【FC東京vs大分プレビュー】3連勝で復活を印象づけたいFC東京…敵地で約3カ月ぶりの勝利を目指す大分
サッカーキング2021年6月26日(土)15時9分
[写真]=清原茂樹
■FC東京 シーズン初の3連勝なるか。追加点が勝負のカギを握る
【プラス材料】
第18節の横浜FC戦と前節の徳島ヴォルティス戦で連勝を飾り、ようやく復調の兆しが見えてきた。いずれも1-0での辛勝だったが、先制点を奪えるようになっていることは明るい材料だ。
特に徳島戦はメンバーをターンオーバー。来季の加入が内定し、現在はJFA・Jリーグ特別指定選手として在籍しているDF岡庭愁人(明治大学)やDF蓮川壮大らが自らの特長を発揮。誰が出場しても堅守を誇り、FC東京らしい戦いができたことは選手層に厚みをもたらす。
攻撃陣ではMFレアンドロやMFアダイウトンらブラジル人選手に加え、FW田川亨介も好調だ。田川は東京五輪に臨むU-24日本代表に選出されなかったが、その悔しさをぶつけるように徳島戦では決勝点を奪っている。連戦のため、今節の先発は不透明だが、彼のアグレッシブな姿勢を後半戦に向けたチームの勢いにつなげたい。
【マイナス材料】
横浜FC戦、徳島戦ともに先制した後、相手の反撃を受けて押し込まれた場面が多かった。引き分けに持ち込まれてもおかしくない展開が続き、余裕のある試合運びができなかったことはマイナス材料だ。何より、追加点を奪えないことが現状での最大の課題だろう。
今季はリーグ戦での3連勝が一度もない。長谷川健太監督が「一試合だけ良くても、それが続かなければチーム力のアップにはつながらない」と危機感を抱くように、現状ではどのような内容でも勝ち点3を積み上げていくことが大事だ。
下位の大分トリニータに対して、攻守の連動性を高めて勝ちきれるかどうか。今節はその成長と進化が問われる。
文:totoONE編集部
■大分トリニータ 統制の取れた守備で勝ち点を手堅く拾いたい
【プラス材料】
水曜日に行われた前節の鹿島アントラーズ戦はスコアレスドローに終わったが、戦力差のある相手に対して守備のコンセプトがうまくハマった。スペースと時間、そして自由を与えず、コンパクトで統制の取れた守備が際立った。狙いとする戦い方ができ、勝ち点1ではあるものの自信となったに違いない。
「得点を取らなければ勝ち点3を取れない」(片野坂知宏監督)ことは十分承知しているが、東京五輪による中断期間までの残り3試合は粘り強く戦い、勝ち点1でも良しとして上積みしていく方針だ。決して面白いと言える試合ではないが、名を捨てて実を取る覚悟が監督や選手たちから感じ取れる。
【マイナス材料】
鹿島戦はシュート1本にとどまっており、それでは勝機を見出すことができない。ただ、シュートに持ち込むまでの過程は整理されており、これまでに比べて全体が高い位置をキープでき、ゴールまでの距離が短くなった印象だ。フィニッシュは選手のクオリティに委ねる部分が大きいだけに、一朝一夕に解決できる問題ではないのは確か。
ようやく最終ラインのメンバーが固定できるようになったが、鹿島戦の23分にDF坂圭祐が途中交代。筋肉系のケガであれば長期離脱も考えられるため、戦力に乏しいチームにとっては痛手となる。MF下田北斗は中断明けの2試合でベンチ外となっており、開幕節の徳島ヴォルティス戦で負傷したMF野村直輝の復帰の目処も立っていない。主力選手の欠場は大きなマイナス材料だ。
文:totoONE編集部
【プラス材料】
第18節の横浜FC戦と前節の徳島ヴォルティス戦で連勝を飾り、ようやく復調の兆しが見えてきた。いずれも1-0での辛勝だったが、先制点を奪えるようになっていることは明るい材料だ。
特に徳島戦はメンバーをターンオーバー。来季の加入が内定し、現在はJFA・Jリーグ特別指定選手として在籍しているDF岡庭愁人(明治大学)やDF蓮川壮大らが自らの特長を発揮。誰が出場しても堅守を誇り、FC東京らしい戦いができたことは選手層に厚みをもたらす。
攻撃陣ではMFレアンドロやMFアダイウトンらブラジル人選手に加え、FW田川亨介も好調だ。田川は東京五輪に臨むU-24日本代表に選出されなかったが、その悔しさをぶつけるように徳島戦では決勝点を奪っている。連戦のため、今節の先発は不透明だが、彼のアグレッシブな姿勢を後半戦に向けたチームの勢いにつなげたい。
【マイナス材料】
横浜FC戦、徳島戦ともに先制した後、相手の反撃を受けて押し込まれた場面が多かった。引き分けに持ち込まれてもおかしくない展開が続き、余裕のある試合運びができなかったことはマイナス材料だ。何より、追加点を奪えないことが現状での最大の課題だろう。
今季はリーグ戦での3連勝が一度もない。長谷川健太監督が「一試合だけ良くても、それが続かなければチーム力のアップにはつながらない」と危機感を抱くように、現状ではどのような内容でも勝ち点3を積み上げていくことが大事だ。
下位の大分トリニータに対して、攻守の連動性を高めて勝ちきれるかどうか。今節はその成長と進化が問われる。
文:totoONE編集部
■大分トリニータ 統制の取れた守備で勝ち点を手堅く拾いたい
【プラス材料】
水曜日に行われた前節の鹿島アントラーズ戦はスコアレスドローに終わったが、戦力差のある相手に対して守備のコンセプトがうまくハマった。スペースと時間、そして自由を与えず、コンパクトで統制の取れた守備が際立った。狙いとする戦い方ができ、勝ち点1ではあるものの自信となったに違いない。
「得点を取らなければ勝ち点3を取れない」(片野坂知宏監督)ことは十分承知しているが、東京五輪による中断期間までの残り3試合は粘り強く戦い、勝ち点1でも良しとして上積みしていく方針だ。決して面白いと言える試合ではないが、名を捨てて実を取る覚悟が監督や選手たちから感じ取れる。
【マイナス材料】
鹿島戦はシュート1本にとどまっており、それでは勝機を見出すことができない。ただ、シュートに持ち込むまでの過程は整理されており、これまでに比べて全体が高い位置をキープでき、ゴールまでの距離が短くなった印象だ。フィニッシュは選手のクオリティに委ねる部分が大きいだけに、一朝一夕に解決できる問題ではないのは確か。
ようやく最終ラインのメンバーが固定できるようになったが、鹿島戦の23分にDF坂圭祐が途中交代。筋肉系のケガであれば長期離脱も考えられるため、戦力に乏しいチームにとっては痛手となる。MF下田北斗は中断明けの2試合でベンチ外となっており、開幕節の徳島ヴォルティス戦で負傷したMF野村直輝の復帰の目処も立っていない。主力選手の欠場は大きなマイナス材料だ。
文:totoONE編集部
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