集大成の舞台終え…ロシアW杯を最後に代表引退を表明した選手たち
サッカーキング2018年7月4日(水)17時1分
(左から)イニエスタ、マスチェラーノ、マルケス、トーレス、アズムン [写真]=Getty Images
日本代表MF長谷部誠が7月3日に自身の公式インスタグラムを更新し、代表チームからの引退を表明した。2006年2月にA代表デビューを果たし、FIFAワールドカップは2010年の南アフリカ大会、2014年のブラジル大会、そして今回のロシア大会と3大会連続で出場。いずれもキャプテンを務め、日本代表を支えてきた。
4年に一度のW杯は祭りであると同時に、選手たちにとってキャリアの集大成の舞台でもある。そこで今回は、ロシア大会を最後に代表から退くことを発表した5人の男たちを紹介する。(情報は全て7月4日時点のもの)
■アンドレス・イニエスタ
スペイン代表MF (34歳)
代表通算:133試合出場13得点
2006年のデビュー以来、スペイン代表の黄金期を支えてきたイニエスタ。2010年の南アフリカW杯決勝で決勝ゴールを決め、母国に初の世界制覇をもたらし、2008年と2012年のユーロ連覇にも多大な貢献を果たした。代表ラストマッチとなった決勝トーナメント1回戦のロシア代表戦では、W杯14試合目にして初の途中出場。PK戦では1人目のキッカーを務め、軽々とキックを成功してみせたが、チームは惜しくも敗退が決まった。「いつも夢に描いた終わり方ができるわけではない。最高のお別れではなかったが、これがサッカーであり人生なんだ」。代表引退の意向を明らかにしたインタビューでそう語った34歳は、夢の続きをヴィッセル神戸で見せてくれることだろう。
■ハビエル・マスチェラーノ
アルゼンチン代表MF (34歳)
代表通算:147試合出場3得点
リオネル・メッシが“表のボス”だとしたら、“裏のボス”、あるいは“真のボス”はマスチェラーノだった。実際、「ヘフェシート(小さなリーダー)」という愛称を持つ。147試合出場はアルゼンチンの歴代最多記録。当時19歳の2003年7月に代表デビューして以来、常に勝利への執念を見せ、所狭しとピッチを走りまわった。だが、代表ではタイトルを獲得できず。コパ・アメリカとW杯で計5回の決勝進出を果たしたものの、常にあと一歩が足りなかった。今大会はフランス代表に敗れて、ベスト16で敗退。それでも闘将の奮闘ぶりは多くのサッカーファンの記憶に刻まれたことだろう。なお、ボランチで長年パートナーを組んできたMFルーカス・ビリアも代表引退を表明。バトンを受け継ぐ若い選手たちの奮起に期待がかかる。
■ラファエル・マルケス
メキシコ代表MF (39歳)
代表通算:146試合出場19得点
初戦のドイツ代表戦で後半途中から出場し、W杯史上3人目となる5大会連続出場を達成すると、出場した全ての大会で決勝トーナメント進出を果たした。代表ラストマッチとなった2日のブラジル代表戦では、キャプテンマークを着用。39歳139日での先発出場を果たすと、豊富な経験に裏打ちされたポジショニングで王国・ブラジルの選手たちと対等にわたりあった。残念ながら0-2で敗れ、メキシコは7大会連続のベスト16敗退が決定。「カイザー(皇帝)」の呼び名を持つマルケスも、世界トップ8の壁を打ち崩せないまま代表を退くこととなった。しかし、メキシコが生んだ国民的英雄はW杯に愛されたレジェンドとして、これからもサッカーファンの記憶に残り続けるはずだ。
■ロマン・トーレス
パナマ代表DF (32歳)
代表通算:114試合出場10得点
史上初のW杯出場を果たしたパナマで、キャプテンマークを巻いたトーレス。予選最終戦で母国をW杯に導く決勝ゴールを決めて英雄となったが、迎えた本番では“世界の壁”の高さを痛感させられた。イングランド代表、ベルギー代表、チュニジア代表と対戦したグループステージは3戦全敗。得失点差「-9」は、参加32カ国の中で最低の成績だった。それでも、イングランド戦では37歳のDFフェリペ・バロイが記念すべきW杯初得点を記録。同国のサッカー史に新たな1ページを刻んだ。パナマとコロンビアのクラブを経て、現在はメジャーリーグ・サッカー(MLS)のシアトル・サウンダーズに所属するトーレスにとっても、世界最高峰のサッカーを肌で感じることができたことは今後の人生の糧となるだろう。なお、パナマでは、トーレスの他にも5名が代表引退を発表。今後は世代交代が急速に進みそうだ。
■サルダル・アズムン
イラン代表FW (23歳)
代表通算:36試合出場23得点
“イランのメッシ”とも称されるアズムンはグループステージ敗退が決まった直後、突然の代表引退を宣言した。イランはグループステージ初戦でモロッコ代表に勝ち、20年ぶりのW杯勝利を達成。金星は奪えなかったものの、同組のスペインとポルトガル代表相手にも好ゲームを演じた。だが、3試合無得点に終わったアズムンはSNS上で批判の的に。重病から回復途中にある母親を侮辱する投稿もあったとされ、これが代表引退を決断する主因となったようだ。まだ23歳で、これからのイランを背負って立つ逸材だっただけに、カルロス・ケイロス監督も頭を抱えているはずだ。
(記事/Footmedia)
4年に一度のW杯は祭りであると同時に、選手たちにとってキャリアの集大成の舞台でもある。そこで今回は、ロシア大会を最後に代表から退くことを発表した5人の男たちを紹介する。(情報は全て7月4日時点のもの)
■アンドレス・イニエスタ
スペイン代表MF (34歳)
代表通算:133試合出場13得点
2006年のデビュー以来、スペイン代表の黄金期を支えてきたイニエスタ。2010年の南アフリカW杯決勝で決勝ゴールを決め、母国に初の世界制覇をもたらし、2008年と2012年のユーロ連覇にも多大な貢献を果たした。代表ラストマッチとなった決勝トーナメント1回戦のロシア代表戦では、W杯14試合目にして初の途中出場。PK戦では1人目のキッカーを務め、軽々とキックを成功してみせたが、チームは惜しくも敗退が決まった。「いつも夢に描いた終わり方ができるわけではない。最高のお別れではなかったが、これがサッカーであり人生なんだ」。代表引退の意向を明らかにしたインタビューでそう語った34歳は、夢の続きをヴィッセル神戸で見せてくれることだろう。
■ハビエル・マスチェラーノ
アルゼンチン代表MF (34歳)
代表通算:147試合出場3得点
リオネル・メッシが“表のボス”だとしたら、“裏のボス”、あるいは“真のボス”はマスチェラーノだった。実際、「ヘフェシート(小さなリーダー)」という愛称を持つ。147試合出場はアルゼンチンの歴代最多記録。当時19歳の2003年7月に代表デビューして以来、常に勝利への執念を見せ、所狭しとピッチを走りまわった。だが、代表ではタイトルを獲得できず。コパ・アメリカとW杯で計5回の決勝進出を果たしたものの、常にあと一歩が足りなかった。今大会はフランス代表に敗れて、ベスト16で敗退。それでも闘将の奮闘ぶりは多くのサッカーファンの記憶に刻まれたことだろう。なお、ボランチで長年パートナーを組んできたMFルーカス・ビリアも代表引退を表明。バトンを受け継ぐ若い選手たちの奮起に期待がかかる。
■ラファエル・マルケス
メキシコ代表MF (39歳)
代表通算:146試合出場19得点
初戦のドイツ代表戦で後半途中から出場し、W杯史上3人目となる5大会連続出場を達成すると、出場した全ての大会で決勝トーナメント進出を果たした。代表ラストマッチとなった2日のブラジル代表戦では、キャプテンマークを着用。39歳139日での先発出場を果たすと、豊富な経験に裏打ちされたポジショニングで王国・ブラジルの選手たちと対等にわたりあった。残念ながら0-2で敗れ、メキシコは7大会連続のベスト16敗退が決定。「カイザー(皇帝)」の呼び名を持つマルケスも、世界トップ8の壁を打ち崩せないまま代表を退くこととなった。しかし、メキシコが生んだ国民的英雄はW杯に愛されたレジェンドとして、これからもサッカーファンの記憶に残り続けるはずだ。
■ロマン・トーレス
パナマ代表DF (32歳)
代表通算:114試合出場10得点
史上初のW杯出場を果たしたパナマで、キャプテンマークを巻いたトーレス。予選最終戦で母国をW杯に導く決勝ゴールを決めて英雄となったが、迎えた本番では“世界の壁”の高さを痛感させられた。イングランド代表、ベルギー代表、チュニジア代表と対戦したグループステージは3戦全敗。得失点差「-9」は、参加32カ国の中で最低の成績だった。それでも、イングランド戦では37歳のDFフェリペ・バロイが記念すべきW杯初得点を記録。同国のサッカー史に新たな1ページを刻んだ。パナマとコロンビアのクラブを経て、現在はメジャーリーグ・サッカー(MLS)のシアトル・サウンダーズに所属するトーレスにとっても、世界最高峰のサッカーを肌で感じることができたことは今後の人生の糧となるだろう。なお、パナマでは、トーレスの他にも5名が代表引退を発表。今後は世代交代が急速に進みそうだ。
■サルダル・アズムン
イラン代表FW (23歳)
代表通算:36試合出場23得点
“イランのメッシ”とも称されるアズムンはグループステージ敗退が決まった直後、突然の代表引退を宣言した。イランはグループステージ初戦でモロッコ代表に勝ち、20年ぶりのW杯勝利を達成。金星は奪えなかったものの、同組のスペインとポルトガル代表相手にも好ゲームを演じた。だが、3試合無得点に終わったアズムンはSNS上で批判の的に。重病から回復途中にある母親を侮辱する投稿もあったとされ、これが代表引退を決断する主因となったようだ。まだ23歳で、これからのイランを背負って立つ逸材だっただけに、カルロス・ケイロス監督も頭を抱えているはずだ。
(記事/Footmedia)
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