ジャック・ミラー、ファクトリーのドゥカティ・レノボ・チームと2022年まで契約延長/MotoGP
5月25日、ロードレース世界選手権MotoGPに参戦するドゥカティ・コルセは、ジャック・ミラーを2022年までドゥカティのファクトリーチームであるドゥカティ・レノボ・チームのライダーとして継続して起用することを発表した。
ミラーは2011年にロードレース世界選手権125ccクラスでデビューしたオーストラリア出身のライダー。翌年からMoto3クラスに参戦し、2014年にMoto3クラスでランキング2位を獲得した。
2015年からはMoto2クラスを飛び越えて、MotoGPクラスへとステップアップ。2015年から2017年までの3年間はマルクVDS・ホンダから参戦して、2年目の2016年第8戦オランダGPでは初優勝を達成。2018年よりドゥカティのサテライトチームであるプラマック・レーシングに移籍した。
プラマック・レーシングでは2019年に5度の3位表彰台、2020年に3度の2位表彰台と1度の3位表彰台を獲得。そして、2021年からドゥカティのファクトリーチームであるドゥカティ・レノボ・チームに昇格し、第4戦スペインGPと第5戦フランスGPで優勝を飾っている。
そして、ドゥカティとミラーの契約期間は2021年の1年間で、2022年シーズンに契約を延長するオプションが含まれていたが、今回、2022年末まで契約が延長されることになった。
2022年もワークス仕様のドゥカティ デスモセディチGPを駆ることになったミラーは「来シーズンもドゥカティ・レノボ・チームで冒険を続けることができることにワクワクしているよ! このカラーを身にまとうことは、僕にとって大きな名誉であり、デスモセディチGPで過去2レースに勝つことができたのは、本当に夢のようだ」とコメントした。
「この数カ月間、ドゥカティとチーム全体から受けた素晴らしいサポートがなければ、このような結果を得ることはできなかった。そして、僕を信頼してくれたジジ、パオロ、ダビデ、クラウディオに感謝したい」
「現在は、今シーズンのことだけに集中できる。ランキングでは4位につけているが、トップとの差は大きくないし、チャンピオンシップはまだ長い。このポジティブな傾向を継続し、タイトルを獲得するためにベストを尽くしたいと思う。フォルツァ、ドゥカティ!」
ドゥカティ・コルセのゼネラルマネージャーであるルイジ・ダリーニャは「2022年もミラーとの契約を継続することを発表できることを嬉しく思う」と語った。
「初年度のシーズンで、ジャックは素晴らしい才能とプロ意識、そして強い決意を示した。厳しいスタートを切った後も、異なるコンディションでふたつの重要な勝利を手にした。直近のル・マンでの成功が示すように、彼は、どんなコンディションでもそのポテンシャルを十分に発揮できるよう、我々のデスモセディチGPを理解しているライダーのひとりだ」
「いつも通り、我々の目標はチャンピオンシップのタイトルであり、ジャックとペッコ(フランセスコ・バニャイア)がいれば、2022年のタイトル争いの主役になれると信じている」
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