【清水vs川崎プレビュー】清水はドウグラス&北川を起点に好機を窺う…サイド攻撃に警戒する川崎は登里が先発の見込み
サッカーキング2018年8月10日(金)19時2分
川崎の左SBには登里享平が起用される見込み。サイドをめぐる攻防戦の鍵を握る [写真]=J.LEAGUE
■清水エスパルス 鹿島に善戦したことで「戦い方」に自信
【プラス材料】
前節・鹿島戦ではリーグ再開後の初黒星を喫したが、内容的にも強豪クラブに対してやりたい形で試合を進めることができ、シュートがポストに2回当たるなど決定機の数でも上回った。守備でも、失点シーン以外で鹿島に決定機が訪れたのは清水側の不用意なミスによる1回だけで、「選手たちは自信を失っていない」とヤン・ヨンソン監督。自分たちの「戦い方は間違っていない」(白崎凌兵)という信念はより強くなっている。
けがで離脱していたクリスランも復帰して、6日の練習試合では90分間フル出場。得点はなかったが惜しい場面もあった。またそれ以上に2トップのドウグラスと北川航也のコンディションが良く、カウンター攻撃では少人数で点を取る力もある。良い形で川崎からボールを奪うことができれば、ゴールを奪える可能性は広がってくる。
【マイナス材料】
前節・鹿島戦では、後半アディショナルタイムにセットプレーから失点(再開後初めて)して0-1で敗退。勝負強さという面では、まだ鹿島に及ばなかった。昨年の最終節に大逆転で初のリーグ制覇を成し遂げた川崎も、ノンタイトル時代よりも格段に試合巧者になっているはず。そこは清水にとって不利な要素となるだろう。決定力という面も、清水はアタリの日とハズレの日の差が大きく、それも予想しづらい要素のひとつだ。
また、清水は4-4-2のコンパクトな守備ブロックを作って手堅く守るのが持ち味だが、川崎はそのブロックを崩すことに国内でもっとも長けているチーム。流動的な動きやコンビネーション、スルーパスなどで守備組織に揺さぶりをかけてくる相手をいかに食い止めるかという部分は、不安要素であると同時に楽しみな部分でもある。
文:totoONE編集部
■川崎フロンターレ 酷暑のなかでの戦いにセットプレーも生かしたい
【プラス材料】
リーグ前節は完勝と言える試合運びで、横浜FMとの“神奈川ダービー”を制した。特筆すべきは、得点シーンだろう。ボールを保持しながら、選手が個々の判断で距離感を変えながら、流動的なポジショニングを取り、タイミングを見計らった新人・守田英正が攻撃のスイッチを入れるスルーパスを配給。その瞬間には、家長昭博が縦のスプリントをかけて抜け出しており、相手守備陣を置き去り。そしてフィニッシャーである小林悠が仕留める、完璧な崩しを見せた。後半の追加点も、細かいパスワークから、テンポアップを行って攻略した。
清水も4バックを敷いている相手。前節同様に、丁寧にボールを動かすことで、組織的な守備ブロックの隙間を見つけ出して攻略といきたい。チームとしての崩しのイメージを共有し、したたかな試合運びで連勝を目指す。
【マイナス材料】
前節は、車屋紳太郎と谷口彰悟のセンターバックコンビによる最終ラインで完封。今節も最終ラインの顔ぶれは変わらず、左SBは登里享平が務める見込みだ。清水戦で気をつけるべきは、サイド攻撃とクロス対応になる。サイドの攻防で主導権を与えないこと、そしてゴール前ではドウグラスとのエアバトルで後手を踏まないように、コンパクトな陣形で対応したい。
攻撃面ではセットプレーからの得点が湿りがちなのは、気になるところ。さかのぼると、第15節・清水戦で中村憲剛が直接FKを決めて以来、セットプレーでの得点が生まれていない。夏場の戦いで試合を優位に進めるためにも、セットプレーも得点源にしていきたいところだ。敵地だが勝利で勝ち点3を積み重ねたい。
文:いしかわごう
【プラス材料】
前節・鹿島戦ではリーグ再開後の初黒星を喫したが、内容的にも強豪クラブに対してやりたい形で試合を進めることができ、シュートがポストに2回当たるなど決定機の数でも上回った。守備でも、失点シーン以外で鹿島に決定機が訪れたのは清水側の不用意なミスによる1回だけで、「選手たちは自信を失っていない」とヤン・ヨンソン監督。自分たちの「戦い方は間違っていない」(白崎凌兵)という信念はより強くなっている。
けがで離脱していたクリスランも復帰して、6日の練習試合では90分間フル出場。得点はなかったが惜しい場面もあった。またそれ以上に2トップのドウグラスと北川航也のコンディションが良く、カウンター攻撃では少人数で点を取る力もある。良い形で川崎からボールを奪うことができれば、ゴールを奪える可能性は広がってくる。
【マイナス材料】
前節・鹿島戦では、後半アディショナルタイムにセットプレーから失点(再開後初めて)して0-1で敗退。勝負強さという面では、まだ鹿島に及ばなかった。昨年の最終節に大逆転で初のリーグ制覇を成し遂げた川崎も、ノンタイトル時代よりも格段に試合巧者になっているはず。そこは清水にとって不利な要素となるだろう。決定力という面も、清水はアタリの日とハズレの日の差が大きく、それも予想しづらい要素のひとつだ。
また、清水は4-4-2のコンパクトな守備ブロックを作って手堅く守るのが持ち味だが、川崎はそのブロックを崩すことに国内でもっとも長けているチーム。流動的な動きやコンビネーション、スルーパスなどで守備組織に揺さぶりをかけてくる相手をいかに食い止めるかという部分は、不安要素であると同時に楽しみな部分でもある。
文:totoONE編集部
■川崎フロンターレ 酷暑のなかでの戦いにセットプレーも生かしたい
【プラス材料】
リーグ前節は完勝と言える試合運びで、横浜FMとの“神奈川ダービー”を制した。特筆すべきは、得点シーンだろう。ボールを保持しながら、選手が個々の判断で距離感を変えながら、流動的なポジショニングを取り、タイミングを見計らった新人・守田英正が攻撃のスイッチを入れるスルーパスを配給。その瞬間には、家長昭博が縦のスプリントをかけて抜け出しており、相手守備陣を置き去り。そしてフィニッシャーである小林悠が仕留める、完璧な崩しを見せた。後半の追加点も、細かいパスワークから、テンポアップを行って攻略した。
清水も4バックを敷いている相手。前節同様に、丁寧にボールを動かすことで、組織的な守備ブロックの隙間を見つけ出して攻略といきたい。チームとしての崩しのイメージを共有し、したたかな試合運びで連勝を目指す。
【マイナス材料】
前節は、車屋紳太郎と谷口彰悟のセンターバックコンビによる最終ラインで完封。今節も最終ラインの顔ぶれは変わらず、左SBは登里享平が務める見込みだ。清水戦で気をつけるべきは、サイド攻撃とクロス対応になる。サイドの攻防で主導権を与えないこと、そしてゴール前ではドウグラスとのエアバトルで後手を踏まないように、コンパクトな陣形で対応したい。
攻撃面ではセットプレーからの得点が湿りがちなのは、気になるところ。さかのぼると、第15節・清水戦で中村憲剛が直接FKを決めて以来、セットプレーでの得点が生まれていない。夏場の戦いで試合を優位に進めるためにも、セットプレーも得点源にしていきたいところだ。敵地だが勝利で勝ち点3を積み重ねたい。
文:いしかわごう
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