【鹿島vs清水プレビュー】鹿島は犬飼&町田の両CBの出来がカギ…清水は4年ぶり3連勝の勢いで鬼門突破へ
サッカーキング2018年8月3日(金)19時3分
鹿島は今節も、犬飼智也(左)と町田浩樹(右)がセンターバックのコンビを組むだろう [写真]=J.LEAGUE
■鹿島アントラーズ 両サイドバックの好調ぶりを得点につなげたい
【プラス材料】
ホームのFC東京戦では、リーグ戦再開後、5試合目にして初黒星を喫した。安西幸輝の技ありの得点で先制しながらも、その後の2失点で逆転負け。それまでゴールを量産していた攻撃陣は鳴りを潜めた。
ホーム清水戦に向けて、強調できるプラス材料は見当たらない。その中で掘り下げるとするならば、両サイドバックの好調さだろう。安西はダイナモと言われるほどの運動量で、左サイドを上下する。さらにラストパスのクロス、仕掛けも充実の一途だ。右サイドバックの西大伍も、前線ではスイッチを入れるパスを送り出す。過密日程に酷暑が重なり、体力的には辛い夏休み戦線。好調の両サイドからゴールへ、勝利へつなげたい。
【マイナス材料】
特に、ディフェンスラインの連係構築は難しい。だが、FC東京戦を振り返ると、中断前からセンターバック2人が入れ替わった影響が出た試合となった。2失点はともに相手フォワードをつぶしきれずに、ゴールネットを揺らされた。左足首を負傷した昌子源が欠場。植田直通もベルギー1部セルクル・ブルージュへの移籍を果たした。現在は犬飼智也、町田浩樹が務めているが、安定感が重要視されるセンターバックが、シーズン中に2人も変わる影響は大きいと言わざるを得ない。
ただ、現状を変えることはできず、2人に踏ん張ってもらうしかない。要所で厳しい守備、プロの判断を見せられるか。連敗を避けるためにも、センターバックがカギを握る試合となる。
文:totoONE編集部
■清水エスパルス 守備の課題が改善され、穴が感じられないチームに
【プラス材料】
J1での3連勝は4年ぶり、ホーム4連勝は5年ぶりと近年にない好調ぶりを見せている。リーグ再開後は3試合でわずか1失点と守備が非常に安定し、前節・鳥栖戦ではチャンスを作りながら2点目を決められなかったが、危なげなく守り切って今季初の1-0。選手たちが最後まで非常に冷静にプレーし続けた戦いぶりに、最近の安定感や自信が見てとれた。
攻撃陣では、新加入のドウグラスがグングンとコンディションを上げてきており、2試合連続で決勝ゴールを決めるなど結果も上々。得点シーン以外でも頼もしいプレーを見せ、早くも補強効果が存分に表れている。その他の出場選手たちも全員が好パフォーマンスを見せており、守備の課題であったクロス対応も改善され、あまり穴が感じられないチームとなってきている。
【マイナス材料】
クリスランは今節で復帰する可能性もあるが、彼と鄭大世が負傷離脱していることは、決定力という面ではマイナス要素と言える。キャプテンの竹内涼も、まだ復帰の目途が立っていない。現時点ではその他に戦力的なマイナス要素は見当たらないが、勝っていると気の緩みが出やすい傾向のあるチームなので、そこは少し気になるところだ。
またカシマスタジアムでの通算成績は、7勝3分13敗(勝率0.304)、得点22、失点39。清水にとっては鬼門のひとつになっており、昨年も0-2で完敗している。元々ホームで強い試合巧者の鹿島と比べると、経験値という面では見劣りすることが否めない。その相手をどう倒すかという試合運びの意味では、メンタル面も含めて不安要素は残ると言えるだろう。
文:totoONE編集部
【プラス材料】
ホームのFC東京戦では、リーグ戦再開後、5試合目にして初黒星を喫した。安西幸輝の技ありの得点で先制しながらも、その後の2失点で逆転負け。それまでゴールを量産していた攻撃陣は鳴りを潜めた。
ホーム清水戦に向けて、強調できるプラス材料は見当たらない。その中で掘り下げるとするならば、両サイドバックの好調さだろう。安西はダイナモと言われるほどの運動量で、左サイドを上下する。さらにラストパスのクロス、仕掛けも充実の一途だ。右サイドバックの西大伍も、前線ではスイッチを入れるパスを送り出す。過密日程に酷暑が重なり、体力的には辛い夏休み戦線。好調の両サイドからゴールへ、勝利へつなげたい。
【マイナス材料】
特に、ディフェンスラインの連係構築は難しい。だが、FC東京戦を振り返ると、中断前からセンターバック2人が入れ替わった影響が出た試合となった。2失点はともに相手フォワードをつぶしきれずに、ゴールネットを揺らされた。左足首を負傷した昌子源が欠場。植田直通もベルギー1部セルクル・ブルージュへの移籍を果たした。現在は犬飼智也、町田浩樹が務めているが、安定感が重要視されるセンターバックが、シーズン中に2人も変わる影響は大きいと言わざるを得ない。
ただ、現状を変えることはできず、2人に踏ん張ってもらうしかない。要所で厳しい守備、プロの判断を見せられるか。連敗を避けるためにも、センターバックがカギを握る試合となる。
文:totoONE編集部
■清水エスパルス 守備の課題が改善され、穴が感じられないチームに
【プラス材料】
J1での3連勝は4年ぶり、ホーム4連勝は5年ぶりと近年にない好調ぶりを見せている。リーグ再開後は3試合でわずか1失点と守備が非常に安定し、前節・鳥栖戦ではチャンスを作りながら2点目を決められなかったが、危なげなく守り切って今季初の1-0。選手たちが最後まで非常に冷静にプレーし続けた戦いぶりに、最近の安定感や自信が見てとれた。
攻撃陣では、新加入のドウグラスがグングンとコンディションを上げてきており、2試合連続で決勝ゴールを決めるなど結果も上々。得点シーン以外でも頼もしいプレーを見せ、早くも補強効果が存分に表れている。その他の出場選手たちも全員が好パフォーマンスを見せており、守備の課題であったクロス対応も改善され、あまり穴が感じられないチームとなってきている。
【マイナス材料】
クリスランは今節で復帰する可能性もあるが、彼と鄭大世が負傷離脱していることは、決定力という面ではマイナス要素と言える。キャプテンの竹内涼も、まだ復帰の目途が立っていない。現時点ではその他に戦力的なマイナス要素は見当たらないが、勝っていると気の緩みが出やすい傾向のあるチームなので、そこは少し気になるところだ。
またカシマスタジアムでの通算成績は、7勝3分13敗(勝率0.304)、得点22、失点39。清水にとっては鬼門のひとつになっており、昨年も0-2で完敗している。元々ホームで強い試合巧者の鹿島と比べると、経験値という面では見劣りすることが否めない。その相手をどう倒すかという試合運びの意味では、メンタル面も含めて不安要素は残ると言えるだろう。
文:totoONE編集部
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