アストンマーティンがダブル入賞でランキング3位を守る「マシンの改良が効果的だった」とアロンソ/F1第13戦
2023年F1ベルギーGP決勝で、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは5位、ランス・ストロールは9位で、2台揃ってポイントを獲得した。現在コンストラクターズ選手権3位のアストンマーティンは、4位のフェラーリとの差が減少しつつあるものの、ダブル入賞によって、5ポイント差で3位の座を守った。
■フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ1チーム)
決勝=5位(44周/44周)
9番グリッド/タイヤ:ミディアム→ミディアム→ソフト
スタートでは運にも恵まれて、オー・ルージュでいくつかポジションを上げたが、その位置を第1スティントの終わりまで維持できるかどうかが心配だった。けれども、マシンは速くて、メルセデスの1台とマクラーレンの1台を抑えることができたし、上位の集団にとどまることができた。
マシンのフィーリングは最高で、自信を持ってドライブできた。スパは高い空力効率が求められるサーキットだから、イギリスGPを終えた段階では、ここでのパフォーマンスについてもやや不安があった。しかし、マシンの特性を変えるためにチームが加えた改良が、とても効果的だった。
ここまで信じられないようなシーズン前半戦を過ごしてきた。チームはコンストラクターズ選手権で3位、僕もドライバーズ選手権で3番手だからね。開幕前の時点では、こんな成績をあげられるなんて想像もできなかった。
今日はチーム全体が文句なしの仕事をした。夏休みの間に僕ら自身のバッテリーを充電して、休み明けにはさらに強くなって戻ってくるよ。
■ランス・ストロール(アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ1チーム)
決勝=9位(44周/44周)
10番グリッド/タイヤ:ミディアム→ソフト
この週末の終わりに2ポイントを獲得できて良かった。ここは僕らにとって、あまり得意とは言えないサーキットだからね。最初のミディアムタイヤでのスティントを長くしようと決めたのは、レーダーの画面を見る限り、雨が来る可能性はあると考えたからだ。実際、コースの一部では雨が降ったけど、インターミディエイトを必要とせずに走れるレベルだったので、ピットに入ってソフトに履き替えた。あれはちょっとしたギャンブルだった。もしあの時点で雨がもっと強くなっていれば、(周囲より)ピットストップを1回少なくできたかもしれない。
振り返って考えてみると、2ストップの方がベターな戦略だったようだ。レース終盤はソフトタイヤのマネージメントがすべてになり、エステバン(・オコン)が迫ってきた時には、もうポジションを守れるほどのグリップは残っていなかった。
僕自身のシーズン前半戦は、序盤の浮き沈みが激しかった。後半戦に向けて、いくつか課題があるのは分かっている。とはいえ、昨年と比べれば大きく進歩したのは確かで、チームにもさらに上を目指してプッシュし続けようという意欲があるのは間違いない。
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