防御率リーグワーストで“投壊”の巨人 球界OBが語った打開策「ブルペンデーをやってみてもいい」
投手陣のやりくりに悩む巨人。原監督の采配に注目だ(C)CoCoKARAnext
5月2日、巨人はヤクルト戦(東京ドーム)に臨み、5−7で敗れた。巨人打線は2回までにヤクルト先発のサイスニードを捉え、4点を先制に成功。一方の投手陣は、戸郷が6回途中まで粘りの投球を見せるも、2番手の鍵谷陽平が中村悠平に同点タイムリーを浴び、3番手に登板したルーキーの田中千晴がオスナに勝ち越しの2ランを許すなど、逆転負けを喫した。
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開幕から26試合を終え、チーム防御率はリーグワーストの4・02。ここまで11勝15敗でリーグ5位と波に乗り切れない要因に投手陣の不振がある。
そんな巨人の投手陣を、球界OBはどう見ているのか。現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍している高木豊氏が自身のユーチューブチャンネルで動画を更新し、投手陣の打開策について言及した。
高木氏は「大丈夫ではないよね」と巨人投手陣の現状について述べると、「菅野が開幕前に離脱したのが一番大きい」と、不振の要因として菅野智之の離脱を挙げた。菅野は右ヒジの張りで開幕に出遅れたが、いまだに復帰の見通しが立っていない。
また、同氏は「全員が揃ったら、そんなに悪い投手陣ではないと思う。ビーディなんかは勝ててないけど、ゲームは作っていた」と話した。「ピッチャーのせいっていうけど、一番の良薬は1勝。それを与えることによって流れが変わってくる。それを出来なかった野手陣に問題があると思う」と、先発投手陣に勝ち星がつかない点について見解を述べた。
巨人の若手投手へのアドバイスもあった。「赤星は中継ぎにした方が良い。あともう少し高めを使った方が良いと思う。阪神の村上が高めに投げた時はほとんど空振りを取る。ああいう感じだよ、赤星は。高めのボールをコントロールできれば、勝てると思う」と、高木氏は2年目の赤星優志について言及した。
さらに、「ジャイアンツのピッチャーが育たないとかいうよりも、考え方1つによって変わると思う。球威のあるピッチャーは多い」とも話し、「ブルペンデーをやってみてもいいんじゃないかなと思う」と、不振の投手陣再建への打開策を語っていた。
巨人は投手陣を再建し、上位へ浮上することができるだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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