「ヨシダは熱く燃えている」レッドソックスで”主軸”の吉田正尚を米メディアが激賞!「16試合で打率.355を記録」
吉田は5月12日以降、8回のマルチヒットを記録している(C)Getty Images
レッドソックスの吉田正尚は現地時間6月1日(日本時間2日)、本拠地フェンウェイパークで行われたレッズ戦に「4番・左翼」で先発出場した。この日は3打数ノーヒット1四球に終わったものの、チームは8-2で勝利、連敗を「3」で止めている。
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前日まで4試合続いていた自身の連続マルチ安打はストップしたものの、新たな月を迎えての最初のゲームを白星で飾った。開幕から上位打線で起用され続け、シーズン序盤からのレギュラーの中では唯一、打率は3割を超え、打点、本塁打数もラファエル・ディバースに次ぐ数字を残すなど、もはや誰もが認める、チームの主軸打者に位置付けられている。
背番号7の活躍とは裏腹に、レッドソックスは現在、29勝27敗と勝率5割を超えながらア・リーグ東地区最下位。レイズ、オリオールズ、ヤンキースなど有力チームが居並ぶ中での上位浮上が困難であることは確かだが、現地メディアでは多くの主力選手の不振も指摘。そのため、吉田の存在が際立っているとして、日本人ルーキーの奮闘ぶりを伝えている。
ボストンのスポーツ情報を発信する『Boston.com』では6月1日、「チーム低迷の中、ヨシダが熱く燃えている」と銘打ったトピックを配信。5月終了時の成績を踏まえ、「チーム全体の苦戦にもかかわらず、マサタカ・ヨシダはレッドソックスの打線の中で輝き続けた」と報じている。
同メディアは「過去4試合で『マッチョマン』は9安打3四球を記録しているが、ボストンは1勝しかしていない」と5月最終盤の結果を振り返った。加えて「5月12日以降、8回マルチヒットを記録し、16試合で打率.355を記録している。同じ期間にボストンは6勝11敗でAL東の最下位に転落した」とチームの不振に言及。
加えて「ヨシダを中心とした攻撃陣は比較的休眠状態にある。レッドソックスは過去17試合で1試合あたりわずか4.06点しか取っていない。それまでの17試合では、1試合平均5.88点だった」と記している。
また他にも「17試合を通じて、ヨシダはチームの総安打数の14%を占めている」とそのスタッツを称賛する一方で、「ボストンにとって不運なことに、ヨシダが急成長する一方で、シーズン序盤のスター選手が低迷した」と分析。デバースやジャレン・デュラン、アレックス・バードゥーゴといった打者の打撃成績が下降気味であると見解を述べている。
その上で同メディアはトピックを以下の様に締め括っている。
「ヨシダは、シーズンが進むにつれて退化するのではなく、成長を遂げた数少ない打者の1人である。覚えていない人のために言っておくが、この外野手はシーズン最初の2週間はかなり極寒の日々を過ごしていた」
さまざまな要因からチームは下位に沈んでいる中で、称えられ続ける吉田のバッティング。今後、巻き返しのための起爆剤として、さらに期待が寄せられることになりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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