SBK第5戦で連勝ストップのバウティスタ、イモラでの初レースに「レイについていくのは困難だった」
スーパーバイク世界選手権(SBK)第5戦イモラで、アルバロ・バウティスタ(Aruba.it レーシング-ドゥカティ)の連勝がついにストップした。開幕戦レースから11連勝を挙げてきたバウティスタはイモラでの初レースで、ジョナサン・レイ(カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK)に優勝を譲った。ただ、レース1で2位、スーパーポール・レースで3位を獲得し、13レース連続で表彰台に上り続けている。
第5戦の舞台となったイタリアのイモラ・サーキットは、バウティスタにとって初めて走るサーキット。ここまでの4戦はMotoGPの開催地でもあったために、元MotoGPライダーのバウティスタになじみのあるサーキットだった。
レース1を3番手からスタートしたバウティスタ。ポールポジションからスタートしたチームメイトのチャズ・デイビスが電気系統のトラブルによりスローダウンを喫しリタイアすると、2番手に浮上してトップを走るレイを追う。
2019年シーズン、これまでの11レースで、バウティスタはレイにトップを奪われても序盤にそのポジションを奪還し、独走態勢を築いてレースを制することが多かった。しかし、イモラのレース1の展開は違っていた。レイに追い付くことなくその差は周回ごとに開いていく。バウティスタがチェッカーを受けたとき、今季初優勝を挙げたレイとの差は約8秒にまで広がっていた。
「数回のセッションで、サーキットを理解するのは簡単じゃないね。おまけに今日のレースペースはとても速かった」バウティスタはレース1をそう振り返る。この日、レイは3周目にファステストラップのレコードタイムを更新する1分46秒023をマークしていた。
「序盤はジョナサンを追いかけようとしたんだけど、彼のペースについていくことは難しかった。けれど、今日は獲得しうる最高の結果を手にできたのだから、満足だよ。ミスは犯さなかったし、チャンピオンシップにとって重要なポイントを獲得できた。僕にとって初めてのサーキットでのレースで、2位を獲得できたのだから満足だ」
翌日に行われたスーパーポール・レースでは、2番手を走行中にデイビスに交わされ、3位フィニッシュを果たしたバウティスタ。優勝こそ逃したものの、初走行のサーキットで表彰台を獲得した。
現時点でチャンピオンシップでランキングトップにつけるバウティスタ。次戦で勢いをつけつつあるレイを止めることができるだろうか。
なお、激しい雨によりキャンセルとなったレース2について、バウティスタは「コースコンディションは危険な状態で、一部には水たまりができ、水がコースを横切っているところもあった。ライダーにとって危険な状態だったから、レースの中止は正しい判断だったと思う」とコメントしている。
また、チームメイトのデイビスも「アップダウンの激しいイモラは、通常のサーキットと違い、雨が降るとコーナーのあちこちに水たまりができてしまう。この理由で、今日のレースはキャンセルとなった」とレースを中止せざるをえない状況だったことを語った。
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