「予想よりも優れた結果」大谷翔平が“小休止”から再び5月加速へ 松井裕樹から左中間破る二塁打で3戦ぶりマルチ安打
大谷が3試合ぶりのマルチ安打を記録した(C)Getty Images
ドジャースの大谷翔平が現地時間5月10日(日本時間11日)、敵地ペトコ・パークでのパドレス戦に「2番・DH」で出場し、1点を追う8回無死一塁から松井裕樹と対戦し、左中間を破る二塁打を放った。
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大谷の安打で無死二・三塁の好機をつくると、フレディ・フリーマンの犠飛で1-1の同点に追いついたが、9回にチームは1-2でサヨナラ負けを喫してしまった。
大谷は初回の第1打席、マイケル・キングから4球目のシンカーで空振り三振を奪われると、敵地のファンからは歓声と拍手が湧き起こった。3回の第2打席は一死一塁から、そのシンカーを捉えて技ありの左前打。これが3試合11打席ぶりの安打となった。
6回の第3打席は一ゴロに倒れたが、全力疾走。ベースを踏みに行った一塁手のジェーク・クロネンワースと激突しそうな場面もあったが、最後はクロネンワースを気遣う様子が伺えた。
大谷は、この日の試合前までキングを相手に9打数4安打3本塁打と好相性。4月12日の試合では松井秀喜氏に並ぶメジャー通算175号を放っている。
8日(同9日)の本拠地・マーリンズ戦では、初回の第1打席に際どいストライク判定もあり、見逃し三振に終わった。球場がブーイングに包まれる一幕もあった。3回の第2打席は空振り三振に倒れ、6回一死の第3打席は左直、8回の第4打席は左邪飛に倒れた。
4打数無安打の成績で、今季初の2試合連続でノーヒットに終わり、8試合ぶりに出塁もなかったが、それでも、この日の試合前までの打率は.355、安打数54本、出塁率.678、OPS1.103はすべて両リーグトップ。
大谷のここまでの好成績を受けてドジャース専門メディア『Dodgers Nation』も、Xで「Sho(ショウ)はドジャースで予想よりも優れた結果を残している」と称賛している。
快進撃を続けてきた5月。“小休止”を終えて大谷は4打数2安打と再び加速し始めた。チームはこの日、28歳右腕に苦しめられるなど、9回にサヨナラ負けして接戦を落とした。連勝は「7」でストップしている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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