ホンダが2022鈴鹿8耐の参戦体制を発表。Team HRCは長島哲太、高橋巧、イケル・レクオーナを起用
6月20日、ホンダは8月7日に鈴鹿サーキットで開催される『2022FIM世界耐久選手権(EWC)“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第43回大会』の参戦体制を発表した。Team HRCからは長島哲太、高橋巧、イケル・レクオーナが参戦する。
ホンダのワークスチームとして挑むTeam HRCは、主催者推薦チームとして参戦する。2018年の鈴鹿8耐ではレッドブルと組み、10年ぶりにファクトリー(ワークス)チームを復活させた。2019年は3位表彰台を獲得しており、今年は8年ぶりの優勝を目指す。
マシンは2020年から鈴鹿8耐の合同テストで走らせているホンダCBR1000RR-R FIREBLADE SPをベースとしたワークスマシンを使用する。そして2022年はライダーに、HRCテストライダーを努める長島哲太、全日本ロードレース選手権を離れてブリティッシュスーパーバイク選手権(BSB)に参戦中で、これまでに鈴鹿8耐で3回優勝している高橋巧、FIMスーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦中のイケル・レクオーナの3名を起用する。
2017-2018シーズンのEWCシリーズチャンピオンを獲得しており、EWCにフル参戦しているF.C.C. TSR Honda Franceからは、レギュラーライダーのジョシュ・フック、ジノ・レイ、マイク・ディ・メリオの3名が参戦。第2戦終了時点でポイントランキング2位につけており、シリーズチャンピオン獲得に向け、上位への進出を目指すという。
また、SDG Honda Racingは、全日本ロードJSB1000クラスに参戦中の名越哲平と榎戸育寛に加え、スペインスーパーバイク選手権(ESBK)に今年からホンダのマシンで参戦している浦本修充をパートナーにした。
FIMアジアロードレース選手権ASB1000クラスに参戦中のHonda Asia-Dream Racing with SHOWAからは、モハメド・ザクワン・ビン・ザイディと、ゲリー・サリムの参戦が決定している。
そのほか、Astemo Honda Dream SI Racingは作本輝介、渡辺一馬、羽田太河、Team ATJ with 日本郵便は岩田悟、高橋裕紀、小山知良、Honda DREAM RT 桜井ホンダは濱原颯道、日浦大治朗、國井勇輝、TOHO Racingは清成龍一、國峰琢磨、Murayama.Honda.Dream.RTは秋吉耕佑、出口修、今野由寛となっている。
■長島哲太(HRCテストライダー)
「Team HRCから鈴鹿8耐に参戦する事になりました。チームメイトの高橋巧選手は過去優勝経験が豊富な素晴らしい選手であり、イケル・レクオーナ選手は、今年からSBKで活躍しているスピードをもった選手です。HRCワークスチームから鈴鹿8耐に参戦するのは初めてとなりますが、ライダー3人で力を合わせてCBR1000RR-R FIREBLADE SPのポテンシャルを最大限に発揮し優勝を目指して頑張ります。ホンダファンならびに8耐ファンの皆様、応援よろしくお願いします」
■高橋巧(BSBにHonda Racing UKより参戦中)
「3年振りの鈴鹿8耐に、Team HRCのライダーとして今回も参戦します。最高のチームスタッフ、ライダーと一緒に、今年こそはTeam HRCで優勝するためにベストを尽くします。BSBに参戦中のため事前テストの機会は少ないのですが、長島選手が最高のマシンに仕上げてくれています。また、SBKからはイケル・レクオーナ選手が参加してくれます。3人で表彰台の頂点に立てるように頑張ります。ぜひ鈴鹿サーキットに来て応援をお願いします」
■イケル・レクオーナ(SBKにTeam HRCより参戦中)
「Team HRCとともに鈴鹿8耐で戦えて嬉しいね。自分にとっては初めての耐久レースだ。鈴鹿8耐は、ライダーにとって、気温も湿度も高く、オーバーテイクも難しく、フィジカル的にタフなレースだとは分かっている。しかし、鈴鹿サーキットは非常に好きだ。鈴鹿でレースをするのが待ちきれない。チーム、スタッフと共にベストを尽くし、表彰台の一番上を目指すよ。鈴鹿で会おう」
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