リン・ジャービス「非常に惜しまれるものとなる。残りを楽しみ最終戦で感謝の気持ちを伝えたい」とロッシ引退にコメント
8月5日、ロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦しているバレンティーノ・ロッシが記者会見を開き、2021年シーズン限りでMotoGPから現役引退することを発表。この引退発表にあたり、ヤマハ・モーター・レーシングのマネージングダイレクターを務めるリン・ジャービスもコメントを送った。
MotoGPクラスに参戦しているロッシは2011〜2012年を除き、2004年から2021年までの16年間をヤマハで過ごしている。そして、ヤマハで142回の表彰台、56回の優勝を獲得。2004年、2005年、2008年、2009年と4度のMotoGPチャンピオンを獲得した。
リン・ジャービスは、2003年のシーズンオフにロッシがヤマハに移籍することを発表した当初からヤマハでマネージングダイレクターを務めている。
ヤマハのファクトリーチームでは15年間をともに過ごしたが、ホンダ、ドゥカティ、今季はヤマハのサテライトチームであるペトロナス・ヤマハSRTでの活躍も間近で見ている人物だ。
「まず、ヤマハ・モーター・レーシングを代表して、これまでの特別なパートナーシップに心から感謝する」と語るとロッシの功績を振り返る。
「ロッシが16年間にわたりヤマハのライダーとして活躍してくれたおかげで、私たちは伝説的なグランプリの時代にキープレーヤーであり続けることができた」
「ヤマハとロッシのパートナーシップは、まるでおとぎ話のように始まった。ロッシは、ヤマハで最初のレースとなった2004年のウェルコムで、見事な優勝を成し遂げた。それは、ヤマハのMotoGPレースプログラムを一変させ、チャレンジ精神を取り戻して再びMotoGP世界チャンピオンになるための自信を与えてくれた」
「こうして2004年から現在までに264戦に出場して56勝をあげ、2位を46回、3位を40回獲得し、2004年、2005年、2008年、2009年と4度のMotoGP世界選手権のチャンピオンを獲得している」
「ロッシは生ける伝説であり、その成功と才能は、ヤマハのレース史に多大な貢献をした。また困難な時には、彼のポジティブな考え方が周囲を後押しし、良い結果を得るための努力の源となったが、これもロッシのMotoGPに対する強い情熱があったからこそだ」
「ロッシの輝かしいグランプリでのキャリアに終わりが来ることは、誰もがわかっていた。ロッシの比類なきスキルとカリスマ性は、ファン、メディア、MotoGPパドック、そしてヤマハのスタッフ全員から非常に惜しまれるものとなるだろう」
「2021年の残りのグランプリで、ロッシの走りを堪能できる機会はあと9回ある。その意味で、これから開催されるレースでファンが戻って来てくれるとすれば非常にうれしいことだ。残りのレースを楽しみ、11月のバレンシアGPではロッシに感謝の気持ちを伝えたいと思う」
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