eモータースポーツのプロシリーズ『SUZUKA e-Sports Challenge Race』、鈴鹿市&沖縄市と協力・後援体制を締結
6月29日、eモータースポーツレースシリーズの『SUZUKA e-Sports Challenge Race(SeCR)』は三重県鈴鹿市、沖縄県沖縄市との協力・後援体制の締結を発表した。7月3日に開催される10時間耐久のエキシビジョンレースを皮切りに、9月より開催される全5戦のシリーズ戦を含むさまざまなeモータースポーツイベントにおいて、両自治体とともにリアル、バーチャルを横断した取り組みを進めていくとしている。
SeCRはレーシングシミュレーターソフト『iRacing』を使用し、成績優秀者には賞金も出されるプロフェッショナルeモータースポーツレースシリーズとして2022年9月より、鈴鹿サーキットを舞台にした全5戦の開催を予定している。
シリーズ開幕を前にした7月3日には、エキシビジョンイベントとして10時間耐久レースが開催され、スーパーGT GT300クラスに参戦中の木村偉織、冨林勇佑など、リアルレースでも活躍するドライバーも多数参戦を予定している。
SeCRのプレスリリースにて鈴鹿市は、「世界に誇る著名なサーキットであり、本SeCRの舞台となる『鈴鹿サーキット国際レーシングコース』を市街地の中に有する自治体です。リアルとバーチャルの両面から『モータースポーツのまち・鈴鹿』を広く発信していくため、SeCRへの協力を行います」としている。
そして沖縄市は、「これまで本州や九州との物理的な距離の問題から、モータースポーツ文化がなかなか根付きづらいという課題を抱えていましたが、モータースポーツマルチフィールド沖縄の完成を皮切りに、より安価にリアルに近い環境でのトレーニングを行うことができるシミュレーターの導入など、モータースポーツ文化の普及に対して積極的な姿勢を取り続けています。SeCRへの協力と、鈴鹿市との交流を通し、よりこの活動を加速させるべく、協力を決定いたしました」とSeCRへの協力の背景を説明している。
両自治体の協力により、まず7月3日に開催される10時間耐久レースイベントの参加車両に両自治体のロゴが掲出されるという。SeCRは「ロゴ掲出に止まらず、今後はリアルイベントの開催、本シーズンでのさらなるコラボレーションなど、より連動を活性化させていく予定です」としている。
なお、7月3日に開催される10時間耐久レースはエキシビジョンイベントとして広く参加選手を募っている。参加申し込みは7月1日の22時までSeCRの公式サイトにて受け付けている。同イベントの模様はYouTubeで配信を予定しており、実況はリアルレースの実況でもおなじみであり、当日は選手としてもエントリーしている辻野ヒロシ氏が務める予定だ。
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