豊田章男オーナー、トラブル続発のモンツァ戦に「クルマと道と会話をしているドライバーの声に耳を傾けて」/WEC
7月18日、WEC世界耐久選手権の2021年シーズン第3戦『モンツァ6時間レース』がイタリアのモンツァで開催され、トヨタGAZOO Racingの7号車GR010ハイブリッド(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ・マリア・ロペス)が優勝を飾った。
勝利した7号車、また長時間の修復により33位でフィニッシュした8号車GR010ハイブリッド(セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴/ブレンドン・ハートレー)ともに、トラブルにも見舞われたが、レース後、チームオーナーである豊田章男氏のコメントがトヨタから発表されている。
豊田チームオーナーのコメント全文は以下のとおり。
* * * * * *
可夢偉、マイク、ホセ、優勝おめでとう!
新しいクルマでの、7号車の初勝利、嬉しいです!
そして、やっと勝てたこと、少し安心しました。
しかし、その7号車もノートラブルで走りきれた訳ではありません。
もう1台の8号車は様々なトラブルでたくさんの時間をロスしてしまいました。
安心して走れるクルマを用意できずにいること、ドライバーのみんなに申し訳なく思います。
ただ、GR010 HYBRIDは今まさにレースで鍛えはじめたクルマです。
この段階でトラブルが出るのは当たり前かもしれません。
トラブルの中にも“良いトラブル”と“悪いトラブル”があると思います。
“悪い”ものは、1カ月後のル・マンまでに必ず改善してほしいと思います。
ただ、いくら準備を重ねてもレースでは“想定外”が必ず起こります。
ゴール目前で止まった一貴、ピットロード出口でまさかのトラブルが起きた可夢偉……
このチームは、イヤという程、想定外を経験してきました。
クルマと道と会話をしているドライバーの声にチーム全員で耳を傾けていってください。
クルマをもっと強くしていくためにはそれしかありません。
「少しでも走りやすいクルマで戦わせてあげたい」という気持ちで、ドライバーのための
“もっといいクルマづくり”をお願いします。
一貴、セブ、ブレンドン、
可夢偉、マイク、ホセ、
みんなの声が、このクルマを強くしていきます。
どんなに小さい声でもクルマから聞こえてきたらメカニックやエンジニアに伝えてください。
みんなで、このクルマをもっと強いクルマにしていきましょう。
TOYOTA GAZOO Racing チームオーナー
豊田章男
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