【C大阪vs浦和プレビュー】C大阪はエースの残留を追い風にしたい…浦和はここ2試合の5得点すべてが柏木のCKから
サッカーキング2018年7月20日(金)19時8分
移籍が濃厚とも伝えられたC大阪のエース柿谷曜一朗。一点して残留を決めた [写真]=J.LEAGUE
■セレッソ大阪 移籍報道のエース柿谷が残留表明
【プラス材料】
W杯によるリーグ中断期間が約2ヶ月近くあったが、主力級の選手の流出がなかった。なかでも、一時は移籍が濃厚とも言われていた柿谷曜一朗が残留を決めたことは、チームにとって非常に大きい。
また、けがで離脱していた清武弘嗣とソウザがチームに復帰した点もプラス材料のひとつ。夏場の厳しい連戦を控えるなかで、選手層が厚みを増したことは評価に値する。
中断前のホームでのリーグ戦は5勝2分の無敗と安定した強さを誇ってきた。今節は浦和を迎え入れるが、サポーターの力強い声援が桜色のユニフォームをまとったイレブンを鼓舞し、浦和の選手たちをひるませる。
【マイナス材料】
残留を表明したエースの柿谷だが、11日に行われた天皇杯3回戦の金沢戦で負傷。18日のリーグ再開初戦となった清水戦ではベンチ外となっており、今節の出場も微妙なところだ。
清水戦では、1試合平均1.13失点と安定感のあった守備に乱れが生じた。序盤から試合のペースを握られると、終始ボールをまわされる苦しい展開に。11分に先制点を許すと、その後も勢いのままに2失点を喫して0-3と完封負け。早急な立て直しが求められるが、中3日の間にどれだけ修正を施せるのかは、疑問が残る。
攻撃面も、決して良い出来だったわけではない。チャンスは90分間でも数えるほどで、柿谷のポジションに入ったヤン・ドンヒョンも期待に応える活躍は見せられなかった。エースが欠場となれば、今節も攻撃のアイデアが不足する事態は避けられない。
文:totoONE編集部
■浦和レッズ 天皇杯3回戦の松本戦、リーグ前節の名古屋戦で勝利し連勝中
【プラス材料】
リーグ中断期間に静岡県でキャンプを行い、ハードワークで鍛え直した。再開後は天皇杯3回戦で松本、リーグ前節で名古屋を下して勢いに乗っているのが好材料だ。
特にこの2試合では、5得点のすべてが柏木陽介のCKから生まれた。得点者はいずれも3バックの選手たちで、日本代表としてW杯を戦った遠藤航と槙野智章、ブラジル人のマウリシオと、チームで違いを生み出せる存在が誰かがハッキリとしている。
シーズン前半戦では不振に陥っていたマルティノスも、新たなポジションで躍動感を見せている。名古屋戦では59分間の出場にとどまったものの、その間にシュートを4本も放った。個人能力の高い選手だけに、ゴール前のチャンスに絡む形が確立されてきている点は、逆襲に向けて非常に前向きな要素だ。
【マイナス材料】
昨シーズンも7月に敵地で対戦し、その時には2-4で完敗した。西川周作も「ボコボコにやられた」と1年が経っても話すほどで、その印象はチームに強く残っている。
中断明けは公式戦2連勝を飾っているが、流れの中からの得点がゼロであることと、どちらの試合でも1失点していることは不安要素だ。特に攻撃面では、エースの興梠慎三に良い形でシュートチャンスが訪れる回数が少ないのが気がかり。前線は新加入のファブリシオが出場可能になる見込みだが、実戦での動きは未知数だ。
また、けが人の多さは暑さ+中3日の日程を考えれば不安要素だ。運動量勝負に持ち込まれる展開になれば分が悪いのは否めない。試合中のシステム変更などを駆使して、効率的なゲーム運びをできるかが戦況に大きな影響を与えそうだ。
文:totoONE編集部
【プラス材料】
W杯によるリーグ中断期間が約2ヶ月近くあったが、主力級の選手の流出がなかった。なかでも、一時は移籍が濃厚とも言われていた柿谷曜一朗が残留を決めたことは、チームにとって非常に大きい。
また、けがで離脱していた清武弘嗣とソウザがチームに復帰した点もプラス材料のひとつ。夏場の厳しい連戦を控えるなかで、選手層が厚みを増したことは評価に値する。
中断前のホームでのリーグ戦は5勝2分の無敗と安定した強さを誇ってきた。今節は浦和を迎え入れるが、サポーターの力強い声援が桜色のユニフォームをまとったイレブンを鼓舞し、浦和の選手たちをひるませる。
【マイナス材料】
残留を表明したエースの柿谷だが、11日に行われた天皇杯3回戦の金沢戦で負傷。18日のリーグ再開初戦となった清水戦ではベンチ外となっており、今節の出場も微妙なところだ。
清水戦では、1試合平均1.13失点と安定感のあった守備に乱れが生じた。序盤から試合のペースを握られると、終始ボールをまわされる苦しい展開に。11分に先制点を許すと、その後も勢いのままに2失点を喫して0-3と完封負け。早急な立て直しが求められるが、中3日の間にどれだけ修正を施せるのかは、疑問が残る。
攻撃面も、決して良い出来だったわけではない。チャンスは90分間でも数えるほどで、柿谷のポジションに入ったヤン・ドンヒョンも期待に応える活躍は見せられなかった。エースが欠場となれば、今節も攻撃のアイデアが不足する事態は避けられない。
文:totoONE編集部
■浦和レッズ 天皇杯3回戦の松本戦、リーグ前節の名古屋戦で勝利し連勝中
【プラス材料】
リーグ中断期間に静岡県でキャンプを行い、ハードワークで鍛え直した。再開後は天皇杯3回戦で松本、リーグ前節で名古屋を下して勢いに乗っているのが好材料だ。
特にこの2試合では、5得点のすべてが柏木陽介のCKから生まれた。得点者はいずれも3バックの選手たちで、日本代表としてW杯を戦った遠藤航と槙野智章、ブラジル人のマウリシオと、チームで違いを生み出せる存在が誰かがハッキリとしている。
シーズン前半戦では不振に陥っていたマルティノスも、新たなポジションで躍動感を見せている。名古屋戦では59分間の出場にとどまったものの、その間にシュートを4本も放った。個人能力の高い選手だけに、ゴール前のチャンスに絡む形が確立されてきている点は、逆襲に向けて非常に前向きな要素だ。
【マイナス材料】
昨シーズンも7月に敵地で対戦し、その時には2-4で完敗した。西川周作も「ボコボコにやられた」と1年が経っても話すほどで、その印象はチームに強く残っている。
中断明けは公式戦2連勝を飾っているが、流れの中からの得点がゼロであることと、どちらの試合でも1失点していることは不安要素だ。特に攻撃面では、エースの興梠慎三に良い形でシュートチャンスが訪れる回数が少ないのが気がかり。前線は新加入のファブリシオが出場可能になる見込みだが、実戦での動きは未知数だ。
また、けが人の多さは暑さ+中3日の日程を考えれば不安要素だ。運動量勝負に持ち込まれる展開になれば分が悪いのは否めない。試合中のシステム変更などを駆使して、効率的なゲーム運びをできるかが戦況に大きな影響を与えそうだ。
文:totoONE編集部
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