レアルが延長戦の末にマンC撃破、4季ぶりCL決勝進出…ロドリゴが終盤に大仕事!
サッカーキング2022年5月5日(木)6時36分
途中出場のロドリゴが大仕事 [写真]=Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)の準決勝セカンドレグが4日に行われ、レアル・マドリード(スペイン)とマンチェスター・C(イングランド)が対戦した。
ファーストレグは内容面で圧倒されながらも、敵地で3ゴールを奪って希望を繋いだレアル・マドリード。セカンドレグは負傷の影響でダヴィド・アラバがベンチスタートに。代役にナチョ・フェルナンデスが起用された。
一方、マンチェスター・Cはファーストレグからスタメンを2枚変更。カイル・ウォーカーとジョアン・カンセロが先発復帰し、両サイドバックで起用されている。
試合は1点を追うホームチームが反撃に出る。4分、右サイド高い位置でボールを持ったダニエル・カルバハルがクロスを送ると、ペナルティエリア内でカリム・ベンゼマがフリーに。ヘディングシュートを狙うも、枠の外へ外れた。19分にはペナルティエリア内のルーズボールをヴィニシウス・ジュニオールが狙うも、シュートは枠外へ。
前半途中からはマンチェスター・Cが押し込む展開に。19分には相手のミスからボールを拾ったケヴィン・デ・ブライネが背後へ送ると、ベルナルド・シルヴァが反応。抜け出してシュートを放つも、ティボー・クルトワに弾かれてゴールならず。22分には左サイドからのクロスボールを中央でリヤド・マフレズが触り、デ・ブライネの元へ。落としたボールをガブリエル・ジェズスが右足で狙うも、強烈なシュートはわずかに枠を捉えられなかった。
その後は一進一退の攻防戦に。互いにハイプレスで前から圧力をかける場面と、ブロックを敷いて我慢する場面の使い分けが上手く、ファーストレグとは異なりロースコアで時間は経過。前半はスコアレスのまま終了した。
後半開始早々、レアル・マドリードがデザインされたキックオフから仕掛ける。中央でのパス回しから浮き球のロングスルーパスを通すと、右サイドを抜け出したカルバハルが鋭いクロスボールを供給。ファーサイドに走り込んだヴィニシウスが合わせたものの、シュートは枠を外れ、先制点を挙げることはできなかった。
後半はレアル・マドリードが押し込む時間帯が続き、ベンゼマとヴィニシウスを中心にゴールへ迫る。しかし、マンチェスター・Cの守備陣も全く集中を切らさず、ゴールを許さない。
72分、ここまでヴィニシウスを完全に抑えていたウォーカーがコンディションの問題で交代。デ・ブライネもピッチを去り、オレクサンドル・ジンチェンコとイルカイ・ギュンドアンが投入された。
直後の73分、ジンチェンコ、ギュンドアンとパスを繋ぐと、B・シルヴァが中央をドリブルで運ぶ。相手DFを引き付けて右へ振ると、フリーとなったマフレズが左足を振り抜く。強烈なシュートがネットを揺らし、マンチェスター・Cがファイナルへの切符を手繰り寄せる先制点を奪った。
リードを許したレアル・マドリードは反撃に出るも、マンチェスター・Cの強固な守備を前に決定機を作り出せない。反対に、マンチェスター・Cはボールを保持しながら隙を見てチャンス演出。84分にカンセロが強烈なミドルシュートを放つも、クルトワがまたも好セーブ。直後にはジャック・グリーリッシュが裏抜けからGKをかわしてシュートを放つも、ライン上でクリアされ、追加点とはならなかった。
このままタイムアップかと思われた90分、レアル・マドリードが攻勢を強める。中央でボールを持ったエドゥアルド・カマヴィンガが背後のスペースへ浮き球のボールを供給すると、ベンゼマがダイレクトで中央へ折り返し。GKの前へ走り込んだロドリゴが押し込み、1点を返した。
レアル・マドリードが完全に勢いに乗ると、後半アディショナルタイムにドラマが。右サイドで相手をかわしたカルバハルがクロスボールを送ると、手前でマルコ・アセンシオが触って微妙にコースが変化。最後はまたもロドリゴがゴールを沈め、土壇場で2戦合計スコアをイーブンに戻した。
延長戦に突入しても、試合はレアル・マドリードのペースに。93分、カマヴィンガが持ち運びから右サイドへ展開。ボールを受けたロドリゴの折り返しにベンゼマが飛び込むと、ルベン・ディアスのファウルを受け、PKを獲得する。キッカーを務めた“エース”・ベンゼマはGKの逆を付く一撃を沈め、遂に逆転に成功した。
負けられないマンチェスター・Cも怒涛の反撃へ。105分、カンセロのクロスからフォーデンが頭で合わせるも、クルトワのファインセーブに阻まれ得点ならず。こぼれ球に詰めたフェルナンジーニョもシュートを枠に飛ばすことができない。
その後は拮抗した展開となるも、レアル・マドリードは最後まで集中を切らさず。試合はこのままタイムアップ。勝利したレアル・マドリードは4シーズンぶりとなる決勝へと駒を進めた。
決勝戦では、昨シーズンのCL・準々決勝以来となるリヴァプールとの対戦に。なお、決勝戦は5月28日にフランスで行われることが決定している。
【スコア】
レアル・マドリード 3-1 マンチェスター・C(2戦合計6-5)
【得点者】
0-1 73分 リヤド・マフレズ(マンチェスター・C)
1-1 90分 ロドリゴ(レアル・マドリード)
2-1 90+1分 ロドリゴ(レアル・マドリード)
3-1 95分 カリム・ベンゼマ(PK/レアル・マドリード)
【スターティングメンバー】
レアル・マドリード(4-3-3)
GK:クルトワ
DF:カルバハル、ミリトン(114分 バジェホ)、ナチョ、メンディ
MF:カゼミーロ(75分 アセンシオ)、モドリッチ(75分 カマヴィンガ)、クロース(68分 ロドリゴ)
FW:バルベルデ、ベンゼマ(103分 セバージョス)、ヴィニシウス(114分 L・バスケス)
マンチェスター・C(4-3-3)
GK:エデルソン
DF:ウォーカー(63分 ジンチェンコ)、R・ディアス、ラポルテ、カンセロ
MF:ロドリ(99分 スターリング)、デ・ブライネ(63分 ギュンドアン)、B・シルヴァ
FW:マフレズ(84分 フェルナンジーニョ)、G・ジェズス(79分 グリーリッシュ)、フォーデン
ファーストレグは内容面で圧倒されながらも、敵地で3ゴールを奪って希望を繋いだレアル・マドリード。セカンドレグは負傷の影響でダヴィド・アラバがベンチスタートに。代役にナチョ・フェルナンデスが起用された。
一方、マンチェスター・Cはファーストレグからスタメンを2枚変更。カイル・ウォーカーとジョアン・カンセロが先発復帰し、両サイドバックで起用されている。
試合は1点を追うホームチームが反撃に出る。4分、右サイド高い位置でボールを持ったダニエル・カルバハルがクロスを送ると、ペナルティエリア内でカリム・ベンゼマがフリーに。ヘディングシュートを狙うも、枠の外へ外れた。19分にはペナルティエリア内のルーズボールをヴィニシウス・ジュニオールが狙うも、シュートは枠外へ。
前半途中からはマンチェスター・Cが押し込む展開に。19分には相手のミスからボールを拾ったケヴィン・デ・ブライネが背後へ送ると、ベルナルド・シルヴァが反応。抜け出してシュートを放つも、ティボー・クルトワに弾かれてゴールならず。22分には左サイドからのクロスボールを中央でリヤド・マフレズが触り、デ・ブライネの元へ。落としたボールをガブリエル・ジェズスが右足で狙うも、強烈なシュートはわずかに枠を捉えられなかった。
その後は一進一退の攻防戦に。互いにハイプレスで前から圧力をかける場面と、ブロックを敷いて我慢する場面の使い分けが上手く、ファーストレグとは異なりロースコアで時間は経過。前半はスコアレスのまま終了した。
後半開始早々、レアル・マドリードがデザインされたキックオフから仕掛ける。中央でのパス回しから浮き球のロングスルーパスを通すと、右サイドを抜け出したカルバハルが鋭いクロスボールを供給。ファーサイドに走り込んだヴィニシウスが合わせたものの、シュートは枠を外れ、先制点を挙げることはできなかった。
後半はレアル・マドリードが押し込む時間帯が続き、ベンゼマとヴィニシウスを中心にゴールへ迫る。しかし、マンチェスター・Cの守備陣も全く集中を切らさず、ゴールを許さない。
72分、ここまでヴィニシウスを完全に抑えていたウォーカーがコンディションの問題で交代。デ・ブライネもピッチを去り、オレクサンドル・ジンチェンコとイルカイ・ギュンドアンが投入された。
直後の73分、ジンチェンコ、ギュンドアンとパスを繋ぐと、B・シルヴァが中央をドリブルで運ぶ。相手DFを引き付けて右へ振ると、フリーとなったマフレズが左足を振り抜く。強烈なシュートがネットを揺らし、マンチェスター・Cがファイナルへの切符を手繰り寄せる先制点を奪った。
リードを許したレアル・マドリードは反撃に出るも、マンチェスター・Cの強固な守備を前に決定機を作り出せない。反対に、マンチェスター・Cはボールを保持しながら隙を見てチャンス演出。84分にカンセロが強烈なミドルシュートを放つも、クルトワがまたも好セーブ。直後にはジャック・グリーリッシュが裏抜けからGKをかわしてシュートを放つも、ライン上でクリアされ、追加点とはならなかった。
このままタイムアップかと思われた90分、レアル・マドリードが攻勢を強める。中央でボールを持ったエドゥアルド・カマヴィンガが背後のスペースへ浮き球のボールを供給すると、ベンゼマがダイレクトで中央へ折り返し。GKの前へ走り込んだロドリゴが押し込み、1点を返した。
レアル・マドリードが完全に勢いに乗ると、後半アディショナルタイムにドラマが。右サイドで相手をかわしたカルバハルがクロスボールを送ると、手前でマルコ・アセンシオが触って微妙にコースが変化。最後はまたもロドリゴがゴールを沈め、土壇場で2戦合計スコアをイーブンに戻した。
延長戦に突入しても、試合はレアル・マドリードのペースに。93分、カマヴィンガが持ち運びから右サイドへ展開。ボールを受けたロドリゴの折り返しにベンゼマが飛び込むと、ルベン・ディアスのファウルを受け、PKを獲得する。キッカーを務めた“エース”・ベンゼマはGKの逆を付く一撃を沈め、遂に逆転に成功した。
負けられないマンチェスター・Cも怒涛の反撃へ。105分、カンセロのクロスからフォーデンが頭で合わせるも、クルトワのファインセーブに阻まれ得点ならず。こぼれ球に詰めたフェルナンジーニョもシュートを枠に飛ばすことができない。
その後は拮抗した展開となるも、レアル・マドリードは最後まで集中を切らさず。試合はこのままタイムアップ。勝利したレアル・マドリードは4シーズンぶりとなる決勝へと駒を進めた。
決勝戦では、昨シーズンのCL・準々決勝以来となるリヴァプールとの対戦に。なお、決勝戦は5月28日にフランスで行われることが決定している。
【スコア】
レアル・マドリード 3-1 マンチェスター・C(2戦合計6-5)
【得点者】
0-1 73分 リヤド・マフレズ(マンチェスター・C)
1-1 90分 ロドリゴ(レアル・マドリード)
2-1 90+1分 ロドリゴ(レアル・マドリード)
3-1 95分 カリム・ベンゼマ(PK/レアル・マドリード)
【スターティングメンバー】
レアル・マドリード(4-3-3)
GK:クルトワ
DF:カルバハル、ミリトン(114分 バジェホ)、ナチョ、メンディ
MF:カゼミーロ(75分 アセンシオ)、モドリッチ(75分 カマヴィンガ)、クロース(68分 ロドリゴ)
FW:バルベルデ、ベンゼマ(103分 セバージョス)、ヴィニシウス(114分 L・バスケス)
マンチェスター・C(4-3-3)
GK:エデルソン
DF:ウォーカー(63分 ジンチェンコ)、R・ディアス、ラポルテ、カンセロ
MF:ロドリ(99分 スターリング)、デ・ブライネ(63分 ギュンドアン)、B・シルヴァ
FW:マフレズ(84分 フェルナンジーニョ)、G・ジェズス(79分 グリーリッシュ)、フォーデン
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