ミャンマー戦へ気を引き締める吉田麻也「緩みが出るかもしれない」
サッカーキング2021年5月27日(木)12時48分
取材に応じた吉田麻也
日本代表に招集されたDF吉田麻也(サンプドリア/イタリア)がオンライン上で取材に対応した。
今シーズンはサンプドリアで公式戦34試合に出場し、1ゴール2アシストを記録した吉田は「コンスタントに試合に出られたのは非常によかった」と振り返り、「それを求めて移籍をした。2シーズン目でだいぶ慣れてきてやりやすくなったと思う半面、一時期出られなかった時期もあり、監督の信頼を完全に得られなかった課題もある。そこのプレーの波を減らして、勝利をチームに導けるような結果を出すことがCBとして大事になってくる。最後2試合のクリーンシート(無失点試合)はよかったが、それまで目に見える数字はなかった。得点にしても30試合以上に出て1点というのはちょっと足りない。良かった中でも次につなげていけるシーズンだったと思う」と語った。
吉田はFIFAワールドカップカタール2022アジア2次予選兼AFCアジアカップ中国2023予選に臨む日本代表メンバーに選出されたほか、オーバーエイジ(OA)枠としてU-24日本代表メンバーにも選出されている。同選手にとっては2012年のロンドン・オリンピック以来、2度目となるOA枠でオリンピックに参加することには「めぐり合わせだと思う」として、次のように続けた。
「前回のOAは実質ほとんど年は離れていなく、なんなくチームに入れたが、今回は年齢も大きく離れているし、前回よりも期待値がさらに大きいだろうなと思う。ロンドンで非常にいい思い出を築けて、もうオリンピックに関わることはないだろうと正直思っていた。いろんな状況が変わる中で自分の考えだったり、選考の基準も変わってきたのかもしれない。監督にも伝えたが、この6月の合宿で満足できるパフォーマンスでなかったら、変えてもらって構わないと伝えている。僕ら3人もそういう緊張感の中でプレーしないといけないと思っている」
2012年のロンドン・オリンピックでは準決勝でメキシコ代表に敗れ、3位決定戦では韓国代表に敗れ、あと一歩のところでメダル獲得を逃した吉田。「キャリアの中で悔しい試合はいくつかあるが、その中でも特に悔しさの残る試合であったのは間違いないですね」と悔いの残る一戦だったことを明かしつつ、東京オリンピックへの意気込みを語った。
「あと一歩のところでメダルを逃してしまったという引っかかりが自分の中であったのが、今回チャレンジさせて頂くことになったのは間違いない。やり残したことがあったので、こうしたチャンスを頂けて嬉しく思っている。あとは結果で応えるしかない。オリンピックはメダルを取ってなんぼだと思う。過去の大会を見てもオリンピアンとメダリストの違いはかなりあると思っている。3回出て1回もメダルを取れないのはちょっと情けないとも思うのでぜひメダルを獲りたいと思う」
また、日本代表としては5月28日に国内情勢が厳しいミャンマー代表との試合に臨む。「ミャンマー自体の情勢は個人的には気にしていない。もちろん相手は難しい状況だが、あくまでスポーツですし、政治とスポーツは重なって報道されるが、個人としてはスポーツと政治は切り離して考えてほしい常に思っている」と主張した。
前回のアジアW杯予選のモンゴル代表戦では14-0で快勝を収め、現在グループの首位に立っており、ミャンマー戦に勝利すれば突破を決められる状況となっている日本代表。それでも、吉田は「二次予選に関しては選手も全く同じ感覚だと思う」と語りつつ、「前回は初招集の選手も多かったので、いい緊張感を保つことが合宿を通してできて、試合の中でも緊張感を保てたんじゃないかと思う。ただ、前回があった分、今回は気の緩みがちになるのではないかと危惧しているので、そこを締めることは非常に大事になってくる」と油断せずに臨む必要があることを強調した。
そして、「個人的な意見を言うとこの予選が正しいのかはわからないですけど、僕らができることは試合に勝つこと。あと3試合二次予選は残っているが、同じように複数得点を重ねて、僕らができることはこの予選がアジアの上のチーム、そしてアジアの下のチーム両方にとってプラスになるのかどうかという問題提起をAFCに投げかけていくことが大事になる。そういう意味でもいい試合をして、たくさんの得点をとって問題提起していけたらいいと個人的には思っている。まあコメントしづらいところでもありますけど(苦笑)」と大会のレギュレーションに問題があることを示唆しつつ、ミャンマー戦への意気込みを語った。
今シーズンはサンプドリアで公式戦34試合に出場し、1ゴール2アシストを記録した吉田は「コンスタントに試合に出られたのは非常によかった」と振り返り、「それを求めて移籍をした。2シーズン目でだいぶ慣れてきてやりやすくなったと思う半面、一時期出られなかった時期もあり、監督の信頼を完全に得られなかった課題もある。そこのプレーの波を減らして、勝利をチームに導けるような結果を出すことがCBとして大事になってくる。最後2試合のクリーンシート(無失点試合)はよかったが、それまで目に見える数字はなかった。得点にしても30試合以上に出て1点というのはちょっと足りない。良かった中でも次につなげていけるシーズンだったと思う」と語った。
吉田はFIFAワールドカップカタール2022アジア2次予選兼AFCアジアカップ中国2023予選に臨む日本代表メンバーに選出されたほか、オーバーエイジ(OA)枠としてU-24日本代表メンバーにも選出されている。同選手にとっては2012年のロンドン・オリンピック以来、2度目となるOA枠でオリンピックに参加することには「めぐり合わせだと思う」として、次のように続けた。
「前回のOAは実質ほとんど年は離れていなく、なんなくチームに入れたが、今回は年齢も大きく離れているし、前回よりも期待値がさらに大きいだろうなと思う。ロンドンで非常にいい思い出を築けて、もうオリンピックに関わることはないだろうと正直思っていた。いろんな状況が変わる中で自分の考えだったり、選考の基準も変わってきたのかもしれない。監督にも伝えたが、この6月の合宿で満足できるパフォーマンスでなかったら、変えてもらって構わないと伝えている。僕ら3人もそういう緊張感の中でプレーしないといけないと思っている」
2012年のロンドン・オリンピックでは準決勝でメキシコ代表に敗れ、3位決定戦では韓国代表に敗れ、あと一歩のところでメダル獲得を逃した吉田。「キャリアの中で悔しい試合はいくつかあるが、その中でも特に悔しさの残る試合であったのは間違いないですね」と悔いの残る一戦だったことを明かしつつ、東京オリンピックへの意気込みを語った。
「あと一歩のところでメダルを逃してしまったという引っかかりが自分の中であったのが、今回チャレンジさせて頂くことになったのは間違いない。やり残したことがあったので、こうしたチャンスを頂けて嬉しく思っている。あとは結果で応えるしかない。オリンピックはメダルを取ってなんぼだと思う。過去の大会を見てもオリンピアンとメダリストの違いはかなりあると思っている。3回出て1回もメダルを取れないのはちょっと情けないとも思うのでぜひメダルを獲りたいと思う」
また、日本代表としては5月28日に国内情勢が厳しいミャンマー代表との試合に臨む。「ミャンマー自体の情勢は個人的には気にしていない。もちろん相手は難しい状況だが、あくまでスポーツですし、政治とスポーツは重なって報道されるが、個人としてはスポーツと政治は切り離して考えてほしい常に思っている」と主張した。
前回のアジアW杯予選のモンゴル代表戦では14-0で快勝を収め、現在グループの首位に立っており、ミャンマー戦に勝利すれば突破を決められる状況となっている日本代表。それでも、吉田は「二次予選に関しては選手も全く同じ感覚だと思う」と語りつつ、「前回は初招集の選手も多かったので、いい緊張感を保つことが合宿を通してできて、試合の中でも緊張感を保てたんじゃないかと思う。ただ、前回があった分、今回は気の緩みがちになるのではないかと危惧しているので、そこを締めることは非常に大事になってくる」と油断せずに臨む必要があることを強調した。
そして、「個人的な意見を言うとこの予選が正しいのかはわからないですけど、僕らができることは試合に勝つこと。あと3試合二次予選は残っているが、同じように複数得点を重ねて、僕らができることはこの予選がアジアの上のチーム、そしてアジアの下のチーム両方にとってプラスになるのかどうかという問題提起をAFCに投げかけていくことが大事になる。そういう意味でもいい試合をして、たくさんの得点をとって問題提起していけたらいいと個人的には思っている。まあコメントしづらいところでもありますけど(苦笑)」と大会のレギュレーションに問題があることを示唆しつつ、ミャンマー戦への意気込みを語った。
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