岩井千怜の今季2勝目は“24年版”が奏功 「フジサンケイレディス」から低重心な新作FWに入れ替え【勝者のギア】
岩井千怜が今季2勝目を達成 バッグの中身は?(撮影:米山聡明)
<RKB×三井松島レディス 最終日◇12日◇福岡カンツリー倶楽部 和白コース(福岡県)◇6305ヤード・パー72>
悪天候下で行われた最終日、トップタイで出た岩井千怜が6バーディ・1ボギーの「67」をマークし、トーナメントレコードとなるトータル12アンダーで連覇を達成した。今季2勝目、ツアー通算6勝目。昨年より進化した部分について、岩井は“アプローチの粘り強さ”を挙げた。
「ティショットが暴れていたけど、今日はパターと外した時のアプローチでしのげたと思います。グリーンを外すことが多かったんですけど、そこからのセーブというか粘り強さは上がってるんじゃないかなと思います。去年より状況判断がうまくできるようになった。このライで寄る気がしなかったら違う番手を選ぶとか。去年はしていなかったけど、今年は普段だと58度で打っていてもちょっとイメージが違うなと思ったら54度に持ち代えるというか状況判断がうまくマッチしているような感じがします」(岩井)
開幕戦で優勝した時と、バッグの中身で替えたものは「フェアウェイウッド2本と6番アイアン(4番アイアン相当)」。どちらもモデル名はまったく同じで「フジサンケイレディスから、24年モデルに替えました」とヨネックスのツアー担当。フェアウェイウッドはシャフトも替え『レクシスガイザ2K』→『レクシスガイザL』に変更。理由をこう話す。
「(FW変更の理由は)飛距離が明確に伸びたからで、キャリーで7ヤード、ランを入れたら10ヤードくらいは伸びてます。球が上がって飛ぶようになったので、気に入ってくれました。(シャフト変更は)以前のクラブは重心が高かった。それに合わせたシャフトになります。今回はボールを上げやすく重心も下がっているので、その時にヘッドが暴れないシャフトにしました。(ヘッドの好みは)ドローヒッターなのでつかまりが良い方が好きだと思います。あと自分でもコントロールして球を打っていくタイプなので、自分の思った球が出るとか、そういうのは大事にしていますね」(ヨネックス・ツアー担当)
【岩井千怜の優勝クラブセッティング】
1W:ヨネックス EZONE GT(9° レクシスガイザL 50S 45.5インチ)
3W:ヨネックス EZONE GT 24年モデル(15° レクシスガイザL 50S)
5W:ヨネックス EZONE GT 24年モデル(18° レクシスガイザL 50S)
6I:ヨネックス EZONE GT 24年モデル(23° レクシスガイザi )
5I~PW:ヨネックス EZONE CB511(レクシスガイザi)
50,54,58°:ヨネックス EZONE W 502(N.S.PRO 950GH)
PT:オデッセイ WHITE HOT BLACK SERIES FIVE CS
BALL:スリクソン Z-STAR XV
<ゴルフ情報ALBA Net>
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