【清水vsG大阪プレビュー】清水は観客の声援を力に変えられるか…G大阪は前線の連係が浮上のカギを握る
サッカーキング2020年7月11日(土)7時43分
[写真]=J.LEAGUE、兼子愼一郎
■清水エスパルス 躍動する高卒ルーキーはチームの救世主になれるか
【プラス材料】
リーグ戦3連敗中なのでプラス要素は少ないが、その中でも高卒ルーキーのMF鈴木唯人が好パフォーマンスを見せているのは好材料だ。2試合目の出場となった水曜日のセレッソ大阪戦では、デビュー戦の名古屋グランパス戦以上に持ち味を発揮。ボールキープや前への推進力、貪欲にシュートを狙う姿勢に加え、攻め急ぐべきではない状況では確実にボールを落ち着かせるなど、18歳とは思えない冷静さで攻撃に緩急をつけた。
また、C大阪戦では3トップを全員入れ替えるなど、部分的にターンオーバーを行った。その中で課題がはっきり見えたことは、ある意味プラス材料と言える。今節もメンバーが多少変わってくるだろうが、やるべきことが明確になっているはずだ。
今節からスタンドに観客が入ることも、ホームの清水エスパルスにとっては勝利への執着心を高める意味で優位な要素になるだろう。
【マイナス材料】
すべて2失点以上で開幕3連敗。JリーグYBCルヴァンカップも含めると4連敗で、今季はまだ勝ち点がひとつも取れていない。前節のC大阪戦は今季初めて無得点に終わり、ピーター・クラモフスキー監督も「残念なパフォーマンスだった」と語る。奪ったボールを簡単に失って相手に攻め続けられる時間が長かったことも、目指すサッカーとは異なる部分だ。
基本的には常にボールを支配して主導権を握りたいスタイルだが、現時点では90分間それを続けられるわけではない。そして、守勢に回る展開になった時に守りきれずに失点しまうのが痛いところだ。
攻撃に関しては、高い位置でボールを奪えた時はチャンスや得点につながっているが、相手に守備陣形を整えられた際は切り崩して決定機を作れるシーンがまだ少ない。攻守ともにゴール前での質という面が課題となっている。
文:totoONE編集部
■ガンバ大阪 得点は奪えているものの、前線の連係に不安あり
【プラス材料】
セレッソ大阪に敗れた“大阪ダービー”から先発メンバーを4人入れ替えて臨んだ前節の名古屋グランパス戦は、課題としていた試合の入りを良い流れで進めることができた。試合開始わずか6分でセットプレーのこぼれ球をDF三浦弦太が押し込んで先制している。
そのまま勢いづくかと思われたが、その後は後ろに重くなる時間が増える中で追いつかれ、さらに逆転を許す展開に。それでも後半、一気に攻撃のカードを3枚切って変化をつけると、アディショナルタイムに途中出場のFWパトリックとFW渡邉千真が絡む形で同点弾を奪って引き分けに持ち込んだ。
それを受け、「最低限の勝ち点1を持ち帰ることができたのはプラスに捉えたい」と宮本恒靖監督。5枚の交代枠を使えるシーズンとあって、それを生かせる層の厚さは攻撃のバリエーションという意味でも次につながる好材料になりそうだ。
【マイナス材料】
C大阪戦で左眼窩底骨折を負ったFW小野裕二が前節・名古屋戦のピッチに立ったのには驚いた。本人によれば「3日で腫れもほぼ引いて、目自体にも問題がなかったのでプレーした」とのこと。試合後には、キックオフ時につけていたフェイスガードについて「どうしても真下が見えなくてボールを蹴る時に支障が出るかなと思って外した」と涼しい顔で語った。
その小野を含めた前線のコンビネーションからここ2試合ゴールを奪えていないのは不安材料のひとつ。攻撃に勢いが出なければエンジンがかからないチームだけに、コンビネーションによる得点が増えることを期待したい。
また、守備の改革を期待されて加入したDF昌子源のデビューが遅れている。右足首の痛みが再発したことが原因で、今節も出場は厳しそうだ。
文:totoONE編集部
【プラス材料】
リーグ戦3連敗中なのでプラス要素は少ないが、その中でも高卒ルーキーのMF鈴木唯人が好パフォーマンスを見せているのは好材料だ。2試合目の出場となった水曜日のセレッソ大阪戦では、デビュー戦の名古屋グランパス戦以上に持ち味を発揮。ボールキープや前への推進力、貪欲にシュートを狙う姿勢に加え、攻め急ぐべきではない状況では確実にボールを落ち着かせるなど、18歳とは思えない冷静さで攻撃に緩急をつけた。
また、C大阪戦では3トップを全員入れ替えるなど、部分的にターンオーバーを行った。その中で課題がはっきり見えたことは、ある意味プラス材料と言える。今節もメンバーが多少変わってくるだろうが、やるべきことが明確になっているはずだ。
今節からスタンドに観客が入ることも、ホームの清水エスパルスにとっては勝利への執着心を高める意味で優位な要素になるだろう。
【マイナス材料】
すべて2失点以上で開幕3連敗。JリーグYBCルヴァンカップも含めると4連敗で、今季はまだ勝ち点がひとつも取れていない。前節のC大阪戦は今季初めて無得点に終わり、ピーター・クラモフスキー監督も「残念なパフォーマンスだった」と語る。奪ったボールを簡単に失って相手に攻め続けられる時間が長かったことも、目指すサッカーとは異なる部分だ。
基本的には常にボールを支配して主導権を握りたいスタイルだが、現時点では90分間それを続けられるわけではない。そして、守勢に回る展開になった時に守りきれずに失点しまうのが痛いところだ。
攻撃に関しては、高い位置でボールを奪えた時はチャンスや得点につながっているが、相手に守備陣形を整えられた際は切り崩して決定機を作れるシーンがまだ少ない。攻守ともにゴール前での質という面が課題となっている。
文:totoONE編集部
■ガンバ大阪 得点は奪えているものの、前線の連係に不安あり
【プラス材料】
セレッソ大阪に敗れた“大阪ダービー”から先発メンバーを4人入れ替えて臨んだ前節の名古屋グランパス戦は、課題としていた試合の入りを良い流れで進めることができた。試合開始わずか6分でセットプレーのこぼれ球をDF三浦弦太が押し込んで先制している。
そのまま勢いづくかと思われたが、その後は後ろに重くなる時間が増える中で追いつかれ、さらに逆転を許す展開に。それでも後半、一気に攻撃のカードを3枚切って変化をつけると、アディショナルタイムに途中出場のFWパトリックとFW渡邉千真が絡む形で同点弾を奪って引き分けに持ち込んだ。
それを受け、「最低限の勝ち点1を持ち帰ることができたのはプラスに捉えたい」と宮本恒靖監督。5枚の交代枠を使えるシーズンとあって、それを生かせる層の厚さは攻撃のバリエーションという意味でも次につながる好材料になりそうだ。
【マイナス材料】
C大阪戦で左眼窩底骨折を負ったFW小野裕二が前節・名古屋戦のピッチに立ったのには驚いた。本人によれば「3日で腫れもほぼ引いて、目自体にも問題がなかったのでプレーした」とのこと。試合後には、キックオフ時につけていたフェイスガードについて「どうしても真下が見えなくてボールを蹴る時に支障が出るかなと思って外した」と涼しい顔で語った。
その小野を含めた前線のコンビネーションからここ2試合ゴールを奪えていないのは不安材料のひとつ。攻撃に勢いが出なければエンジンがかからないチームだけに、コンビネーションによる得点が増えることを期待したい。
また、守備の改革を期待されて加入したDF昌子源のデビューが遅れている。右足首の痛みが再発したことが原因で、今節も出場は厳しそうだ。
文:totoONE編集部
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