【福岡vsC大阪プレビュー】前回対戦は2-2の引き分け…しばらく勝利から遠ざかっている福岡とC大阪が激突
サッカーキング2021年8月14日(土)16時29分
[写真]=J.LEAGUE、Photoraid
■アビスパ福岡 堅守の復活まであと一歩。課題を克服して白星つかめるか
【プラス材料】
リーグ戦5連敗と勝ちきれなかったが、前節はサンフレッチェ広島を相手に土壇場で同点に追いつき、ようやく連敗を止めた。同点弾を放ったMF前寛之は「今後の自分たちの結果次第で、この勝ち点1の意味を変えられる」と話した。J1昇格を決めた昨季も、引き分けを契機に12連勝と勢いに乗り、17位から一気に首位と勝ち点で並ぶ2位まで浮上した成功体験がある。それだけに、前の言葉はセレッソ大阪に勝つことの重要性を語っている。
対するC大阪もリーグ戦10試合未勝利。勝ち点3を欲している点では両者譲らない。守備の堅さをベースとするアビスパ福岡は、広島戦で持ち味の球際の激しさや前線からのプレッシングを表現できた点に、好転の兆しが見えたか。
新加入のMF中村駿も、加入後初先発ながら高いパフォーマンスを見せた。
【マイナス材料】
連敗を止めたとはいえ、堅守を取り戻したと言うには少し物足りなかった。長谷部茂利監督は「ボールホルダーに対しての個人の対応、グループとしての対応に時々ズレがあった」と課題を話した。各状況下でのポジショニングやプレッシャーのタイミングなど、さらに強度を高め、修正して臨めるか。
広島戦では62分にDF志知孝明が退場処分となり、今節は出場できない。代わって出場が予想されるDF湯澤聖人あるいはDF輪湖直樹は問題なく左サイドバックを務めそうだが、ストロングポイントとなる右サイドバックのDFエミル・サロモンソンの攻撃参加を増やすことも課題のひとつ。ボランチの中村は「(広島戦は)DFから前線へ直接パスが出ることが多かったので、自分の位置でDFからボールを引き出せれば、もっと3人目の動きが出てくる」と話す。
文:新甫條利子
■セレッソ大阪 11試合ぶりの勝ち点3獲得へ。あとはストライカーが点を取るだけ
【プラス材料】
2試合前の天皇杯3回戦のアルビレックス新潟戦で負傷交代したMF清武弘嗣は大事に至らず、前節のベガルタ仙台戦にも先発出場。代えの効かない大黒柱を失わずに済んだのは大きい。
その仙台戦は優勢に試合を運んだものの、スコアレスドローに終わった。東京五輪参加から復帰したセンターバックのDF瀬古歩夢が堅守に貢献。実に10試合ぶりのクリーンシートを達成している。仙台戦を累積警告で欠場した右サイドバックのDF松田陸も復帰する今節、久しぶりにベストメンバーが揃う守備陣の存在は心強い。
J1におけるアビスパ福岡戦は11勝2分4敗と、抜群の相性を誇っている。今回もしっかりと勝ちきりたい。
【マイナス材料】
現在、リーグ戦10試合未勝利(7分3敗)。完全に勝利に見放されてしまっている。
攻守両面で課題は多くあるが、攻撃陣、特にFWにゴールが少ないのが一因だろう。FW大久保嘉人はリーグ戦17試合ゴールなし、期待の得点源であるFWアダム・タガートもリーグ戦4試合出場でノーゴールといまだ期待に応えられていない。メンバーを変えながら試行錯誤しているが、今節こそ復調の糸口をつかみたい。
パスの精度を欠いたり、コントロールをミスしたり、ややミスが目につくのも気がかりな点だ。過酷な夏場の戦いで疲労が影響しているのは間違いないが、高い集中力をもって90分間を戦いきれるか。11試合ぶりの白星に向けて、そこをクリアすることは最低条件となる。
文:totoONE編集部
【プラス材料】
リーグ戦5連敗と勝ちきれなかったが、前節はサンフレッチェ広島を相手に土壇場で同点に追いつき、ようやく連敗を止めた。同点弾を放ったMF前寛之は「今後の自分たちの結果次第で、この勝ち点1の意味を変えられる」と話した。J1昇格を決めた昨季も、引き分けを契機に12連勝と勢いに乗り、17位から一気に首位と勝ち点で並ぶ2位まで浮上した成功体験がある。それだけに、前の言葉はセレッソ大阪に勝つことの重要性を語っている。
対するC大阪もリーグ戦10試合未勝利。勝ち点3を欲している点では両者譲らない。守備の堅さをベースとするアビスパ福岡は、広島戦で持ち味の球際の激しさや前線からのプレッシングを表現できた点に、好転の兆しが見えたか。
新加入のMF中村駿も、加入後初先発ながら高いパフォーマンスを見せた。
【マイナス材料】
連敗を止めたとはいえ、堅守を取り戻したと言うには少し物足りなかった。長谷部茂利監督は「ボールホルダーに対しての個人の対応、グループとしての対応に時々ズレがあった」と課題を話した。各状況下でのポジショニングやプレッシャーのタイミングなど、さらに強度を高め、修正して臨めるか。
広島戦では62分にDF志知孝明が退場処分となり、今節は出場できない。代わって出場が予想されるDF湯澤聖人あるいはDF輪湖直樹は問題なく左サイドバックを務めそうだが、ストロングポイントとなる右サイドバックのDFエミル・サロモンソンの攻撃参加を増やすことも課題のひとつ。ボランチの中村は「(広島戦は)DFから前線へ直接パスが出ることが多かったので、自分の位置でDFからボールを引き出せれば、もっと3人目の動きが出てくる」と話す。
文:新甫條利子
■セレッソ大阪 11試合ぶりの勝ち点3獲得へ。あとはストライカーが点を取るだけ
【プラス材料】
2試合前の天皇杯3回戦のアルビレックス新潟戦で負傷交代したMF清武弘嗣は大事に至らず、前節のベガルタ仙台戦にも先発出場。代えの効かない大黒柱を失わずに済んだのは大きい。
その仙台戦は優勢に試合を運んだものの、スコアレスドローに終わった。東京五輪参加から復帰したセンターバックのDF瀬古歩夢が堅守に貢献。実に10試合ぶりのクリーンシートを達成している。仙台戦を累積警告で欠場した右サイドバックのDF松田陸も復帰する今節、久しぶりにベストメンバーが揃う守備陣の存在は心強い。
J1におけるアビスパ福岡戦は11勝2分4敗と、抜群の相性を誇っている。今回もしっかりと勝ちきりたい。
【マイナス材料】
現在、リーグ戦10試合未勝利(7分3敗)。完全に勝利に見放されてしまっている。
攻守両面で課題は多くあるが、攻撃陣、特にFWにゴールが少ないのが一因だろう。FW大久保嘉人はリーグ戦17試合ゴールなし、期待の得点源であるFWアダム・タガートもリーグ戦4試合出場でノーゴールといまだ期待に応えられていない。メンバーを変えながら試行錯誤しているが、今節こそ復調の糸口をつかみたい。
パスの精度を欠いたり、コントロールをミスしたり、ややミスが目につくのも気がかりな点だ。過酷な夏場の戦いで疲労が影響しているのは間違いないが、高い集中力をもって90分間を戦いきれるか。11試合ぶりの白星に向けて、そこをクリアすることは最低条件となる。
文:totoONE編集部
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