前回開催2016年に彼らは…EURO2020に挑むイングランド代表13選手の5年前
サッカーキング2021年6月8日(火)18時37分
いよいよ11日に開幕するEURO2020。イングランド代表は優勝候補の一角に挙げられており、初のEURO制覇が期待されている。
もっとも、前回大会は屈辱の結果に終わった。決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)で、EURO初出場だったアイスランドに逆転負け。スタメン出場していたハリー・ケインやラヒーム・スターリングにとっては苦い思い出となった。
では、今大会に臨む他のメンバーたちは何をしていたのだろうか。イギリスメディア『トークスポーツ』が、13選手の5年前をまとめているので紹介しよう。
※カッコ内は現所属クラブ
[写真]=Getty Images
■GK ジョーダン・ピックフォード(エヴァートン)
代表の正守護神にまで上り詰めたピックフォードだが、5年前はサンダーランドでファーストチームデビューを果たしたばかりだった。それ以前はローン移籍を繰り返したため、21歳にしてイングランドの上位5つのカテゴリーでプレーした選手となった。
■MF デクラン・ライス(ウェストハム)
22歳のMFは2015年12月にウェストハムと初のプロ契約を締結した。しかし、ファーストチームデビューはEURO2016後のこと。そのうえ当時は、祖父母の祖国であるアイルランドのユース代表としてプレーしていた。2018年3月にA代表デビューを果たすも、2019年に自身の出身国であるイングランドの代表選手としてプレーすることを選択した。
■DF ハリー・マグワイア(マンチェスター・U)
マンチェスター・Uでキャプテンを任され、EURO2020では代表の守備リーダーとして活躍が期待されるマグワイア。そんな彼は5年前、いちサポーターとしてEURO2016を現地で観戦していた。2018年のワールドカップメンバーに選ばれたあと、当時の写真をSNSにアップすると、サポーターの間で大きな話題となった。
■MF ジャック・グリーリッシュ(アストン・ヴィラ)
今やアストン・ヴィラのエースとなり、EURO2020では代表の7番を着用。大きな期待を背負うグリーリッシュだが、5年前には考えられなかったことかもしれない。当時、アストン・ヴィラはプレミアリーグからの降格が決まり、グリーリッシュはシーズン中に出場したリーグ戦全16試合に敗れていたからだ。5年もあれば、ここまでキャリアは変わるということだ。
■FW マーカス・ラッシュフォード(マンチェスター・U)
グリーリッシュとは対照的な状況だったのがラッシュフォードだ。大会最年少でEURO2016に参加すると、18歳と228日でEUROデビュー。ウェイン・ルーニーが保持していた、イングランドのEURO最年少出場記録を更新した。昨年は子供への無料給食提供に尽力し、大英帝国勲章を受章している。
■MF カルヴァン・フィリップス(リーズ)
パスセンスに優れることから「ヨークシャーのピルロ」と呼ばれているが、MLS(メジャー・リーグ・サッカー)のニューヨーク・シティで現役を続けていた本家に対し、フィリップスはリーズでファーストチームデビューして間もない有望な若手の一人にすぎなかった。今季ついにプレミアデビューを果たし、自身初の国際大会に挑む。
■MF ジェイドン・サンチョ(ドルトムント)
世界有数の若手選手として多くの注目を浴びるサンチョだが、5年前はワトフォードからマンチェスター・Cの下部組織へ移籍してまだ1年が経過しただけだった。イングランドの年代別代表で活躍するなど、将来を嘱望される選手の一人ではあったが、ダイヤの原石にすぎなかった。
■FW ドミニク・カルヴァート・ルーウィン(エヴァートン)
2015-16シーズンは、シェフィールド・Uから当時3部に在籍していたノーサンプトン・タウンにローン移籍。大舞台での活躍を夢見るストライカーの一人だった。2017年のU-20ワールドカップで優勝して“世界一”の称号を得ており、今大会は“欧州王者”の座を狙う。
■MF メイソン・マウント(チェルシー)
5年前は、17歳だったマウント。チェルシーのアカデミーに所属し、飛び級で上のカテゴリーの試合に出場するなど、当時から才能は突出していた。2017年にはU-19欧州選手権で優勝し、大会MVPを獲得。チェルシーでファーストチームデビューを果たすには、さらに2年待つ必要があったが、今年5月にはビッグイヤーを獲得した。
■MF フィル・フォーデン(マンチェスター・C)
4歳でマンチェスター・Cの一員となったフォーデンは、2016年末に行われたチャンピオンズリーグの試合でファーストチームのメンバー入り。半年後にはプレシーズンのアメリカ遠征に帯同し、マンチェスター・U相手に衝撃的なデビューを果たした。その後クラブで出場機会に恵まれない時期があり、代表でも追放処分を受けたりしたが、真のブレイクを果たした。
■DF ベン・チルウェル(チェルシー)
5年前、レスターはプレミアリーグで奇跡の優勝を成し遂げたが、当時19歳だったチルウェルはハダースフィールドへの短期ローンを終えたばかりで、ベンチから先輩たちの雄姿を見守っていた。プレミアリーグデビューを果たすのは、2016年12月のことだった。
■MF ブカヨ・サカ(アーセナル)
EURO2016開幕当時は14歳。アーセナルのアカデミーには所属していたが、まだ義務教育期間中だった。
■MF ジュード・ベリンガム(ドルトムント)
サカよりも2歳年下のベリンガムは、EURO2016開幕当時12歳だった。日本で言えば、小学6年生の少年だったのだ。それからメキメキと頭角を表し、史上3番目の若さでイングランド代表デビュー。今大会に出場すれば、ラッシュフォードが持つイングランドのEURO最年少出場記録を更新する。
(記事/Footmedia)
もっとも、前回大会は屈辱の結果に終わった。決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)で、EURO初出場だったアイスランドに逆転負け。スタメン出場していたハリー・ケインやラヒーム・スターリングにとっては苦い思い出となった。
では、今大会に臨む他のメンバーたちは何をしていたのだろうか。イギリスメディア『トークスポーツ』が、13選手の5年前をまとめているので紹介しよう。
※カッコ内は現所属クラブ
[写真]=Getty Images
■GK ジョーダン・ピックフォード(エヴァートン)
代表の正守護神にまで上り詰めたピックフォードだが、5年前はサンダーランドでファーストチームデビューを果たしたばかりだった。それ以前はローン移籍を繰り返したため、21歳にしてイングランドの上位5つのカテゴリーでプレーした選手となった。
■MF デクラン・ライス(ウェストハム)
22歳のMFは2015年12月にウェストハムと初のプロ契約を締結した。しかし、ファーストチームデビューはEURO2016後のこと。そのうえ当時は、祖父母の祖国であるアイルランドのユース代表としてプレーしていた。2018年3月にA代表デビューを果たすも、2019年に自身の出身国であるイングランドの代表選手としてプレーすることを選択した。
■DF ハリー・マグワイア(マンチェスター・U)
マンチェスター・Uでキャプテンを任され、EURO2020では代表の守備リーダーとして活躍が期待されるマグワイア。そんな彼は5年前、いちサポーターとしてEURO2016を現地で観戦していた。2018年のワールドカップメンバーに選ばれたあと、当時の写真をSNSにアップすると、サポーターの間で大きな話題となった。
■MF ジャック・グリーリッシュ(アストン・ヴィラ)
今やアストン・ヴィラのエースとなり、EURO2020では代表の7番を着用。大きな期待を背負うグリーリッシュだが、5年前には考えられなかったことかもしれない。当時、アストン・ヴィラはプレミアリーグからの降格が決まり、グリーリッシュはシーズン中に出場したリーグ戦全16試合に敗れていたからだ。5年もあれば、ここまでキャリアは変わるということだ。
■FW マーカス・ラッシュフォード(マンチェスター・U)
グリーリッシュとは対照的な状況だったのがラッシュフォードだ。大会最年少でEURO2016に参加すると、18歳と228日でEUROデビュー。ウェイン・ルーニーが保持していた、イングランドのEURO最年少出場記録を更新した。昨年は子供への無料給食提供に尽力し、大英帝国勲章を受章している。
■MF カルヴァン・フィリップス(リーズ)
パスセンスに優れることから「ヨークシャーのピルロ」と呼ばれているが、MLS(メジャー・リーグ・サッカー)のニューヨーク・シティで現役を続けていた本家に対し、フィリップスはリーズでファーストチームデビューして間もない有望な若手の一人にすぎなかった。今季ついにプレミアデビューを果たし、自身初の国際大会に挑む。
■MF ジェイドン・サンチョ(ドルトムント)
世界有数の若手選手として多くの注目を浴びるサンチョだが、5年前はワトフォードからマンチェスター・Cの下部組織へ移籍してまだ1年が経過しただけだった。イングランドの年代別代表で活躍するなど、将来を嘱望される選手の一人ではあったが、ダイヤの原石にすぎなかった。
■FW ドミニク・カルヴァート・ルーウィン(エヴァートン)
2015-16シーズンは、シェフィールド・Uから当時3部に在籍していたノーサンプトン・タウンにローン移籍。大舞台での活躍を夢見るストライカーの一人だった。2017年のU-20ワールドカップで優勝して“世界一”の称号を得ており、今大会は“欧州王者”の座を狙う。
■MF メイソン・マウント(チェルシー)
5年前は、17歳だったマウント。チェルシーのアカデミーに所属し、飛び級で上のカテゴリーの試合に出場するなど、当時から才能は突出していた。2017年にはU-19欧州選手権で優勝し、大会MVPを獲得。チェルシーでファーストチームデビューを果たすには、さらに2年待つ必要があったが、今年5月にはビッグイヤーを獲得した。
■MF フィル・フォーデン(マンチェスター・C)
4歳でマンチェスター・Cの一員となったフォーデンは、2016年末に行われたチャンピオンズリーグの試合でファーストチームのメンバー入り。半年後にはプレシーズンのアメリカ遠征に帯同し、マンチェスター・U相手に衝撃的なデビューを果たした。その後クラブで出場機会に恵まれない時期があり、代表でも追放処分を受けたりしたが、真のブレイクを果たした。
■DF ベン・チルウェル(チェルシー)
5年前、レスターはプレミアリーグで奇跡の優勝を成し遂げたが、当時19歳だったチルウェルはハダースフィールドへの短期ローンを終えたばかりで、ベンチから先輩たちの雄姿を見守っていた。プレミアリーグデビューを果たすのは、2016年12月のことだった。
■MF ブカヨ・サカ(アーセナル)
EURO2016開幕当時は14歳。アーセナルのアカデミーには所属していたが、まだ義務教育期間中だった。
■MF ジュード・ベリンガム(ドルトムント)
サカよりも2歳年下のベリンガムは、EURO2016開幕当時12歳だった。日本で言えば、小学6年生の少年だったのだ。それからメキメキと頭角を表し、史上3番目の若さでイングランド代表デビュー。今大会に出場すれば、ラッシュフォードが持つイングランドのEURO最年少出場記録を更新する。
(記事/Footmedia)
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