元オリユーチューバーは正しかった!?巨人のアーリーワーク批判 打線低迷を予見に再評価の声も

ココカラネクスト2023年5月2日(火)6時0分

アーリーワークを導入した大久保コーチは、巨人打線を復活させられるだろうか(C)CoCoKARAnext

 球界の盟主にとって、なかなかハードな春先になりました。

 巨人は4月を終え、11勝14敗の借金3で5位。後半こそ3連勝と上昇の兆しを見せましたが、首位・DeNAとはすでに6ゲーム差。これに追いつくのは容易ではありません。

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 原因はどこにあるのでしょうか。スポーツ紙のデスクは言います。

「まあ現状、全部でしょうね。チーム防御率は3・90と12球団ワースト。セ・リーグの6球団で3点台は巨人だけと突出して悪い。打線の不振は底を脱した感があるけど、主力の坂本と丸がともに打率1割台に沈んで、ブレーキになったことは痛かったですよね」

 そんな中、あの新進気鋭のユーチューバーの「提言」があらためて再評価されているのです。

 西浦颯大さん。高知の名門・明徳義塾では甲子園に4度出場。2017年ドラフト6位でオリックスに入団すると、4年間のプロ生活では128試合に出場、打率・192、3本塁打、22打点の成績を残し、12盗塁をマークしました。中でも2019年には自身最多の77試合に出場し、ファンに愛された選手でした。

 引退後は『【ニーシーCH】西浦颯大』を開設し、YouTuberとしても活動。チャンネル登録者数も1万人と健闘し、独自の視点から発信を続けています。

 その「予言」とは今年2月、西浦さんが巨人の春季キャンプに関してつぶやいたツイートでした。

 前述のデスクは解説します。

「そもそもの話はスポーツ報知巨人取材班が2月8日朝にアップした動画でした。宮崎キャンプのアーリーワークで、岸田行倫捕手が2000スイングを超えた動画へ、大学野球選手が『プロがこれでいいんかい』と引用リツイートしたものに対して、西浦さんはさらに引用リツイート。『意味のない練習にしか見えない 量より質 100回適当に振るくらいなら10回本気で振った方がよっぽど自分の為になる やらされる練習が一番意味ない 自分で考えてやらないと』と投稿して、自説を述べたのです」

 大久保博元コーチが提唱した練習法に正々堂々と異議を唱えた勇気のあるツイートに対しては、賛否両論の様々な声が届き、西浦さんは一躍、時の人になったのでした。

 デスクはさらに続けます。

「プロの世界は数字が全て。アーリーワークの結果、打撃成績が上がれば、大久保コーチは評価される。しかしそうでなければ、それは正しかったとは言えないわけです。その点で西浦さんの『提言』は一定の説得力があったとも言えます。しかし、ペナントレースは始まったばかり。問題はここからです。キャンプの成果は即効性があるものばかりではない。『2月に必死に振り込んだ成果が夏の一番しんどい時に出る』ということも、あるにはあるんです。そういう意味ではもうちょっと様子を見てもいいかもしれません」

 打線はこのまま低空飛行を続けるのか、あるいは上昇気流に転じるのか。

 5月以降の原巨人から目が離せません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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