【横浜FMvsG大阪プレビュー】横浜FMは前節得点の喜田が新境地を開拓中…G大阪はカップ戦で食野ら若手が躍動
サッカーキング2018年5月11日(金)17時35分
これまでアンカーの位置で起用されてきた横浜FMのMF喜田拓也は、インサイドハーフで新境地を開拓しつつある [写真]=J.LEAGUE
■横浜F・マリノス 不安要素は失点数リーグワースト2位タイの守備
【プラス材料】
前節の名古屋戦(1-1)に先発した11人は9日のルヴァン杯・仙台戦に先発せず。MF遠藤渓太以外は遠征にも帯同せず、今節のG大阪戦に向けて準備を進めている。カップ戦を含めた連戦になるが、コンディションに不安はない。
個に目を移すと、アンカーの位置ではなく一列上がってインサイドハーフで起用され、名古屋戦で得点したMF喜田拓也が新境地を開拓しつつある。もともとは危機察知能力やボール奪取能力の高さを武器にしていたが、ここへきて相手ゴール前へ入っていく動きやスルーパスなどで攻撃をけん引。攻守両面において欠かせない存在に成長しつつある。今季は負傷の影響でここまで3試合の出場にとどまっているが、復帰した背番号5の存在は心強い限りだ。
【マイナス材料】
ここまでに喫した21失点はリーグワースト2位タイの数字で、無失点で90分を戦い終えたのは勝利した3試合のみ。複数失点も7試合と多く、そこに持ち前の堅守の面影はない。攻撃力に磨きがかかっているのは事実だが、これだけ失点が増えてしまえば勝利から遠ざかって当然だろう。
前節の名古屋戦も前半に先制し、優位にゲームを進めながら、後半に入って疲れの影響でミスが出始め、相手に主導権を譲って失点した。90分間をどう戦うかといったマネジメントが必要で、ベンチワークも含めたブラッシュアップが欠かせない。15位という楽観視できない順位にいることもメンタルに少なからず影響を与えており、流れが悪くなると立て直せない傾向にある。得失点を含めたゲーム展開が鍵を握りそうだ。
文:totoONE編集部
■ガンバ大阪 GKにけが人が続出、前節は17歳の谷がベンチ入り
【プラス材料】
前節の札幌戦ではMF今野泰幸がスタメン復帰。また後半から出場したFW長沢駿は直近のルヴァン杯・広島戦でも先発し、60分近くプレーした。それによる疲労を考慮して今節の予想スタメンからは外したが、コンディションは右肩上がりにある。途中出場でも十分、攻撃を加速することだろう。
加えて言うならば、その広島戦で見せた若い選手たちの躍動も頼もしい限り。同試合では2点のビハインドを追いかける展開の中、MF食野亮太郎、MF妹尾直哉、DF西野貴治が揃ってトップチームでの今季初ゴールを挙げて逆転勝利につなげたが、チームが最も欲している“結果”をつかめた事実はリーグ戦への励みにもなる。いや、励みにしなければいけない、ということは広島戦で温存された主力選手も自覚して横浜FM戦に臨むに違いない。
【マイナス材料】
GK陣が立て続けに負傷しているのは心配だ。GK東口順昭の離脱は周知の通りで、すでに練習には合流しているが、前節の札幌戦ではGK林瑞輝も顔面をけが。控えGKだったGK鈴木涼太も練習中に腕を傷めて急遽戦列を離れたため、17歳のGK谷晃生がべンチ入りを果たした。林のけがは大事に至らず東口も快方に向かっているものの、アクシデントが続いているだけに、これ以上のけが人が出ないことを祈りたい。
一方、相変わらず不安定なのが守備。少し落ち着きが見られるようになった途端、札幌戦では不用意な守備から失点を許し試合の流れを悪くしている。この“波”がなくならない限り、チームの浮上はないと考えても、今一度、試合の入り、一対一の対応の見直しは急務。セットプレーの対応も注意したい。
文:totoONE編集部
【プラス材料】
前節の名古屋戦(1-1)に先発した11人は9日のルヴァン杯・仙台戦に先発せず。MF遠藤渓太以外は遠征にも帯同せず、今節のG大阪戦に向けて準備を進めている。カップ戦を含めた連戦になるが、コンディションに不安はない。
個に目を移すと、アンカーの位置ではなく一列上がってインサイドハーフで起用され、名古屋戦で得点したMF喜田拓也が新境地を開拓しつつある。もともとは危機察知能力やボール奪取能力の高さを武器にしていたが、ここへきて相手ゴール前へ入っていく動きやスルーパスなどで攻撃をけん引。攻守両面において欠かせない存在に成長しつつある。今季は負傷の影響でここまで3試合の出場にとどまっているが、復帰した背番号5の存在は心強い限りだ。
【マイナス材料】
ここまでに喫した21失点はリーグワースト2位タイの数字で、無失点で90分を戦い終えたのは勝利した3試合のみ。複数失点も7試合と多く、そこに持ち前の堅守の面影はない。攻撃力に磨きがかかっているのは事実だが、これだけ失点が増えてしまえば勝利から遠ざかって当然だろう。
前節の名古屋戦も前半に先制し、優位にゲームを進めながら、後半に入って疲れの影響でミスが出始め、相手に主導権を譲って失点した。90分間をどう戦うかといったマネジメントが必要で、ベンチワークも含めたブラッシュアップが欠かせない。15位という楽観視できない順位にいることもメンタルに少なからず影響を与えており、流れが悪くなると立て直せない傾向にある。得失点を含めたゲーム展開が鍵を握りそうだ。
文:totoONE編集部
■ガンバ大阪 GKにけが人が続出、前節は17歳の谷がベンチ入り
【プラス材料】
前節の札幌戦ではMF今野泰幸がスタメン復帰。また後半から出場したFW長沢駿は直近のルヴァン杯・広島戦でも先発し、60分近くプレーした。それによる疲労を考慮して今節の予想スタメンからは外したが、コンディションは右肩上がりにある。途中出場でも十分、攻撃を加速することだろう。
加えて言うならば、その広島戦で見せた若い選手たちの躍動も頼もしい限り。同試合では2点のビハインドを追いかける展開の中、MF食野亮太郎、MF妹尾直哉、DF西野貴治が揃ってトップチームでの今季初ゴールを挙げて逆転勝利につなげたが、チームが最も欲している“結果”をつかめた事実はリーグ戦への励みにもなる。いや、励みにしなければいけない、ということは広島戦で温存された主力選手も自覚して横浜FM戦に臨むに違いない。
【マイナス材料】
GK陣が立て続けに負傷しているのは心配だ。GK東口順昭の離脱は周知の通りで、すでに練習には合流しているが、前節の札幌戦ではGK林瑞輝も顔面をけが。控えGKだったGK鈴木涼太も練習中に腕を傷めて急遽戦列を離れたため、17歳のGK谷晃生がべンチ入りを果たした。林のけがは大事に至らず東口も快方に向かっているものの、アクシデントが続いているだけに、これ以上のけが人が出ないことを祈りたい。
一方、相変わらず不安定なのが守備。少し落ち着きが見られるようになった途端、札幌戦では不用意な守備から失点を許し試合の流れを悪くしている。この“波”がなくならない限り、チームの浮上はないと考えても、今一度、試合の入り、一対一の対応の見直しは急務。セットプレーの対応も注意したい。
文:totoONE編集部
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