ランボルギーニ・アヴェンタドールSVJ、ニュル北コース量産車最速を更新
ランボルギーニが2018年夏に発売開始を予定している『ランボルギーニ・アヴェンタドールSVJ』がドイツ、ニュルブルクリンク北コース“ノルドシュライフェ”で6分44秒97を記録し、量産車の最速ラップレコードを更新した。
全長20.8kmのコースに170を超えるコーナーと約300mにも及ぶ高低差を有すことで“世界一過酷なコース”として知られるニュルブルクリンク北コースは、世界中の自動車メーカーが新車開発に活用しており、特にスポーツカーやスーパーカーといった車種の開発においては“聖地”とも呼ばれる場所だ。
そんなニュルの北コースでは毎年のように新たなラップレコードが生まれ、ランボルギーニも2015年に『アヴェンタドールSV』で7分を切るタイムをマークすると、翌2016年には『ウラカン ペルフォルマンテ』が6分52秒01という当時の量産車最速タイムを記録している。
今回、車内外のカメラやテレメトリを用いたVBOX-Racelogicの機器を用いてタイムとGPS認証を管理するRemakスタッフや、ピレリの技術者などの協力の下、量産車最速タイムの更新を目指すチャレンジが行なわれたアヴェンタドールSVJは、ボディに軽量素材を用いると同時にエンジンのパワーアップによって1.98kg/hpという並外れたパワーウエイトレシオとなった。
また、ランボルギーニが特許を持つアクティブ・エアロダイナミクス・システム“ALA 2.0”が盛り込まれている空力パッケージでは、同システムを最大限に活用させるため、開発段階で膨大な量のCFDシミュレーションが行なわれるとともに、アクティブ/パッシブ・ダイナミック・システムの全面的な変更も実施されたという。
■アヴェンタドールSVJの“J”はイオタを意味する
このほか、四輪駆動システムをはじめリヤホイールステイアリング、ESCなどが強化されたアヴェンタドールSVJは、オプション設定となるピレリPゼロ トロフェオ-Rタイヤを装着した状態で今回のアタックを迎えた。アタックドライバーにはランボルギーニワークスドライバーのマルコ・マペッリが抜擢されている。
晴天のなかで行なわれたタイム計測ではカモフラージュパターンを纏ったアヴェンタドールSVJが、かつて量産車最速マシンとして君臨したウラカン・ペルフォルマンテのタイムを約7秒短縮する6分44秒97をマークし、新たなラップレコード樹立してみせた。
「サーキットにフォーカスした車両の才能を示すランボルギーニの伝統に従って、イオタの“J”が『アヴェンタドールSVJ』の名前の末尾に備わっている」と語るのはアウトモビリ・ランボルギーニのステファノ・ドメニカリCEO。
「この新型車は、現在のベンチマークを超えたスーパースポーツカーを生み出す、ランボルギーニの技術の集結といえるものだ」
「8月に行われるアメリカ、カリフォルニアのモンテレー・カー・ウイークでの発表前にもかかわらず、ニュルブルクリンクのラップタイムレコードを保持したことは、最高のデザインエンジニアリングと革新的な技術を誇るランボルギーニの力量を証明しているといえるだろう」
「アヴェンタドールSVJはパフォーマンスの頂点を極めたスーパースポーツカーであると同時に、他の追随を許さない運転の喜びを保証する」
「ランボルギーニ」をもっと詳しく
「ランボルギーニ」のニュース
-
「遂にランボルギーニオーナーに!」 YouTuber・あま猫が納車報告 フェラーリ事故以来のオープンカーに興奮4月28日12時12分
-
GENROQ2024年6月号は4月25日発売!特集は「ランボルギーニ新時代」。4月25日15時46分
-
最新ランボルギーニを総力特集 旬の高級車&スポーツカーを紹介4月25日12時32分
-
ハイパーカー2台体制義務化の動き。ランボルギーニなど3メーカーはプログラム拡大の準備を進める4月25日6時50分
-
ランボルギーニ、26年ぶりにロゴマークを刷新。持続可能性の新戦略を示すシンプルなデザインに4月2日17時40分
-
カルダレッリ、ランボルギーニSC63の心強いIMSAデビューを語る。初陣での手応えは“予想以上”3月20日7時30分
-
『SC63』北米デビュー直前の衝撃! ランボルギーニMS責任者ジョルジオ・サンナが退職3月15日6時30分
-
濱口弘、盟友アンドレア・カルダレッリとともにランボルギーニ・ウラカンGT3エボ2でELMS参戦へ3月12日18時12分
-
ダントツの最高速/ゼッケン『12』の由来/18番手にも「満足」のランボルギーニSC63etc.【WECカタール水曜Topics】2月29日17時45分
-
男性がランボルギーニで農村に帰省も単独事故、その裏には感動の物語があった—中国メディア2月18日20時0分