フットサル日本代表、5カ月ぶりキャンプを完走 指揮官「出来がよく、満足」
サッカーキング2020年7月27日(月)18時17分
7月20日から茨城県内で行われていたフットサル日本代表候補のトレーニングキャンプは25日、全日程を終了した。
最終日のセッションは、30分近くをかけて各自がストレッチや軽いボール回しで入念にウォーミングアップを行った。その後に行われた4、5人一組でのロンドやキャンプ恒例のペラドンも、終始リラックスした雰囲気が伝わった。
日本代表でキャプテンを務めた経験もあり、2021年のFIFAフットサルワールドカップに向けた1年を自身のキャリアの集大成だと話すFP皆本晃(立川・府中アスレティックFC)は、新型コロナウイルスの影響がある中でトレーニングキャンプが行われたことに感謝の気持ちを示し「5カ月ぶりの活動となったので、まずはケガをせずにしっかりと合宿を終えることが大事だと思っていた。個人的にも年齢が年齢なので、ケアは慎重に行わないといけない。そういった部分を意識しながら、なおかついいトレーニングができたと思う」「5カ月ぶりにブルーノ監督の元に集まることができ、”楽しい雰囲気”と言ったら語弊があるかもしれないが、楽しんで活動ができた。ただ、大会(AFCフットサル選手権)までの期間も限られているので、緊張感も持った中で臨めたと思う」と感想を述べた。
また、2021年のFIFAフットサルW杯、その予選を兼ねて今年11月に開催が予定されているAFCフットサル選手権に向け最終局面を迎えている“ブルーノ・ジャパン”の強みを、「“コレクティブなチーム”という表現が正しいかは分からないが、戦術的にしっかりとオーガナイズされている。誰が出ても同じようなフットサルを体現できるように、ディフェンスもオフェンスもある程度決まった形があり、みんなでその練度を上げていくスタイル。僕の考えではあるが、今の日本人にとても合っている」「スピード感を持って全員で連動し、手数をかけずにシュートまでいってディフェンスから始める、というのが今の日本人の強み。(1月末の)スペイン遠征でも、自分たちのディフェンスがオーガナイズできているときはいい時間帯を持ち、いい試合運びができている部分があった。それを変わらずに続けていくことが、W杯で上位に進出していくためにとても大事なことだと感じている。このスタイルでしっかり結果を出して、正しい道を進んでいることを証明したい」と話した。
一方で世界を見据えて戦うことについてはまだまだ足りていない部分があると言う。
「自分たちがボールを保持した状態での攻撃は(世界の強豪である)スペインやブラジルと比べると、どうしても差があると感じている。それは短期間で解決できる問題ではなく、日本サッカー、日本フットサル全体の課題。U-18年代や、もしかしたらもっと下の年代から、フットサルに対しての本当の意味での駆け引き、個人戦術を鍛えていかないと、まだまだトップには追いつけないと改めて痛感している。僕は年齢が年齢で、(選手生活の)最終局面を迎えているので、できることは限られている。それでも自分がやってきたもので、世界とどこまで差を縮められるか」「日本代表は、選ばれるメンバーは変わっても、10何年もあるクラブのようなものだと思っている。歴史は積み重なっているので、自分たちの世代が日本代表をもう一歩前へ進めるという強い思いを持っている。その先は、次の世代がさらに前へ進めてくれる。そうなるための一つの道のりの中の一員だと思っているので、一つ階段を上げて次の世代へ渡したい」と今後の展望を語った。
2016年からチームを指揮するブルーノ・ガルシア監督は「この期間を総括すると、非常にポジティブなトレーニングを積み上げらた。5カ月ぶりに集まってのトレーニングでは、(活動休止前の)AFCフットサル選手権を目前に控えたスペイン遠征とフットサルパラグアイ代表との国際親善試合の感触を取り戻すことに取り組んだ。全体的にも、具体的にもチームの雰囲気やプレーモデル、詳細な戦術の局面、これまで準備してきたことを思い出し、これからのプランニングの感触を取り戻すことが実行できた。いいキャンプだった」と振り返った。
フットサル日本代表の国内合宿は、通常3日程度で行われるが、今回は6日間と長い期間で行われた。その中で特に意識したことや重点的に行ったこと、増やしたメニューなどについて聞かれると「大枠の感触やプレーモデルの体現レベルを取り戻すというテーマの中で、具体的には定位置攻撃や定位置守備、パワープレーや第2PKなどのセットプレー、退場の局面など全般的な事象に触れることに時間を活用した。日を追うごとに選手の反応や掘り下げるべきところが見えてきたので、それに触れていくことも考えた。必要な部分に力点を絞って、細かく確認をすることもあったが、全般的には広めに捉えながらディテールに踏み込んでいった。とても出来がよく、満足している」と話した。
フットサル日本代表は8月にもトレーニングキャンプを予定しており、11月に開催予定のAFCフットサル選手権に向け、活動を強化していく。
最終日のセッションは、30分近くをかけて各自がストレッチや軽いボール回しで入念にウォーミングアップを行った。その後に行われた4、5人一組でのロンドやキャンプ恒例のペラドンも、終始リラックスした雰囲気が伝わった。
日本代表でキャプテンを務めた経験もあり、2021年のFIFAフットサルワールドカップに向けた1年を自身のキャリアの集大成だと話すFP皆本晃(立川・府中アスレティックFC)は、新型コロナウイルスの影響がある中でトレーニングキャンプが行われたことに感謝の気持ちを示し「5カ月ぶりの活動となったので、まずはケガをせずにしっかりと合宿を終えることが大事だと思っていた。個人的にも年齢が年齢なので、ケアは慎重に行わないといけない。そういった部分を意識しながら、なおかついいトレーニングができたと思う」「5カ月ぶりにブルーノ監督の元に集まることができ、”楽しい雰囲気”と言ったら語弊があるかもしれないが、楽しんで活動ができた。ただ、大会(AFCフットサル選手権)までの期間も限られているので、緊張感も持った中で臨めたと思う」と感想を述べた。
また、2021年のFIFAフットサルW杯、その予選を兼ねて今年11月に開催が予定されているAFCフットサル選手権に向け最終局面を迎えている“ブルーノ・ジャパン”の強みを、「“コレクティブなチーム”という表現が正しいかは分からないが、戦術的にしっかりとオーガナイズされている。誰が出ても同じようなフットサルを体現できるように、ディフェンスもオフェンスもある程度決まった形があり、みんなでその練度を上げていくスタイル。僕の考えではあるが、今の日本人にとても合っている」「スピード感を持って全員で連動し、手数をかけずにシュートまでいってディフェンスから始める、というのが今の日本人の強み。(1月末の)スペイン遠征でも、自分たちのディフェンスがオーガナイズできているときはいい時間帯を持ち、いい試合運びができている部分があった。それを変わらずに続けていくことが、W杯で上位に進出していくためにとても大事なことだと感じている。このスタイルでしっかり結果を出して、正しい道を進んでいることを証明したい」と話した。
一方で世界を見据えて戦うことについてはまだまだ足りていない部分があると言う。
「自分たちがボールを保持した状態での攻撃は(世界の強豪である)スペインやブラジルと比べると、どうしても差があると感じている。それは短期間で解決できる問題ではなく、日本サッカー、日本フットサル全体の課題。U-18年代や、もしかしたらもっと下の年代から、フットサルに対しての本当の意味での駆け引き、個人戦術を鍛えていかないと、まだまだトップには追いつけないと改めて痛感している。僕は年齢が年齢で、(選手生活の)最終局面を迎えているので、できることは限られている。それでも自分がやってきたもので、世界とどこまで差を縮められるか」「日本代表は、選ばれるメンバーは変わっても、10何年もあるクラブのようなものだと思っている。歴史は積み重なっているので、自分たちの世代が日本代表をもう一歩前へ進めるという強い思いを持っている。その先は、次の世代がさらに前へ進めてくれる。そうなるための一つの道のりの中の一員だと思っているので、一つ階段を上げて次の世代へ渡したい」と今後の展望を語った。
2016年からチームを指揮するブルーノ・ガルシア監督は「この期間を総括すると、非常にポジティブなトレーニングを積み上げらた。5カ月ぶりに集まってのトレーニングでは、(活動休止前の)AFCフットサル選手権を目前に控えたスペイン遠征とフットサルパラグアイ代表との国際親善試合の感触を取り戻すことに取り組んだ。全体的にも、具体的にもチームの雰囲気やプレーモデル、詳細な戦術の局面、これまで準備してきたことを思い出し、これからのプランニングの感触を取り戻すことが実行できた。いいキャンプだった」と振り返った。
フットサル日本代表の国内合宿は、通常3日程度で行われるが、今回は6日間と長い期間で行われた。その中で特に意識したことや重点的に行ったこと、増やしたメニューなどについて聞かれると「大枠の感触やプレーモデルの体現レベルを取り戻すというテーマの中で、具体的には定位置攻撃や定位置守備、パワープレーや第2PKなどのセットプレー、退場の局面など全般的な事象に触れることに時間を活用した。日を追うごとに選手の反応や掘り下げるべきところが見えてきたので、それに触れていくことも考えた。必要な部分に力点を絞って、細かく確認をすることもあったが、全般的には広めに捉えながらディテールに踏み込んでいった。とても出来がよく、満足している」と話した。
フットサル日本代表は8月にもトレーニングキャンプを予定しており、11月に開催予定のAFCフットサル選手権に向け、活動を強化していく。
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