井上尚弥vsタパレスの交渉は秒読み段階へ! フィリピン紙が“空前絶後の規模”での開催を予測「東京ドームが狙いだ」
4本のベルトをかけたメガマッチ実現が有力視される井上(左)とタパレス(右)。注目度は日増しに高まっている。(C)Getty Images
歴史的な一戦の正式発表が秒読み段階に入った様子だ。現地8月11日、フィリピンの日刊紙『The Daily Tribune』は、WBC&WBO世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(大橋)とWBA&IBF同級王者マーロン・タパレス(フィリピン)の陣営が、12月の対戦に向けた交渉を行なったとすっぱ抜いた。
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先月25日に東京・有明アリーナで行われたスティーブン・フルトン(米国)戦を8回TKOで終えた井上は、新階級での初陣で2本のベルトを獲得。試合終了まもなく興奮冷めやらぬリング上で、観戦に訪れていたタパレスを呼び出して「今年中にこのベルトをかけて戦いましょう!」とコメント。史上2人目となる2階級での4団体統一を打ち出した。
井上の挑戦状にタパレスも「自分自身がチャンピオンであると証明したい」と呼応。対戦が有力視されていたなかで、両陣営はマッチメイクに向けた話し合いを本格化させている。「どちらの食欲をそそる大金が絡んでいる」と伝えた『The Daily Tribune』によれば、井上が契約する米興行大手『Top Rank』と、タパレスの契約する米興行『MP Promotion』の関係者は来週中にもラスベガスで交渉を行うという。
さらに同紙は「具体的な内容は何も決まっていない」としながらも「すでにギボンズ氏(MP PromotionのCEO)は試合開催時期が12月になると発言しており、舞台は最大で5万5000人が収容できる東京ドームが狙われている」と指摘。日本人ファイターとしては空前絶後の規模になる可能性を論じた。
井上との対戦に向けてはタパレスも沸々と闘志を燃やしている。フィリピンの日刊紙『Phil Star』の取材に応じた31歳は、「俺は勝つために戦うだけ」と宣言。そして「どちらかが倒れれば、勝負が長く続くことはない。4団体統一王者になるのは夢でもある。このチャンスは絶対に無駄にはしない」と勝利を誓っている。
一連の情報がたしかであれば、今年12月に日本で行われる可能性が高まっている井上とタパレスの一戦。世界中が熱視線を向けるであろう戦いはいかなる決着を見るだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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