOS X PRIME GR Supra
△大穴:#19 WedsSport ADVAN GR Supra
PP予想:#8 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT
最高速チェックで触れたとおり、シーズン開幕前のテストとはいえホンダ・シビック・タイプR-GTの最高速から予想するに、今回の第2戦富士ではホンダ勢が躍動しそうな気がします。なかでも17号車はこの“5月富士”が強い印象があり、前戦リタイアの雪辱を果たすべく優勝を狙ってくるはず。
ただ、やはり今季のGRスープラ勢のトータルバランスの良さは捨てがたく、開幕戦ノーポイントの14号車も上位に顔を出しそうな予感。大穴は昨年の第2戦で予選2番手につけた19号車で、ヨコハマタイヤとのマッチング次第では不気味な存在になりそう。
8号車シビックも優勝候補に挙げられるため、今回はポールポジション候補に。今シーズン絶好調の36号車は46kgというサクセスウエイトを踏まえると今回は厳しそうですが、荒れた展開で上位に来るのがトムスの怖いところ。ニッサン勢は前戦の予選Q1で23号車MOTUL AUTECH Zの千代勝正がトップの速さをみせていますが、Zの本命は次戦鈴鹿と予想。
天候は予選・決勝日とも晴れで、決勝レースが行われる4日は26度まで気温が上がる予報です。さらに初の3時間レースということで、どういった展開になるか正直まったく読めません。今回は『当たれば良いな……』くらいに捉えていただければ!
●V(富士は晴れそうですが、来週のスパウェザーに怯えています)のウイナー予想
◎本命:#14 ENEOS X PRIME GR Supra
〇対抗:#8 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT
△大穴:#100 STANLEY CIVIC TYPE R-GT
PP予想:#8 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT
岡山とは打って変わってシビック・タイプR-GT優勢と見られているなか、本命に14号車ENEOS X PRIME GR Supraをチョイス。富士と岡山ではトラックの特性が大きく異なるため直接的なアドバンテージにはならないはずですが、オープニングラップでのアクシデントから意地の復活を見せたチームの努力がここで実るのではないか、と予想します。
気になるのは、累積ペナルティポイントが4ポイントとなった大嶋和也が、練習走行の後半1時間に参加できないことがどこまで響くか、ということ。
ポールポジションは、岡山の予選で速さを見せたものの結果的には四輪脱輪によってピットスタートになってしまった8号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GTが雪辱を果たすと予想。レースが荒れなければポール・トゥ・ウイン達成の可能性も充分にあると考えます。反対に展開が荒れれば前戦3位の100号車STANLEY CIVIC TYPE R-GTにもチャンスあり!?
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