「あのスイングは期待ばかりが高まる」阪神・ミエセスの長打力に球団OBも熱視線!「ノイジーには無い迫力」
初出場でホームランを放ったミエセス。今後が楽しみだ(C)Getty Images
阪神の新外国人、ヨハン・ミエセスが5月5日の広島戦で公式戦初出場を果たし、初ホームランを記録するなど、鮮烈なデビューを飾った。
この日、一軍に昇格となり即スタメンに名を連ねることとなったミエセスは「6番・右翼」で出場。1、2打席目は凡退するも、6回の第3打席でその長打力を見せつけた。4−0と阪神がリードして迎えたこの打席、1死ランナー無しの場面で、広島3番手、塹江敦哉の変化球をとらえ、レフトスタンド上段へ運んでいる。
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開幕からおよそ1か月で待望の一軍昇格、その直後のいきなりの本塁打は、今後の期待を膨らませるには十分なインパクトとなった。この日は4打席で安打はこの1本に終わったものの、助っ人としての頼もしさも感じさせている。
現在2位を走り、好調を維持するチームでここからのシーズン、ミエセスが長距離砲として打線に定着することは、虎党はもちろん、球団OBも強く望む声が伝えられている。
「あのスイングは期待ばかりが高まる」
NPBデビューを果たしたばかりの新外国人プレーヤーにそう言葉を投げかけているのは、阪神OBの田尾安志氏だ。自身のYouTubeチャンネル『TAO CHANNEL』の5月7日に配信された「愛されキャラのミエちゃんはラミちゃんを超えられるか?!」の中で、広島戦でのミエセスのバッティングを振り返り、今後の活躍への見込みも述べている。
田尾氏は春季キャンプ時より、ミエセスのフォームに注目していたとして、グリップの位置が身体から離れすぎていない点や、スイング時の体重移動が理想的であると語り、「ホームランバッターのスイングをしているなと感じていた」と評している他、「あのホームランはノイジーには無い迫力だったと思います」と長打力を絶賛した。
時折、「ミエちゃん」と呼び笑顔も浮かべながらバッティングの特徴なども紹介し続け、加えてこの日の2つ三振についても「決して悪いものでは無かった」と評価しており、やはりフォームやスイングの形が出来ていると分析。他にも「もし、阪神で出番が無いようなら、中日で使われても良いのでは」とも話している。
さらに、この試合ではヒーローインタビューのお立ち台に立ったことなどから「愛嬌もあり、また応援したくなる選手。インタビュー後もファンサービスをしていた」と言葉を並べた。
「あのヘッドスピードは日本のプレーヤーにはない速さ」として、最後まで打撃力への高い評価を送っていた田尾氏。いよいよベールを脱いだ阪神の新助っ人ミエセス、次は甲子園のファンの前で、どんなバッティングをみせてくれるか、非常に楽しみだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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