【広島vsC大阪プレビュー】勝負の行方を左右するのは攻撃力!?…堅守を誇る広島とC大阪が激突!
サッカーキング2020年7月17日(金)23時26分
[写真]=兼子愼一郎、J.LEAGUE
■サンフレッチェ広島 ベテランの活躍は朗報。ボール支配率を上げて攻撃力復活へ
【プラス材料】
第3節・大分トリニータ戦での逆転負けがショッキングだっただけに、チームとしてはどうしても連敗を避けたかった。
前節はサガン鳥栖のアグレッシブさに押し込まれる時間帯も多かったが、今季初出場となったベテランGK林卓人とMF清水航平の安定感がチームを支え、勝ち点1をゲット。途中から入ったMF野津田岳人とFW永井龍が躍動し、終盤に決定機を連続して作れたことはポジティブだ。
大分戦の終盤に崩れた守備も持ち直し、今季は公式戦5試合中4試合でクリーンシートを記録。決定機を与えはしたが、林のファインプレーを中心に集中力を研ぎ澄ました守備を展開して、鳥栖の勢いを封殺した。堅守というベースの存在を確認できたことは今後につながる。
【マイナス材料】
ボールを握る時間をもっと増やしたい。開幕からの3試合は前半の早い時間帯にリードできたので相手にあえてボールを持たせていた部分もあるが、前節の鳥栖戦は相手に多くの時間帯で押し込まれ、パスをつながれた。本来であれば相手陣内に押し込んでプレーしたいのがサンフレッチェ広島で、その前提に立ってショートカウンターを磨いてきた。
ボールを単独で運べるうえにコンビネーションも使えるMF柏好文の不在も痛いが、単純なミスや守備のスタートラインの低さも要因の1つ。ボールを握ることがすべてではないが、少なくともイーブンスコアの時は50パーセント以上のボール支配率を記録したい。それができなければサッカーそのものが受け身になり、過密日程の中で選手たちが必要以上に疲弊するおそれがある。
文:紫熊倶楽部 中野和也
■セレッソ大阪 攻撃陣の奮起で昨季からの課題に終止符を
【プラス材料】
前節の名古屋グランパス戦から中5日で今節を迎えられることはプラス材料。各ポジションの選手層は決して厚いと言えず、先発メンバーへの負担が大きかった。リーグ戦再開後は中3日での連戦が続いていたので、ここで一度リセットできたのは非常に大きい。
主力選手に目立った負傷者がいないことも救いか。5月末にGK永石拓海、今月5日にはMF西川潤、14日にはFW山内寛史の負傷離脱が発表されているが、いずれも今季のリーグ戦には出場していない。昨季の主力クラスでまだ出場がないのはFW高木俊幸のみだ。
【マイナス材料】
全体的な選手層の薄さが気がかり。特にボランチの層は薄く、MF藤田直之とMFレアンドロ・デサバト以外に頼れる選手が発見できていない。前節の名古屋戦はMFルーカス・ミネイロが藤田との交代で途中出場したが、自陣で致命的なミスを犯してゴールを献上してしまった。藤田とL・デサバトをけがで欠くようなことがあれば、大幅な戦力ダウンとなってしまう。
昨季陥った得点力不足はいまだ改善できていない印象。第2節のガンバ大阪戦(2〇1)、第3節の清水エスパルス戦(2〇0)こそ複数得点を挙げて勝利したが、名古屋戦のように先制を許して相手に守りを固められると攻めあぐねてしまう。前線にはクオリティの高い選手が多く揃っているだけに、早々に攻撃のオプションを増やしたいところだ。
文:totoONE編集部
【プラス材料】
第3節・大分トリニータ戦での逆転負けがショッキングだっただけに、チームとしてはどうしても連敗を避けたかった。
前節はサガン鳥栖のアグレッシブさに押し込まれる時間帯も多かったが、今季初出場となったベテランGK林卓人とMF清水航平の安定感がチームを支え、勝ち点1をゲット。途中から入ったMF野津田岳人とFW永井龍が躍動し、終盤に決定機を連続して作れたことはポジティブだ。
大分戦の終盤に崩れた守備も持ち直し、今季は公式戦5試合中4試合でクリーンシートを記録。決定機を与えはしたが、林のファインプレーを中心に集中力を研ぎ澄ました守備を展開して、鳥栖の勢いを封殺した。堅守というベースの存在を確認できたことは今後につながる。
【マイナス材料】
ボールを握る時間をもっと増やしたい。開幕からの3試合は前半の早い時間帯にリードできたので相手にあえてボールを持たせていた部分もあるが、前節の鳥栖戦は相手に多くの時間帯で押し込まれ、パスをつながれた。本来であれば相手陣内に押し込んでプレーしたいのがサンフレッチェ広島で、その前提に立ってショートカウンターを磨いてきた。
ボールを単独で運べるうえにコンビネーションも使えるMF柏好文の不在も痛いが、単純なミスや守備のスタートラインの低さも要因の1つ。ボールを握ることがすべてではないが、少なくともイーブンスコアの時は50パーセント以上のボール支配率を記録したい。それができなければサッカーそのものが受け身になり、過密日程の中で選手たちが必要以上に疲弊するおそれがある。
文:紫熊倶楽部 中野和也
■セレッソ大阪 攻撃陣の奮起で昨季からの課題に終止符を
【プラス材料】
前節の名古屋グランパス戦から中5日で今節を迎えられることはプラス材料。各ポジションの選手層は決して厚いと言えず、先発メンバーへの負担が大きかった。リーグ戦再開後は中3日での連戦が続いていたので、ここで一度リセットできたのは非常に大きい。
主力選手に目立った負傷者がいないことも救いか。5月末にGK永石拓海、今月5日にはMF西川潤、14日にはFW山内寛史の負傷離脱が発表されているが、いずれも今季のリーグ戦には出場していない。昨季の主力クラスでまだ出場がないのはFW高木俊幸のみだ。
【マイナス材料】
全体的な選手層の薄さが気がかり。特にボランチの層は薄く、MF藤田直之とMFレアンドロ・デサバト以外に頼れる選手が発見できていない。前節の名古屋戦はMFルーカス・ミネイロが藤田との交代で途中出場したが、自陣で致命的なミスを犯してゴールを献上してしまった。藤田とL・デサバトをけがで欠くようなことがあれば、大幅な戦力ダウンとなってしまう。
昨季陥った得点力不足はいまだ改善できていない印象。第2節のガンバ大阪戦(2〇1)、第3節の清水エスパルス戦(2〇0)こそ複数得点を挙げて勝利したが、名古屋戦のように先制を許して相手に守りを固められると攻めあぐねてしまう。前線にはクオリティの高い選手が多く揃っているだけに、早々に攻撃のオプションを増やしたいところだ。
文:totoONE編集部
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