第6戦富士は牧野任祐がトップタイム発進。1秒以内に17台が入る/土曜フリー
7月15日(土)、静岡県の富士スピードウェイで2023年全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦の土曜フリー走行が行われた。午前9時からの90分のセッションでは、牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が最速タイムをマークし、レースウイークをスタートさせている。
第5戦スポーツランドSUGOから4週間、2023年のスーパーフォーミュラは早くも残り4戦を迎えた。
今大会からはジュリアーノ・アレジに代わり笹原右京がVANTELIN TEAM TOM’Sの36号車で参戦を開始するほか、前日にアナウンスがあったとおり、トレーニング中に負傷した大湯都史樹に代わり大津弘樹がTGM Grand Prixから代役参戦することになった。
ドライバー選手権争いでは現在、ここまで2勝を挙げている宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S)がリード、同じく2勝のリアム・ローソン(TEAM MUGEN)が12ポイント差で追う展開となっている。
第5戦後には富士スピードウェイで2日間の公式合同テストが行われたが、レースウイークでは試せない大胆なセットアップ変更などで手応えを掴んだ陣営もあったと見られ、後半戦に向け勢力図が変動するかどうかも、今戦の見どころとなる。
午前9時、曇り空の下、気温24度/路面温度28度というコンディションで90分間のプラクティスが開始された。
序盤、4周目に1分23秒646をマークしたランキングリーダー、宮田がタイミングモニター最上段へと浮上するが、すぐにローソン、そして牧野がベストタイムを塗り替えていく。テストで好調だった山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)、トムス加入の笹原も、序盤のうちに上位へと浮上してきた。
開始20分過ぎ、GRスープラコーナーで小林可夢偉(Kids com Team KCMG)がコースオフを喫する場面もあったが、すぐにコースへと復帰している。
開始40分過ぎ、ローソンが全体ベストタイムを1分23秒055へと縮める。その直後、牧野が1分22秒876と、いち早く22秒台へと突入していった。その後、チームメイトの太田格之進も2番手に浮上し、DOCOMO TEAM DANDELION RACINGのワン・ツー状態となる。
セッション終盤に入ると、残り24分というタイミングで、アドバンコーナーのイン側で大津がマシンを止めてしまう。これにより、赤旗が提示されセッションは中断となった。
マシン回収の後、残り15分で走行は再開。残り10分を切ってから、予選に向けたアタックシミュレーションも続々と開始されることとなった。
まずは笹原が1分22秒台を記録し2番手に。さらに、佐藤蓮(TCS NAKAJIMA RACING)が牧野を上回る1分22秒766を記録して暫定首位に立つ。
残り6分を切り、多くの陣営が続々とラストアタックへ向かうなか、ラウル・ハイマン(B-Max Racing Team)がGRスープラコーナーでスピン。すぐにコースへと復帰した。
この後、各車が続々と自己ベストを更新。松下信治(B-Max Racing Team)が4番手に食い込み、野尻智紀(TEAM MUGEN)が5番手にポジションアップ。
チェッカーが振られるなか、山下健太(KONDO RACING)が3番手に飛び込み、平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、宮田が上位へと浮上するなか、ローソンが1分22秒601へと全体ベストを更新する。
さらに、セクター1、2で全体ベストを記録した牧野が1分22秒477へとタイムを縮め、これがこのセッションの最速タイムとなった。
2番手にはローソン、3番手に佐藤。以下、山下、宮田、笹原と続くトップ6となった。王者・野尻は10番手でこのセッションを終えている。17番手の関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)までがトップから1秒以内という、スーパーフォーミュラ、そして富士スピードウェイならではとも言える接戦模様となっている。
決勝のスターティンググリッドを決するノックアウト式予選は、この後14時20分から行われる予定だ。
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